稀権人物故、町内にある3箇所の温泉にロハで入浴させていただいている。
そのうちの所謂1つの浴場の管理人さんは、いつも本を読まれていた。来訪者が挨拶しても、応えることもなく、本を読まれている。
だが、とても、職務には忠実は方であった。その管理人さんが、この間、「明日から、違う人が来る」と、管理人を辞められる前日に入浴に行った時のことである。
わたしは、出浴し、「有難うございました。お世話になりました」と最後の挨拶をした。そして、「なんの御著書を読まれてるのですか? 」と訊ねると、彼は、本にかけてある紙のカバーを脱がし、見せてくれた。
「ああ、池田大作さんですか。学会員さんですか? 」と訊ねると、彼は満面の笑みで、頷いた。
「そうか!」想わず、洒落を言ってしまった。
愛想のいい人は少なくないが、彼のように、まったく愛想がない、人への接し方も煩わしくなくていいかもしれないと感じいった次第である。
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