2:サブタイトル 佐々木則夫、木村和司、長友佑都・・・優秀な人材を輩出する明大サッカー部の秘密
3:筆者 井澤千秋:監修 杉澤幹生:編著
4:販売元 日本実業出版社
5:サイズ 18.5cm
6:説明(目次)
第1章 ◆「個」を伸ばし、「個」を活かし、組織の目標を達成する
~なでしこジャパン監督・佐々木則夫
▼いつの間にやら指導者修行
日本女子サッカー関係者を代表して/俊足活かしてサッカー少年に/サッカーの勉強をした帝京高校時代
▼サッカー一辺倒ではなかった大学生活
明治大学に進学/広島弁が共通語/クラスメイトともよく遊ぶ/YMCAでボランティア活動も/
大学サッカーの経験を社会に出て活かせたら・・・
▼あえてイバラの道をゆく
ヤマハではなく電電関東サッカー部へ/仕事はフルタイム/妻が脳膜炎で倒れる/29歳で再びサッカーを始める/
コーチ兼任を経て監督へ/NTT関東は「大宮アルディージャ」へ/強化普及部長としてスクールに携わる/
大宮アルディージャユース監督の僕に女子代表コーチのオファー
▼なでしこジャパン監督として選手自身が判断できるチームに
U-19代表で目指すサッカーを具現化/志向するサッカーはオランダのトータル・フットボール/
なでしこジャパン監督に就任/「ノリさん」のままスタート/北京オリンピックで第4位/
指導者主義から選手主導へ/適材適所でコンバート/弱点より長所にフォーカスしてユーティリティー性を高める
インパクトのある言葉で/教えすぎない/常にクビは覚悟、最大限の準備をしてあとは腹をくくるだけ
▼W杯優勝、ロンドンオリンピックでも世界一になろう
2011女子W杯ドイツ大会で世界一/スピルバーグ・ノリオ/なでしこフィーバーの中、戦い方を変えたオリンピック予選/
女子選手の把握度は僕が日本一だという自負/「女性だから大変ではないか」と勘繰るのは男性社会ベースの発想/
僕も反省する/日本の女性はサッカーに適している/僕を必要としてくれるところで
第2章 ◆「個」と「個」がぶつかり合い、認め合ってこそチームは強くなる
~前横浜F・マリノス監督 木村和司
▼明治大学サッカー部はファミリー
明治大学を選んだ理由/仏の政経学部へ/雑用の多い1年生/ファミリーのような先輩・後輩の関係
▼寮で生活しながら「社会勉強」
汚いながら楽しい寮生活/大学時代には「社会勉強」をした/門限を破ると連帯責任の罰則が待っていた/
日曜の夜はハメをはずす日
▼大学サッカーと日本代表のかけもち
ふだんの練習は自分たちで/大学2年から日本代表として
▼「個」がチームになるとき
後輩を「壁」にフリーキックの練習/「個」を活かすには、周りに認められる選手になること/
明治大学でよかった
第3章 ◆「サッカー型組織」の中でこそ「個」は輝き、チームは勝利をつかむ
~セリエA・インテル・長友佑都とその指導者たち
▼セリエAプレーヤー・長友佑都のできるまで
名門インテルでレギュラーをつかんだ男/大学2年の春、長いリハビリ期間を経て大きく成長/
ターニングポイントとなったサイドバックへのコンバート/キム・テギョン主将に殴られる/
芝田トレーナーの存在/芝田との二人三脚によるリハビリ期間/精神的に成熟した時間/
プレーで成長した部分/「長友はまだか」/U-22代表へ推薦されチャンスを活かす/
キャラクターがよかった/FC東京のJリーグ特別強化選手へ/FC東京と正式に契約/
明治大学の勝利より日本サッカー界への貢献を優先/芝田が移籍を告げたとき、長友はわんわん泣いた/
インテルというビッククラブでさらに高いステージへ
▼「個」を伸ばし、活かす「組織」ができるまで
「個」の適性を活かすコンバート/「明治大学サッカー部に選手を2年間預けたい」/
社会で活躍するリーダーを育てる/チーム力を上げるために「個」の力を伸ばす/
チームに貢献するための優先順位をつけることができる/校歌と部歌が歌える/
明治で❝人間❞として成長した
第4章 ◆「芝を制する者が世界の頂点に立つ」 日本サッカー躍進を陰で支える❝芝の神様❞
~ターフアドバイザー・松本栄一
▼「芝の神様」と呼ばれる男
▼学生時代は「体力で勝負」が身上だった
▼公務員時代の経験が後に生きてくる
▼日本サッカー協会への転身
▼第二のふるさと、福島Jヴィレッジとの出会い
▼「子育てに学べ」 -松本流 芝の育て方
▼芝文化の普及を目指して
コラム「サッカーを観戦する皆さんへ」
第5章 ◆強い「個」を育む明大サッカー部のDNA
~OBたちが語る、明大サッカー部が優秀な選手を輩出する秘密
座談会1 井澤千秋・神川明彦・杉澤幹生
▼サッカー部の歴史と変遷
劇的な変革/94年に神川コーチが正式に就任/98年から吉見監督、井澤総監督体制へ/
エレベーターチームから脱却するために/朝練習を導入/神川ヘッドコーチに全権委任/
学生の本分は学業/明治が変わるために、神川監督が就任/ヴェルディと連携しプロコーチを派遣してもらう
トレーナーも含め一貫性のある指導体制に/2007年、43年ぶりに関東大学リーグ戦優勝/
日本代表との練習試合で感じた手応え
▼「個」を育てる組織づくり
まずは組織化から/スカウティングにおけるポリシー:文武両道で一生懸命やれる選手/
プロ養成所ではない/全員そろってのミーティング/大学生は自己管理できる/
人間的な成長ないと技術も進歩しない/入学してすぐに❝明治の色❞に染める/
チームの中でどれだけ活きるかが「個性」/チーム力を上げるためには一人ひとにの「個」の力を上げる/
「個」の能力の中には戦術も判断する力もすべて含まれる/指導者が教えすぎるケースもある/
リーダーとなる人材を育成
コラム 明大サッカー部飛躍の礎を築いた「静かなる男」の伝説
座談会2 能勢剛行・杉山隆一・木村和司
▼バンカラ・ファミリー
「明治は落とされるぞ」/4年生は神のような存在/門限破り/日の丸にあこがれて/
代表みやげ/先輩・後輩に恵まれた
▼「個」を磨く
インパクトのあるプレーの陰にたまゆぬ努力がある/自分の個性を見だす努力
▼社会に役立つ人材を育成する
指導者も勉強/「人」を育てる/いくつにもなってもサッカーは楽しい
コラム 「食」の面からサポートする能勢恭子さん
巻末付録 明大サッカー部「八幡山」青春グラフティー
おわりに
7:価格 定価 本体1500円(税別)
8:発売日 2012(平成24)年7月20日 初版
9:ISBN ISBN978-4-534-04973-5 c0030 ¥1500E
10:ページ 202ページ
11:星 ☆☆☆
【備考】*エピソード*佐々木則夫は順天堂大学推薦でも入学出来ず。
P15の「僕は日本高校選抜メンバー主将という肩書きがあったにもかかわらず、順天堂大学は推薦で落ちてしまった。
面接の出来があまりに悪かったのだろう。順大にはかえって迷惑をかけてしまった。」
*エピソード2*杉山隆一さんは立教大学落ちて一浪、日本代表GK保坂司さんの勧めで明治大学に入学!