ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

起きました・・・。

2007年10月19日 | 病気
最近、私の周りでは「うつ病」で休職ラッシュとなっています。
直接関係の無い人含めて4人・・・。

私が9年半前(98年2月)にパニック障害を発病し、その後、
うつ病も併発した事は以前からこのブログで書いてきました。
何せ、題名が「ヤンディーズ」ですから。

この病は「心の弱い人がかかる」という偏見の元、(特に私が発病した頃迄は)
私も約10年間、社会、人間関係、そして、音楽の世界でも偏見、
そして迫害は受けてきました。
偏見、もしくは私の病気を何かの情報で軽く頭に入れた程度の判断で
社会関係、人間関係も壊れた例も有りました。
しかし、この病気は環境、状況、タイミングが揃えば、誰でも簡単に
発病し、そして、労働不能となり、中には家庭崩壊、自殺へと繋がります。

そして、かなりのガンにかかった人、肝臓へのインターフェロン投与、インスリン、
身近である交通事故での頚椎捻挫から自律神経をやられうつ病になる事
ホルモン治療、ホルモン剤の多い投与等でも副作用として発病します。
アルコール依存症でもですね。

それで、勿論、治療中で表彰台から消えた人も居るし、
大きな支えの元、フリオイグレシャス、元、アイアンメイデンのブレイズベイリー、
メタリカのジェイムスヘットフィールド等、病気と付き合いながら
シーンに戻ってきている事、
日本では長島一茂氏、堂本剛氏、中川剛氏、円広志氏、その他
活動できる人、そして、今は名前を書きませんが闘病中の芸能人も
沢山居ます。
高島忠夫氏の様に、年齢もありますが、ゆっくり活動されている方。
小川広氏の様に、公演で忙しい方、高木三保氏の様に完全復活されている
ケース、色々、あります。
病気が治った後でカミングアウトされた桂ざこば氏、小倉智明氏
元シブガキ隊の布川氏も居ます。

そして、病気の症状は十人十色で一色では有りません。
軽症から、重症とレベルも様々です。

私はこの病になって、人に危害を加えるとか奇行に走るような状態には
なった事が有りません。
それと、自我もしっかりあるので、自身が置かれている境遇を常に向き合いながら
闘病しています。

先日、nekorhordsさんにお誘い頂き(nenkoさんは諸事情の為、その日は欠席ですが)
音楽セッションに参加してきた事は記事にしました。
管理人さんに気を使って頂き、そして、私は頭痛等、小さい症状はあるとは言え
とても楽しんだステージを出来き、その時は症状も吹っ飛ぶ位でした。

しかし、私が楽しんでいた裏側で私の精神疾患、障害が元となる「偏見」で
楽しめない人達が居たという事でした。
その人たちは、「精神疾患」もしくは「精神障害者」に
嫌な思いをさせられた、という人も居たそうです。

そして、主催者側はパニック障害+うつ病の私を「精神障害者」として
私のサイドから言わせてもらえば「偏見」以外何者でも無い判断で
今後の私の参加を拒絶する連絡がnenkoさんの方にありました。

内容は
「先日、彼(私)を常に監視し、全く音楽を楽しむという趣旨とは
かけ離れたものになりました。このイベントは気の置けない仲間と音楽を
楽しむものであり、利益追求でもなく、慈善事業でもないのです。
音楽を純粋に楽しみたいので彼(私)に辞退してもらいたいのです」

との連絡があったそうです。
nenkoさんは必死の抵抗をして下さいましたが、私は当然、そのイベントに
二度と参加する意思は無くなりました。
そして、今後の辞退を申し出ました。
nenkoさんも責任を感じられて、責任を取るつもりでおられた事です。
nenkoさんに対しては何も悪い気持ちは無く、それ所か、イベントに
こんな私に声を掛けて頂いただけでもその気持ちが大変嬉しく、有り難いもので
お気持ちにとても感謝しています。

その場に参加してた方が全てそうだった訳ではありません。
中には楽しくお話させて頂いた人達もいらっしゃいます。
主催者側にそういう意思を持っていた人達が居た事は事実で
私も参加していて、そういう空気は肌で感じてはいました。

そして、今回の件で正直私自身、「誰を恨む」等の気持ちは全く起きません。
社会生活を送る上で、何度も経験してきた事です。
ただ、とても楽しんできた後の事、そして、参加された方は20.30.40代と
様々でしたが、やはり世代を超えて「偏見」根強く残っているモノと
痛感し、やはり、なんともやり切れない虚無感に支配されました。
とても楽しんだ後だから尚更でした。

