平良投手が開幕ローテーション投手になりましたぁ!!!!
パチパチパチ
やったね!勿論それはゴールではなく単なるスタート地点だけれどスタート地点に立つということも非常に大切だと思う。
ファンの一人として心から嬉しい。
昨年は怪我から始まり、開幕ローテどころか調整になっていたことを思うと感慨深い。
豪速球を投げるわけでも球種が多いわけでもない。
ストレート、スライダー、シンカー、カットボール。
生命線は低めに丁寧に投げるコントロールと、打者のタイミングにしない投球テンポだと思っている。
フィールディングが良く牽制もうまいのも長所。
私は何でこんなにこの投手が好きなんだろう?と思う時もあるわけですが、
そもそも応援するきっかけになったのは些細なことでプレースタイルとは全く関係なかった。
2軍でファンにサインをお願いされてオドオドとして嫌そうな顔を隠せない様子に「大丈夫かしらこの子」と思ったのが最初だった。
その日は投球も見たけれど変則右腕ということ以外は丁寧に投げているなぁーという印象しかなかった。
2年後に1軍で活躍してくれたらイイねと思ったのを覚えている。
2018年の後半戦はかなり活躍をしたから(その時期にラミレス監督の覚えがめでたくなったと思う)、私の想像よりは少し早かった。が特別早いわけでもない。
そりゃあ早熟な選手がジャイアンツのプロテクトリストから外れるわけはないわけで。
でも淡々と努力を続けられる選手でベイスターズに来てからも着実に成長しているように見える。
低めにグンとのびる球は絶品。何度見ても飽きない。
そして牽制の巧さ。
執拗に一塁牽制を続けて走者も警戒していた筈なのに刺した時はすごかった。
牽制をすると打者への集中力が散ってしまう投手もいるが彼はそういうことはない。
打者との駆け引きを含めて牽制をしているのだろうから、頭の良い投手だと思う。
それからフィールディングの良さも光る。
解説者が「投球と送球を投げ分けられる投手」と評したのを聞いた時にはなるほどと思った。
さらに言えばマウンドでの落ち着いた佇まいも好きだ。
あまり表情に出さないから落ち着いて見える。
内心は分からない。ただマウンドで動揺を見せないのはいいことだと私は思っている。
ファン対応も確実に大人になっている。
2017年シーズンはファームでサインを求められているのを見かけても、
ファンフェスでブース交流する機会を得たときでさえも「顔の筋肉が冷凍されているのでは?」と思う表情しか見られなかった。
宮崎フェニックスリーグでファンの出待ちゾーンを物凄い速さで別選手に話しかけながら回避したのはむしろ清々しかった。
2018年春季キャンプも無表情でサイン対応していたが無表情の中に少し余裕が垣間見えた。
「応援しています」という定型メッセージを伝えると前年は「はい」だったのが「ありがとうございます」と文字数が増えていた。その年のファンフェスではサイン会権付きユニと企業ブースの両方で対応してもらったけれど、サイン会は「レプリカユニに集中しています!」感を強く打ち出し隙はなかった。
企業ブースは石川選手とペアであったからもう少しリラックスした表情を見せてくれた。
これは59ユニ着用の私に気を使い石川選手が引き出してくれたものだと思っている。
この時は一瞬見せた平良選手の柔らかい表情よりも石川選手のコミュニケーション能力の高さに感動してしまったのだが。
そして3ショット撮影後に握手をお願いすると「勿論」とにこやかに握手してくれた石川選手と対照的に「嫌だ」と顔に書いてあったのも印象的だ(握手はしてくれた)。
2019年春季キャンプ。前年と打って変わってファンサービス対応中も逃げ出したい素振りは見せていなかった。
私は初めて差し入れを渡してみたのだが、驚きつつも笑顔を見せ「ありがとうございます」と言ってくれた。
笑顔は想定外すぎて私の方が固まった。
それ以降ファンフェス、2020年の春季キャンプとファン対応は総じて柔らかい。
成長したなぁと近所のおばちゃんの気持ちになっている。
プレー面でもファンサービスという面でも変化が見られるというのは
選手の歴史を垣間見ている気持ちになって楽しい。
ずっと応援して見続けてきたからこそ、開幕ローテーションに加わったというニュースに心が躍るのだ。
貪欲なファンとしてはプレー面で一段と成長しベイスターズを代表する大投手になってほしいと願ってやまない。
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