AIと3Dモデリングによる3Dデータの活用法とデジタル・ファブリケーションの実践!

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3DプリンタでプリントできるLEGOモデルが作れる「 SR 3D Builder 」が面白い!

2014年04月02日 | 3Dモデリング


すでに本家LEGOではいろいろな立体物を造形する文化ができていて
いろいろなLEGOブロックやセット商品がありますが



それをデジタル化することで3Dプリンタとの関係が親密になって
いろいろな活用アイデアが広がってくる。

それを可能にするLEGO CADの一つが「SR 3D Builder」だ。
(他に「lDraw」同梱 と「LDView」も必要)



SR 3D Builder:http://sr3dbuilder.altervista.org/
lDraw:http://www.ldraw.org/
LDView:http://ldview.sourceforge.net/

どんなことができるのかYouTube(xSergio74)でデモ動画が見れる。
http://www.youtube.com/user/xSergio74/videos

ブロックの組み合わせ方向や位置を自由にかつ自動で設定。
本物のブロックと同じように可動部分を動かせる。
可動の様子が見れる自動アニメーション機能。
lDraw側で独自に作ったオリジナルのLEGO部品モデルも使用可能。

LDViewを使えばEGOモデルの3Dプリンタ用STLデータが作れる!


 LDraw(LDR)データ標準ビュワー「LDView」


■LEGOモデル(L3B)から3Dプリンタ用データ(STL)の作成手順
 1.「SR 3D Builder」でLEGOモデル(L3B)作成、DATデータへ書き出し
 2.「LDView」でDATデータ読み込み、STLデータへ書き出し
 3.「Netfabb」などのSTLデータチェックツールで確認、補正最適化
   ※STLデータチェックツールで補正最適化は必須。


 ただしLeoCADでOBJ形式データに書き出して使ったほうが
 メッシュが細かくきれいに変換できる。





今回試しに使ったスペースシャトル等LEGOモデル(L3B)データは
SR 3D Builder View Forum」(掲示板)で入手可能だ。
 http://sr3d.spoonclan.com/viewforum.php?f=13

かなり複雑な形状のものは、補正箇所が増えるので3Dプリントはちょっと難しそう。
(続)3Dプリンターで避けては通れない3つの壁をいかに乗り越えていくか!!
マイクロソフトのクラウド修復サービスを使えばできそうだ。


LEGOモデルを作るのがちょっと面倒だが
3Dプリントできるようになるとなかなか楽しい。


その他にもLEGO CADと呼ばれているものはいくつかある。

Lego Digital Designer(本家LEGO社純正)

 http://ldd.lego.com/ja-jp/
 さすが純正クオリティが高い。
 完成後に背景(BGM)を選んでジオラマ撮影ができる。
 組み立て手順書が自動生成できる。
 LDraw(LDR)データの読み込み、書き出しが可能。

MLCad(V3.40 2011-12-27)

 http://www.lm-software.com/mlcad/
 LDraw(LDR)標準CADソフト。

LeoCAD(V0.80.2)

 http://www.leocad.org/trac
 LDraw(LDR)標準CADソフト。
 3DS形式とOBJ形式データの書き出しが可能。
 LDViewよりもポリゴンメッシュを細かく出せる。

BlockCad(V3.18 2005-01-04)
 http://blockcad.net/
 http://blockcad.net/gallery/index.htm

Build with Chrome

 https://www.buildwithchrome.com/
 LEGOとGoogle共同のWebでLEGOブロックの作品を作って公開するサイト。
 Googleマップ上に作ったLEGOブロックを置ける。

その他
 L3Lab(V1.2 2000-06-16) LEGOモデルビュー機能
 http://www.hassings.dk/l3/l3lab.html
 L3P(V1.4 2008-09-30) LEGOモデルモデリングエンジン
 http://www.hassings.dk/l3/l3p.html
 L3関連リンク集 http://www.hassings.dk/l3/l3p.html#lgeolink
 BlenderアドオンLDRAW Importer
 http://wiki.blender.org/index.php/Extensions:2.6/Py/Scripts/Import-Export/LDRAW_Importer
 

LDViewLeoCADを使えば3Dプリンタ用データへの変換は可能。


各サイトのギャラリーなどでモデルデータが公開されているので
気に入ったものを探してみよう。


プリントが難しい複雑なものは





使用しているブロック表が見れるソフト「LPub」みたいに



ブロックごとにプリントしてから、あとで組み立てるようにしたら
Lego Digital Designerで組み立て手順書も作れるので
LEGOと同じで組み立てる楽しみも増えていいと思うが

この3Dプリント用のパーツSTLデータを自動で作ってくれるソフトが
あったら便利ですね。



ブログ内関連記事

 (続)3Dプリンターで避けては通れない3つの壁をいかに乗り越えていくか!!【モデル修復の壁】
 http://blog.goo.ne.jp/t2com1230/e/bdd903a2ae16efef1138fec6b1ece37d





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