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【No.3450】ワールドクラスサッカー 戦術の軌跡 西部謙司:著 

2020-12-21 18:09:53 | サッカー本








1:タイトル ワールドクラスサッカー戦術の軌跡
 
2:サブタイトル
 
3:筆者 西部謙司
 
4:発行 大和書房
 
5:サイズ 18.5cm
 
6:説明(目次)
はじめに
 
Chapter1 ブラジル 王国は一日にして成らず
 1970 W杯史上初の完全優勝・・・ブラジル流4-3-3でつかんだ栄光
  南米のライバル対決 /モダンなシステム /広角なスペースを作ったトスタン /王様ペレの独壇場/
  爆走するジャイルジーニョ /パスの出し手と受け手の補完性 /最強ブラジルの機能性と弱点
 1982 テレ・サンターナの最高傑作・・・中盤の名手たちを共演させての敗退
  フッチボウル・アルテの復権 /超攻撃的な4-4-2 /左右非対称のバランス /バイタルエリアへの長駆/
  ジーコのスルーパス /なぜ、❝黄金の5人❞は敗れたのか
 1994 プラグマティズムの世界制覇・・・攻守のバランスを重視した ❝負けないサッカー❞
  攻撃サッカーの激突 /4バック+2ボランチの共通ベース /可変式のディフェンスライン/
  鉄壁の守備と2トップの破壊力 /正確なパス&ムーブ /伝家のFK
 1998 ザガロが目指した王道のスタイル・・・ブラジル本来の攻撃的チームへの回帰
  より攻撃的に /オーソドックな4-4-2 /ダイレクトプレーの威力 /堅守速攻モードへのシフト/
  フィジカルエリートの台頭
 2002 3Rとペンタ・カンペオン・・・堅守をベースにインスピレーションを注入
  カーンを破ったロナウド /流動的なポジショニング /個人能力なポジショニング /個人能力を発揮させた戦術/
  パッチワークのディフェンス
 
Chapter2 アルゼンチン エンガチェへの揺るがぬ信頼
 1978 メノッティのイメージチェンジ・・・技術を生かした❝突っかける力❞で初制覇
  ストライカーを中盤で起用 /ドリブル突破でのチャンスメイク /押された攻撃的4-3-3/
  スモールサッカー /背番号10のヒーロー
 1986 マラドーナの絶頂・・・守備型へのシフトも攻撃性は消えず
  戦術はマラドーナ /ウイング不要のフォーメーション /伝説となった2ゴール /結果的に絶妙だったバランス
 2006 失われたミスティカを求めて・・・トップ下の才能をさらに発揮させる新編成
  ペケルマン・ボーイズの挑戦 /リケルメの起用法 /サイド対決を制する配置 /隠しエンガチェ/
  アルゼンチンの❝逃げ切れない❞伝統
 
Chapter3 イタリア カルチョが秘める堅守速攻の脅威
 1970 カテナチオ独特の美学・・・最少失点での勝利を目指した布陣
  5-2-1-2の構造 /プレーメーカーは1人だけ /同点ゴールの代償 /カルチョの負けパターン
 1982 雌伏期間を脱した黄金の目覚め・・・電光石火のお家芸に鋭さを加えた芸術家たち
  覚醒したエースのロッシ /ブラジル対策の特殊守備 /それでもフリーになったファルカン/
  伝統のカウンターアタックを分析
 1994 ゾーンディフェンスの台頭・・・酷暑の大会を乗り切った新戦術の部分的導入 
  ACミランのプレッシングスタイル /天才バレージのオフサイドトラップ /ロマーリオの狡猾なポジションどり/
  フラットラインに潜む盲点
 2006 進化したカウンターアタック・・・伝統のマンマークから完全ゾーンへの移行
  アウェーでの4-2-3-1 /シンプルな❝タッチダウンパス❞ /エース不在「1-0の美学」
 