こういう事は初めてでは有りません。経験は過去に何度もあります。
しかしその悲しみに慣れる訳ではありません。
悔しさが消える訳では無いのです。

私の年齢で言うのは、私より年上の方が読んだら不快に思われるかも知れませんが
「人生には明るい未来がある」反面、ネガティブな書き方をすれば
「人生、先に何が、どういう事が起こるか判らない」訳です。
私の人生だってこれからどう転ぶかは判りません。
良い方に転ぶか、悪い方に転ぶか・・・・。
皆さんもそういう不安を抱えて、
なるべく前向きに生活されている事でしょう。

今回の事で人種差別が根強く残る欧米、特に、米の事を思いました。
元々、黒人のゴスペル、ブルース、スチールドラムは白人による奴隷政策
差別、圧迫からすこしでも癒しを求める為に黒人が作り出した音楽です。

その音楽の場でもやはり偏見はおきました。

しかし、私はこの迫害を受けてきた黒人の様に、
音楽をプレイする時には小手先のテクニックよりも何よりも
「SOUL」をより大切にして行きたいと改めて決心する事になりました。

私が歌やギターでチョーキングやビブラート等に技術はまだ足りないにしろ
感情を入れるのはこういう所から発生しているモノと思いました。
リフや早弾きでもそうです。そんなにメロディアスではありませんが。
勿論、まだまだ、常に修行の身ですが。



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5 コメント

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偏見 (しっかりしぇんか~)
2007-10-20 00:47:33
私もかつてはよく理解していませんでした。
そして、今でもちゃんとわかっていないような気がします。
(ゴメンなさい)
「ひょっとすると酷い事を言っていたかも知れない」と
今でも反省しています。

私の先輩で・・・
仕事もできて、信頼も厚く、明るく前向き・・・
こんな人がいるのですが、
かつてこの病で大変な事になってしまったそうです。
その先輩の話で、
「あ~、本当に大変な事なんだ」
と感じました。

太郎さん、
今回の件はすごくショックだったと思います。
ましてや、大好きな音楽活動での話ですもんね。
とてもつらかった事でしょう。

これは「心無い一言」です。

その言葉を発した方は、
かつての私のようにその病について知らないだけなのかも知れません・・・

ですが・・・
この一言は酷すぎますね。
怒りを感じています。

スミマセン・・・
なんだかうまく書けませんが・・・

太郎さんとセッションできる日を楽しみにしています。
返信する
残念です* (momosuke)
2007-10-20 23:10:55
こんにちは*
ステージに立っている太郎さんを見てとってもうれしかったのに・・残念です。
確かに根底には嫌な思いをさせられたことがあるのかもしれないけど、初めて参加した太郎さんのギターや歌を聴いて嫉妬したのでは・・とさえ思ってしまいます。

私だけでなくたくさんの方たちが太郎さんの歌を楽しみにしていると思います。
これからも歌ってくださいね♪




返信する
しっかりしぇんか~さん (太郎)
2007-10-20 23:20:41
いやぁ、有難う御座います。

まあ、この病って、日本人では重宝される人が
なりやすい傾向があるかもです。

仕事出来て、頑張って、責任感強く、信頼の厚い人ect・・。
(私は怠け者(笑))

だから、極端な話、使い捨てとなってしまう場合が
あるんですよね。

余程、頭の切り替えの上手い人でも、まあ、上に書いた
副作用等でまりますがね・・・・。

まあ、確かにショックでしたが、なるべく、明るい方に考えたいです。

「心無い一言・・」何時、自分も発するか判らないですもんね。
気を付けないと。

セッション出来る日を楽しみにしてます!

(ライブ頑張ってくださいね!)
返信する
momosukeさん (太郎)
2007-10-20 23:24:50
残念でした・・・。
ただ、nenkoさんに申し訳ない気持ちも有ったりで。

あの、メイデンの曲「審判の日」は、3人分プレイしましたが、
歌もギターもかなり間違えてます。
でも、あの曲はでは、自分のベストプレイでした。
なるべく頭を切り替えて、精進して行きたいと思います。

それと、私より上手い方は沢山居ましたよ(笑)

今後共、応援お願い申し上げますm(__)m
返信する
info@ningen-monogatari.com (とね しゅんじ)
2007-10-29 14:37:24

初めまして
時間の有る時にでも
御覧になって下さい。


大切な人と
大切な日々を生きる為に

http://ningen-monogatari.com/sub15.html
御迷惑でしたら削除して下さい。
返信する

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