ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

最強伝説 ダニーホッジ死去

2021年01月04日 | プロレス
連続でプロレス記事となります。
2020年のクリスマスイヴに元NWA世界ジュニアヘビー級チャンピオン、
鳥人、ダニーホッジが88歳で亡くなっていた事を知りました。

私の最初のイメージはヒロマツダとNWA世界ジュニアヘビー級王座と
奪われたり、取り返したりというジュニア世界チャンピオン。
私の時代は藤波や初代タイガーでジュニアの人気を獲得していたのですが
先人でも有るけど、ジュニアとNWA世界ヘビー級王座との
差は感じてしまっておりました。

がっ、総合格闘技が大人気になると
「最強伝説」としてダニーホッジの名前が上がるのですよね。
ガチンコ対決最強を皆が想像し始めた事も有りますし。
世界三大シューターと聞いた事があるのが
ルーテーズ、ダニーホッジ、カールゴッチ。
ゴッチが最強か?は諸説色々発言されている人は多いですね。
ただ、あちこちでトラブルを起こしレスラー仲間にビビられ干された
そういう事実も出てきたり。後、MMAに対して打撃では無く
何故レスリングで倒さないんだ?と船木に苦言を呈した事も含め
特に現在のMMAでは打撃は不可欠なのでチト離れる気もします。
嗚呼、馬場はゴッチがバディーロバーツをシメて怪我をさせて
NWA戦が消えた事で良いイメージを持っていないとも。

そこでやはり名が出るのがダニーホッジ。
レスリングオリンピックメダリスト、アマチュアボクシング無敗、
プロボクシングでも優秀な成績を修め、プロレス界入り。
交通事故で首の骨を折り引退するもチャンピオンのまま引退と。
その後総合格闘技団体の顧問等、依頼が来るのですしね。

カタカナでホッジの試合を検索するとあまり出て来ないんですよね。
BI砲と戦った試合とか。

Jerry Brisco vs Danny Hodge - (GCW 1973/10/01)


年齢的にはピークを超えていますが、キレある丸め込み。
グランドでは強さを見せる。
ルーテーズvsグレート草津のバックドロップ失神試合の後、
TWWA戦での連戦に草津が欠場してしまい
色んな代替カードが行われるも、年齢が行っていてもキャリア、実力と
テーズに敵う相手はおらず、投入されたのがvsダニーホッジ戦と。
今の時代だと「見たい!」カードですよね。
しかし国際プロレスの目論見は時代を先取りし、「日本人vs外国人」が主流の
時代背景でホッジがテーズを破った事は、さほど話題にならなかったと(>_<)

ホッジがキレやすいというのは以前Wiki等で読んだ事ありますな。
テーズに掌底を喰らい、ホッジがキレた!と判断したテーズは
すかさず場外にエスケープしたと。
ガチキレしたら一番怖いタイプかもですね。
林檎を握り潰すパフォーマンスとか。
日本では漫画も有りフィリッツVエリックのイメージが強いですが。

この頃のレスラー達はガチンコの猛者が多く
フロリダで道場破りを撃退したマサ斉藤や、
動画で流れているボブループの痛めつけ等
圧勝ですね。チャンピオンという事でそういう相手をしたか?
分かりませんがダニーホッジだと何やってくるか分からない相手は
レスリングでもパンチでもガチガチにしてしまいそう。

近代プロレスで日本人でNWAの世界チャンピオンとなった
ヒロマツダのライバルとして印象付いていたホッジが
総合格闘技のブーム到来で話題になるとは!でした。
生涯プロレスを愛し、好みのレスラーは
やはりオリンピック金メダリストのカートアングルだったそうな。

ご冥福をお祈りします。



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4 コメント

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真正シューター (凸椪)
2021-01-07 18:56:37
この人の名前を最初に知ったのは、約50年前にTBSプロレス(=国際プロレス)出場時にテレビ観戦した時でした。それ以前にも東京プロレスに参戦したことがあったそうですが、東プロはTV中継がなかったことと、当時は僕も小中学生くらいで、ナマ観戦もできなかったため、TBSの中継で視た時には外人レスラーとしては小柄ながらパワーファイターとして感じていました。ただ本格派ながらレスリングが地味だったのと、現在と違いジュニアヘビー級にはあまり脚光が当てられてなかったのに、TWWAなる新興団体(?)の世界王者ルー・テーズに挑戦権が与えられ王座を獲得できたのは、テーズも認める実力が備わっていたのかと思います。その後、国際はブッカーのグレート東郷との諍いから、バーン・ガニアのAWAと提携するまでアメリカ人レスラーが招聘できず、ホッジは日本プロレスへ参戦して活躍しましたが、その日プロの末期に出場した折には、凱旋帰国した握力自慢の松岡厳鉄と試合前のセレモニーとしてアップルクラッシュ(=リンゴに握り潰し)合戦をテレビで視たのを覚えています。現役引退後でしたが、数年前にも宮戸優光氏が主宰するUWFスネークピットJPNなる団体の創立記念パーティに来日した折にもリンゴ潰しを披露してくれた映像には、さすがに元シュートレスリングの実力者ぶりに感嘆しました。太郎様、本年もよろしくお願いします。
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凸樫さん (太郎)
2021-01-07 20:28:27
本年も宜しくお願いします。
TBSプロレスはかなり傲慢だったといそうで。国際は怒っていたと。
豊登、杉山がピークを超えたテーズに勝てず、ホッジになら勝ちを譲った
というのに納得ですがテーズvsホッジは話題にならなかったというのも
外人vs外人というのとホッジが丸め込みが得意というのもあるのでしょうかね。
松岡巌鉄の武勇伝は多々聞きますが、そういうデモンストレーションは面白いですね。
プロレスとはズレますが所ジョージがアップルクラッシュ得意ですね。
何個も連続でクラッシュしてました。握力が強いのを生かしてボクシング転向でしたし。
宮戸はロビンソンやホッジを迎えておりましたね。
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Unknown (アホヤ真珠)
2022-03-19 05:40:22
余談ですが、彼にしても、サンマルチノにしても、風貌的には俳優やってもいいような二枚目系だったと感じてます。
相手のブリスコは遠征嫌いと聞いてましたし、定番でジャックとのコンビが見てみたかったです・
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アホヤ真珠さん (太郎)
2022-03-20 19:07:47
サンマルチノはイタリア移民ですしハードボイルド映画に出ても
違和感無いかです。顔よりカツラと体を見てしまうのですが。
ブリスコはフロリダのスターという感じですが2年以上NWA王者に君臨していましたし
ハードな遠征生活に限界が来たのかしら‥。遠征はNWA王者になる絶対条件ですしね。
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