からっぽの心に咲く花想い出の
レールの上の 忘れな草かな
今日は2カ月振りに彼女を見かけた
そう 逢えたのでは無く見かけたと言う方が
まさか 31分の電車に乗って来たとは
思いもよらなかった
いつもの様に階段を下りようとしたら
懐かしい横顔が友達と楽しそうに歩いていた
暫く逢わないうちに 少し大人びた感じがして
決心の強さを表しているようだった
その後ろ姿は 僕を寄せ付けないように
あなたなんか知らないわよ
とでも言っているようにも見えた
想いこがれた人だから
僕はそれでも 嬉しかった
元気で過ごしてる彼女に逢えたのが
もう僕の手の届かない処へ行ってしまったようでも
好きな人との想い出までは
離れて行かないから
また逢える日
それが何時かはわからないけど
もう少し このまま
この電車で
風邪気を付けて
帰りは北風強かったから
初恋亭夢中