岸田政権の「今後」は絶望的…「国葬」が終わっても、まったく安心できないワケ
>第2次安倍政権自体も「分断政権」だったのかもしれない。2014年設置の内閣人事局に集中させた人事権を行使することで、霞が関の構図をぶった切ったからだ。それまでの民主党政権は官僚組織と敵対したが、第2次安倍政権では飴とムチを使い分けた。
>民主党政権には抵抗した官僚たちの中には、官邸の顔色を伺う者も出てきた。それが森友学園問題で近畿財務局に圧力をかけたと言われる佐川宣寿元国税庁長官であり、賭け麻雀事件で失脚した黒川弘務元東京高検検事長ではなかったか。
>こうして権力の同心円が形成され、中に行くほど恩恵を享受できるとなれば、求心力は強くならざるをえなくなる。一方で遠心力も強くなり、ここに「アンチ権力ビジネス」が誕生する。こうして円の中心も外側もともに利権が関わるために、相互の対立はますます深まっていったのだ。
>第2次安倍政権自体も「分断政権」だったのかもしれない。2014年設置の内閣人事局に集中させた人事権を行使することで、霞が関の構図をぶった切ったからだ。それまでの民主党政権は官僚組織と敵対したが、第2次安倍政権では飴とムチを使い分けた。
>民主党政権には抵抗した官僚たちの中には、官邸の顔色を伺う者も出てきた。それが森友学園問題で近畿財務局に圧力をかけたと言われる佐川宣寿元国税庁長官であり、賭け麻雀事件で失脚した黒川弘務元東京高検検事長ではなかったか。
>こうして権力の同心円が形成され、中に行くほど恩恵を享受できるとなれば、求心力は強くならざるをえなくなる。一方で遠心力も強くなり、ここに「アンチ権力ビジネス」が誕生する。こうして円の中心も外側もともに利権が関わるために、相互の対立はますます深まっていったのだ。