岸田政権が「弔問外交」を強調した本当の狙い
>岸田首相の弔問外交への積極的答弁は、そんな厳しい空気のなかで出てきた。やることなすことどうもうまくいかない。しかし、一度やると決めた国葬をやめるわけにはいかない。安倍元首相の業績などを国葬実施の理由にしたが、国民の批判はとても収まりそうにない。そこで思いついたのが「弔問外交」だったのではなかろうか。
>各国の著名な指導者の名前を列挙してその人たちと会談すると言えば、国民の目先が変わるのではないかと首相やその周辺が考えてもおかしくはない。
>弔問外交がそれなりに意味を持っていたのは首脳が顔を合わせることの難しかった冷戦時代だったからであり、首脳外交が外交の中心となった現代においては単なる儀式でしかない。
>支持率が低下するなど政権維持に不安を感じた指導者が批判の矛先を変えるために外交を使うことはよくあることだ。そんな一時しのぎは今の時代に効果はない。政権誕生から1年しかたっていない岸田氏が政権維持のために安易な手段を使うようでは先行きに不安を抱かざるを得ない。
>岸田首相の弔問外交への積極的答弁は、そんな厳しい空気のなかで出てきた。やることなすことどうもうまくいかない。しかし、一度やると決めた国葬をやめるわけにはいかない。安倍元首相の業績などを国葬実施の理由にしたが、国民の批判はとても収まりそうにない。そこで思いついたのが「弔問外交」だったのではなかろうか。
>各国の著名な指導者の名前を列挙してその人たちと会談すると言えば、国民の目先が変わるのではないかと首相やその周辺が考えてもおかしくはない。
>弔問外交がそれなりに意味を持っていたのは首脳が顔を合わせることの難しかった冷戦時代だったからであり、首脳外交が外交の中心となった現代においては単なる儀式でしかない。
>支持率が低下するなど政権維持に不安を感じた指導者が批判の矛先を変えるために外交を使うことはよくあることだ。そんな一時しのぎは今の時代に効果はない。政権誕生から1年しかたっていない岸田氏が政権維持のために安易な手段を使うようでは先行きに不安を抱かざるを得ない。