遊行老人「旅日記」

風の吹くまま、気の向くまま、デジカメ片手のぶらり旅。
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茨城県石岡市(旧・八郷町)の「かやぶき古民家」

2012-02-07 12:49:40 | 文化的建造物

 

八郷地区でも有数な「かやぶき古民家」のお宅です。

屋敷林に囲まれた敷地に、間口12間にもおよぶ茅屋根が

なだらかな曲線をした優美で華麗な姿を見せてくれます。

茅屋根の軒づけの部分は「通しもの」と呼ばれ、「筑波流・茅手」の

腕の見せ所です。内側の白い部分は「稲わら」

次に「古茅」次に「新茅」と交互に葺くことにより美しい

「軒付け」が完成されます。また現在ではこれほどまでに

直線的な美しい装飾は見たことがありません。

軒の隅付けの部分には縁起物の「鶴と亀」の装飾が

掘り込まれており、これも「筑波流・茅手」の技術の一つです。