ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ジャンボ鶴田

2007年02月06日 | プロレス
初のプロレスネタに行きます。
HR/HM好きにはプロレス好きが多いと言われた事も有ります。
(太郎語る)
02年頃、新日本プロレスのレフリーをしていたミスター高橋著の
「流血の魔術、最強のショー」を読んで奈落の底に落とされました。
最強と信じていたプロレスがショーだったなんて
何を信じれば良いのか分りませんでした。
小学校の頃に観たタイガーマスクVSダイナマイトキッド、猪木VSアンドレザジャイアント
ブッチャーVSテリーファンク、ミルマスカラス、そして猪木VSモハメッドアリ・・。
猪木VSアリ、ペールワン戦以外は勝敗が最初から決まってたなんて・・・・。
異種格闘技戦は予定調和だったのか・・・とプロレスをどう観れば良いのか数年
葛藤しました。子供の頃からの夢がガラガラに崩れたのです。
(まあ、高田VSヒクソンで崩れかけてましたが)
私は幼稚園から高校卒業迄、剣道をやってたのですが、
やはり柔道を本気でやってた人には「プロレスは八百長だ」と
根強いポリシーを持ってた人は多かったはずです。
早々、投げや関節技が決まるハズは無いと。

でも、プロレスを嫌いになる事は出来ませんでした。
あれだけ馬鹿にしてた米国のプロレス団体WWEはやはり凄かったと。
エンターテイメントを公表し毎週月曜にドラマが始まるのです。
(プロレスラーとしての凄みは減りましたが)
最近地上波で放送しているプロレス、特に新日本は面白くありません。
まだ、最強気取りなのか、解説がわざとらしい。
そして、レスラーとして一番脂が乗る30~40歳台のレスラーを
脇役にしてイケメンの若手をエースにしてるので、凄みが伝わりません。
大体、格の違うブロックレズナーに棚橋の負け役をさせようとするなんて
本人は勿論、世間も認めません。
NOAHはまだ、試合内容と話題つくりに頑張ってると思います。
全日本も武藤敬司が社長になってからかなりおもしろいと思います。

そして写真のジャンボ鶴田です。
ミュウヘンオリンピック、レスリング日本代表として出場し、
全日本プロレスに就職しました。
やはり頭の良いレスラー、スタミナ天国でしたね。
ので、試合を見ても、相手との根本的な差が露骨に見えて面白くなかったんです。
(私は)あのブルーザーブロディーや長州力でも「鶴田との試合はしんどい」
とブロディーは再来日に向けて相当しぼったそうだし。
体力で欧米人に負ける日本人でもこの人は負けなかったハズ。
常に余裕で試合をしてると見える所であまり「熱さ」を感じなかったんです。
しかし、この人、本当の強さという面では個人的に日本一だと思いました。
今の様なヴァリトゥードに出ても打撃のディフェンスを凄まじくトレーニングしたら
PRIDE王者ヒョードルに挑戦出きる資格は有ったと思います。
鶴田のタッグマッチをみてると、良いように攻め、そして、、ロープに振り
ショルダースルーをするぞと前をかがんだ時が必ず相手の攻める合図なんです。
ので、若手を散々いたぶり、そして、攻撃させて、若手に勉強させてたと
思います。試合の組み立てを。
その鶴田が本当に恐かった時。対天龍戦、そして対三沢戦でした。
この二つの試合は鶴田は「鬼」でした。
鶴田は必殺技、バックドロップを相手の受身の力量で瞬間的に角度を
決める事が出きる冷静なレスラーです。でも、三沢の時は、
鬼の角度のバックドロップ3連発、勿論、三沢が耐えれるという
信頼が有ってこそですが、あれは流石の三沢もキツかった事でしょう。
あれは、滅多に見れない鶴田の「鬼」としての凄みでした。
強烈で暫く放心、次の日、「鶴田、あそこまでやるなんて鬼だよ」と
他のプロレス好きも言ってました。
あの頃は全日本プロレスは選手の大量離脱で、相当ピンチでした。
鶴田、三沢、ハンセンはそれに必至で答え、全日本を守っていました。
その鶴田が戦線離脱して、病と闘い、そして筑波大学の大学院で
健康法、栄養法等、学んでました。
そして、米国に住める様、色んなレスラーにグリーンカードを
取得するため推薦状を書いて貰ってました。鶴田の人望を物語ってます。
そして、フィリピンでの最後の手術、突然の大出血。
あの、怪物は帰らぬ人となりました・・・・。
天才にもこういう運命が待ってたのですね。

