○3DプリンターをRepRapで自作する前にチェックするポイントのまとめ
1.入手先が不明な部品は品質精度を疑え!
規格にあうように念入りに調整する。
できない場合は規格が明確な部品に交換しましょう。
2.付属するプリントパーツはサンプルと思え!
自分で再度しっかりしたプリントパーツを作りましょう。
3.調整や改良して精度を上げていくものである!
素人が初めから完璧なものはできない。
面倒な人は保証がある完成品を買いましょう。
4.必要な工具や道具はケチらない!
精度を保つためにも使う工具にも注意する。
5.事前の情報収集を怠らない!
他の方の情報やノウハウ、問題点を把握しておきましょう。
但し、自分との状況が異なるので
他の方の情報をそのまま鵜呑みにしない。
自分でもしっかり考えましょう。
3Dプリンターは精密機械です。
1つ1つ丁寧に神経質なぐらいに完璧にしましょう。
パーツ精度が上がれば全体の精度も上がります。
潤滑の不備は摩擦熱や磨耗、振動の原因になります。
干渉や振動の原因にならないように注意して念入りに作業しましょう。
○PRN3Dの組み立て前にチェックする注意点の情報のまとめ
・Z軸のシャフト軸と昇降ねじ軸の間隔をチェック。
・ステンレス寸切りネジはバリを落とすためピカピカに磨く。磨きすぎない。
・リニアブッシュに初めに付いている油は防錆油、
キムワイプ等の繊維の出ないウエスで拭き取った後
ちゃんとリチウムグリスを内部へ入れる。
・ポリアセタール袋ナットの袋部分を断ち落として六角ナット化し交換する。
・Z軸の送りネジにもグリスを塗る。
・Z軸カプラーの内側は締めつけ力不足にならない様にしっかり削る。
・フレーム組み立て時にBASEパーツの側面のネジの入れ忘れに注意。
・リミットスイッチ補強。
・Wire-Poleパーツの付け忘れに注意。
・エクストルーダー組み立て時にバレルはベースより飛び出ないように。
・ドライブギアがステップモーター軸に挿入しにくい場合は無理に叩き込まずに、
ドライブギアの中心穴の直径を5mmドリルで拡張。
・USBコネクタは非常に剥離しやすい。USBケーブルの引っかけに注意。
・制御基板のモータードライバのVrefを念のため確認。
・footパーツの高さが微妙にバラバラなのでゴム製の既製品に交換。
・プリントパーツのねじの締めすぎに注意。
※到着まで時間があるので事前にチェックした内容のまとめ。
○PRN3Dの実際の組み立て中に感じた注意点のまとめ
親切丁寧にパーツ分野ごとに小分けして梱包されている。
ステンレスボルト類の量がたくさんある。ステンレスボルトも高価だからね。
余分もあるのでいいね!
重要:
「切削部品は、軽いバリ取り以外修正は必要ありません。
ねじ穴は雌ねじが切ってある箇所がありますから絶対に
修正しないでください。(公式)」
※切削部品とは、プリントパーツの中で表裏とも綺麗に
面仕上げしてある部品のこと
(通常のプリントパーツとは別に梱包されているもの)
一番初めにPronterfaceソフトで動作確認をする前の注意!
「点灯確認後は、後の動作確認の準備として、X、Y軸ともに
可動範囲の中央付近に動かしておいてください。(公式)」
※Z軸も。操作を誤って動きすぎた場合にぶつかってパーツが壊れる可能がある。
Z軸は左右同時に同じ方向間隔で動く。
片側のモータとの締め付けが甘い場合や片側だけケーブルの接触不良で回転しない
場合にバランスを崩してパーツが壊れる可能性がある。
またリニアブッシュが下側に出っ張っているとZ軸のリミットスイッチの基盤の
端に当たってリミットスイッチに触れることができずに止まらない。
Z軸は手で簡単に移動できないのですが、ギリギリのところまでもっていって
あとは棒ねじを指で回してちゃんとリミットスイッチに触れるか慎重に行った
ほうが良いです。(電源が入っているとロックされていてる場合があるので注意)
万が一のためにすぐにスイッチで電源を切れるようにする。これが一番!
Pronterfaceソフトの[Diconnect]ボタン等でも強制終了停止できるが
ボタンまでカーソルをもっていくわずかな時間にもかなり動いてしまう。
また、慌ててしまってボタンを押すタイミングが遅れる。
(私はZ軸の調整でこれらのパターンで3回壊しかけました。)
PRN3DのUSBドライバーはOSから自動インストールされるが
OSのアップデートが最新でなくインターネットに接続されて
いない場合は、最新のUSBドライバーが探せない場合がある。
必ずインターネットに接続した状態でUSBドライバーを探させること。
メーカーサイトの組み立て手順には写真と簡単な説明のみで
詳細工程が欠けているところがある。
各ユーザサイトの組み立て手順を参考にするがその情報にも
新旧があるので気をつけましょう。
追記やコメント欄も見るように。
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