育ての母

１ヵ月前、パパの大切な人が亡くなりました。
パパのお友達のお母さんなんだけど、パパは「奥さん」と呼んでいました。
ママは、このことを記事に書きたかったけど、なかなかパパに言い出せなくて。
だって、私たち家族にとって、大きな×②ことだから、絶対に避けては通れない。
パパに話したら、「いいよ。」と言ってくれたので、書くことにします。

ママが、そのお友達のおうちに初めて行ったのは、いつだろう。
覚えてないくらい、だいぶ前だけど、これだけはハッキリ覚えてる。
パパは、おうちに入るなり、デン！と座り、「奥さん、コーラちょうだい♪」
ママは、「え～っ！」っと思いました。
人んちに来て、友達のお母さんにそんなこと言うなんて！
でも、それだけ親しくしてるおうちでした。
２人でデートしてるときも、パパはそこのおうちに電話して、「奥さん、今日
何かある？」って言って、よく夕飯をごちそうになりに行きました。
そして、結婚式にも家族みんなで来てもらいました。

昭力が長崎から帰ってきた日も、そこのおうちに、みんなで待っていてくれました。
そして、いつものようにご飯をごちそうになって、いつものように「おやすみ～♪」
って帰って。
３日後のお昼過ぎ、パパからメールが来た時には、「えっ！？」って返信しました。
パパも連絡もらった時には、「まーた、変ないたずらメールして～」って思った
らしい。
パパの仕事が終わってから、信じられない気持ちで、おうちへ向かいました。
パパが、「なんて言って入っていったらいいのかな？」って言ったけど、ママは
「何にも言わなくても、考えてなくても、自然と出た言葉でいいんじゃない？
考えてても、きっと出てこないんじゃない？」
おうちへ入って、やっぱりちゃんとした言葉は言えませんでした。
奥さんの顔も見れず、お参りしたけど、やっぱり信じられない気持ちでした。
パパさん（奥さんのだんなさん）が、奥さんに話しかけてるのを見て、本当のこと
なんだなぁと実感して、ママは涙が出てきました。
そして、パパさんの奥さんへの愛情がすごく素敵だなぁって思いました。

奥さん、本当にたくさんの美味しい料理をありがとうございました。
そして、いつも温かく迎えてもらったこと、すごく感謝しています。
奥さんにしてもらったことをすぐには出来ないけど、少しずつ頑張って、いつまでも、
みんなの楽しい集まりは続けていきたいと思っています。
見守っていてくださいね