Chapter4 ドイツ 不滅の勝負強さを担うタクティクス
 1974 黄金世代の到来・・・圧倒的なテクニックを誇ったスペシャリストたち
  雨中の激戦 /ビンマーとボンボフの違い /マンマークとトータルフットボールの融合 /ダイナミズムの源/
  ダブル司令塔の機能性 /ミュラーへの集約 /❝水を運ぶ人❞と❝マイスター❞
 1982 シルバー世代の蹉跌・・・谷間の世代を悩ませたマイスター不足
  ラッキーだった勝ち上がり /1対1の戦い /選手交代での失策 /致命傷となったタレントの少なさ
 1990 皇帝ベッケンバウアーの集大成・・・3度目の栄光を手操り寄せた盤石な集団
  攻撃的なマーキング /ワンサイドゲーム /制空権の掌握 
 
Chapter5 イングランド 母国が威信をかけたシステム
 1966 待望の初栄冠・・・現代サッカーにつながる組織力
  革新的な4-1-3-2 /司令塔対決を制したチャールトン /守備専門のサイドバック/
  正確なハイクロス /先進性の象徴だったスタイルズ
 2006 立ちはだかる準々決勝の壁・・・機能しなかったタレント軍団の構成
  アンカーと1トップの関係 /生かせなかった攻撃力 /カペッロの改革
 
Chapter6 フランス 2人の将軍がもたらした栄光
 1982 プラティニと四銃士のパスワーク・・・ベスト4に泣き続けた華麗な中盤
  ウイング化するセンターフォワード /ゼロトップvsダブルリベロ /シャンパン・フットボールの底力
  黒人選手との融合  
 1998 ジダンとW杯史上最強の守備力・・・華麗さの代わりに強靭さを擁してより高みへ
  7人の守備ブロック /決定力不足の補い方 /敵を凍りつかせる威力
 
Chapter7 オランダ クロック・オランジの進化
 1974 トータルフットボールの脅威・・・サッカー界の革命となった超攻撃的守備
  果敢なボール狩り /ディフェンスラインの消滅 /オフサイドトラップの多様 /リベリーノの❝挑発❞/
  勝負を決めたクライフの鬼才 /オールラウンダー軍団のチームプレー
 1998 伝統とオリジナリティの融合・・・さらなる攻守一体のチームへ
  4-4-2の導入 /ウイングのいあにオランダ /パスワークが行く着く先 /ヒディング采配とマルチプレーヤー/
  ベルカンプの美技
 
Chapter8 スペイン 無敵艦隊が撃沈し続ける理由
 1998 伝統国のグループリーグ敗退・・・スタイルとアイデンティティの模索期
  勝負弱いシード国 /守備的なチームのパスワーク /雑なフィニッシュとFW不足
 2006 ヨーロッパ制覇への布陣・・・惨敗するも流麗なパス回しに活路を見出す
  なぜフランスに勝てないのか /フィジカルコンタクトの圧力 /センチメートル単位のサッカー
 
Chapter9 東欧&アフリカ 記憶の中で輝くアウトサイダー
 1990 オシムが率いた最後のユーゴスラビア・・・強豪国と互角以上に戦った東欧のブラジル
  中央を固めた3-6-1 /秀逸な切り替え /2人のエキストラキッカー+α /強豪国を欺くトリック/
 1994 現代サッカーの先駆となったルーマニア・・・ハジが操ったカウンターアタック
  珍しかった3-4-2-1 /3ラインのオートマティズム /サイドのプレーメーカー /メルハリの効いたリズム
 1990 番狂わせ代名詞となったカメルーン・・・世界に衝撃を与えた先駆者の秘密
  洗練されたアフリカ /神々しいロジェ・ミラ /ポジティブな❝数的不利❞ /躍進を妨げるピッチ外の騒動
 2002 初出場でベスト4に肉薄したセネガル・・・知られざるアフリカン旋風の舞台裏
  ジャイアンキリングの起こし方 /タックルの網 /サイドバックの裏のスペース /失うものがない強さ/
  弓がなかったチャンピオン 
おわりに
 
7:価格 定価(本体1700円+税)
 
8:発売日 2010(平成22)年5月1日 1刷
 
9:ISBN ISBN978-4-479-39202-6 c0075 ¥1700E
 
10:ページ 278ページ
 
11:星 ☆☆☆