新型コロナ、新規感染者急減で注目される「エラーカタストロフの限界」理論
>アストラゼネカのワクチン共同開発者であるオックスフォード大学のセーラ・ギルバード教授は、22日、「感染力が強いデルタ株以上に致命的な変異株が登場する可能性はない」と述べた。新型コロナウイルスが人体の免疫を避けるためにスパイクタンパク質を変異させすぎると、これによりかえって人体の細胞に侵入することができなくなる。このせいでウイルスが抗体を回避しながら感染力を強化することには限界があるという説明だ。デルタ株の登場後これまでのところ、デルタ株を凌駕するような危険な変異株は出現していない。
>「エラーカタストロフの限界」とは、1971年に米国の進化生物学者が提唱したもので、「ウイルスは変異しすぎるとそのせいで自滅する」という主張だ。50年前の説が注目されるようになったのは、インドはデルタ株の出現で最悪の事態に陥ったが、充分な対策が採られなかったのにもかかわらず、急激に感染者が減少したことがきっかけだ。
弱毒化するどころか感染力そのものを失う可能性があるのか、その進化生物学者にノーベル賞を与えるべきだ
>アストラゼネカのワクチン共同開発者であるオックスフォード大学のセーラ・ギルバード教授は、22日、「感染力が強いデルタ株以上に致命的な変異株が登場する可能性はない」と述べた。新型コロナウイルスが人体の免疫を避けるためにスパイクタンパク質を変異させすぎると、これによりかえって人体の細胞に侵入することができなくなる。このせいでウイルスが抗体を回避しながら感染力を強化することには限界があるという説明だ。デルタ株の登場後これまでのところ、デルタ株を凌駕するような危険な変異株は出現していない。
>「エラーカタストロフの限界」とは、1971年に米国の進化生物学者が提唱したもので、「ウイルスは変異しすぎるとそのせいで自滅する」という主張だ。50年前の説が注目されるようになったのは、インドはデルタ株の出現で最悪の事態に陥ったが、充分な対策が採られなかったのにもかかわらず、急激に感染者が減少したことがきっかけだ。
弱毒化するどころか感染力そのものを失う可能性があるのか、その進化生物学者にノーベル賞を与えるべきだ