完全に衰え面白くなくなったプロレス界。
サラリーマンレスラーが多い中、鈴木みのるの様なプロレスを馬鹿にしてた
人間がプロレス大賞、MVPを取りました。
プロレスを馬鹿にしてた人間がプロレスを面白くさせてます。
下手なアングル(筋書き)を考えず、本当に仲の悪いモノ同士を戦わせ、
そして、殺気に満ちたプロレスを見せてます。
これこそ、ファンが望んでたプロレスだと思います。
空中戦のルチャリブレやドラマプロレスも面白いですが、
熱いプロレスが見たい、今日この頃です。










コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« MARIENA SHAW | トップ | BLACK OUT! »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
格闘技大好きです! (nenkorhoads)
2007-02-06 09:03:49
私もプロレス含め格闘技大好きです!
(ボクシングはあの親子が出てから・・・冷めてますが・・)

ジャンボ鶴田さん!
私密かにジャンボ鶴田最強説を唱えている一人です
(何人いるかわかりません((汗))・・・あとブロディ!)
鶴田さんは決して本気になれないレスラーとしても一部では有名でした。
手を抜くとかではなくて、相手に合わせてしまうそうです。
そんな鶴田さんの訃報を聞いた時は、「病気にも合わせなくていいのに」と絶句しました・・・。

ご存知の方も多いとは思いますが、鶴田さんはGuitarも弾くんです。
確かレコードも出していたはずですし、ボランティアでは弾き語りを披露しておりましたね。

心優しい偉大なる格闘家でした。
合掌・・・
返信する
nenkorhodsさん (太郎)
2007-02-06 16:21:52
やはり、鶴田最強説ですよね!
やはり、前田や佐山でもなく。
鶴田がインターナショナルタイトルをブロディーから
奪った蔵前国技館「テリーファンクの引退時代」の
VTRもまだ残っておりました。

鶴田はレコード出してましたね!
「明日があるさ」でしたっけ?
松山千春氏と親交が深かったですよね。

今、押入れから往年の名レスラー、フィリッVエリック、
ルーテーズ、ザ・シーク、ドンレオ・ジョナサン等の
ビデオを掘り出してます。また紹介していきたいです。

余談ですが・・・私ボクシング、習ってました。
中年の星、西沢の海外での活躍に期待しています。
返信する
絶対に鶴田です! (nenkorhoads)
2007-02-06 18:04:28
連続書き込みスミマセン・・・

私もどこかにビデオがあると思うのですが。。。
ジャンピングニーアタック、
エルボーバット
高い位置でのドロップキック
思い出しますね~。
もちろんひねりを加えたバックドロップ!

昔、プロレススーパースター列伝というマンガがありまして鶴田さんのストーリーが次回から始まる・・・
という時に原作者が捕まってしまい流れてしまったということもありました(原作者は○原○輝氏)

あと、これは笑い話なのですが、鶴田さん&天竜さんんもタッグって鶴竜コンビ(カクリュウ)って呼ばれてましたでしょ!
これ最初は違う呼び名だったんです!
その名も
鶴天コンビ(ツルテン)!
名アナウンサー若林氏の命名です(笑)

ごめんなさい色々余計な事を書いてしまいしまして、
格闘技ネタ、楽しみにしております!

オォ!!
返信する
nenkorhodsさん (太郎)
2007-02-06 21:49:56
いやいや、プロレスネタ大好きなんで(笑)
プロレススーパースター列伝、次のプロレスネタの時
写真貼るつもりです(マジ)
私はハンセン、ファンクス、マスカラス、アンドレ、シン、タイガーマスク、GI砲、ホーガン持ってます。
どこか古本屋で売ってないですかね?
最後はカブキかブロディでしたよね?
鶴田がネタになる予定だったんですか・・。
例の「猪木監禁事件」では無く「新間監禁事件」ですよね。
鶴田はスタンハンセン対策として、ジャンピングニーを
止めてレッグラリアートというインパクトに欠ける
技使ってましたね。後、鶴天コンビ、懐かしいですねぇ!
(若林アナ、おいしすぎ
返信する
Unknown (☆INSOLENCE☆)
2007-02-07 06:14:39
武藤が全日本社長なの?知りませんでした。
最近全然プロレス見てないな。昼間テレビでやらないもんね。
また観に行きたいなぁ。
返信する
☆INSOLENCE☆さん (太郎)
2007-02-07 13:48:20
そうです。かなり前からですよ。
最近、蝶野とタッグ組んだりしてます。
1/4東京ドームでもタッグ組んだし。
新日本は高いお金払ってまで・・・という気もします。
返信する

コメントを投稿

プロレス」カテゴリの最新記事