クラッシュギャルズ

女子プロレスも何度かブームがありましたが、
飽和状態となってしまい、今は壊滅状態のシーンですね。
やはり、何でもブームの後って怖いです・・・。

基本、全日本女子プロレスなんですが
ここの経営や給料も滅茶苦茶だったらしいですね。
コミュシュナーの植田氏もガチと思い込み、
デビル雅美は本当に悪い女だ！と思っていたみたいですし・・・。
（そういう人をコミュシュナーに据えると・・・・メガネスーパーも同じですな）

この全日本女子プロレスは、３禁があって
「酒、タバコ、男」が禁止で、どんなスター選手でも
ある時期までは２５歳定年でした。

何度かあった女子プロレスブームの１番目は
恐らくビューティーペアでしょうが
２番目はマッハ文朱でもミミ萩原でも無く
このクラッシュギャルズブームでしょうねぇ。

小学生だった頃、丁度、ジャガー横田や大森ゆかり、ミミ萩原が
デビル雅美率いるデビル軍団という悪役と抗争を広げていた頃
中堅所として伸びてきたのが
このライオネス飛鳥と長与千草、そしてダンプ松本でしたね。

私が５００円の子供料金で初めて女子プロレスを
観に行った時はミミ萩原の引退試合が行われた
東京、水道橋の「格闘技の殿堂」後楽園ホールでした。
ミミ萩原は特例か何か？年齢がオーバーしていた記憶がありますが
同じく引退するタランチュラとの５分エキビションマッチでした。
（最後にタランチュラは覆面を脱いで）

そしてメインイベントが黄金カードである
ダンプ松本、マスクドユウｖｓクラッシュギャルズでした。
この試合から両軍団の抗争がヒートアップして行ったような。
試合は荒れに荒れ、クラッシュの二人は大流血、
そしてマスクドユウ（後のクレーンユウ）はマスクを剥がされ
飛鳥にジャイアントスイングで振り回され素顔が露出と
今思えば、ホント、おいしいアングル（ストーリー）でした。

そして、女子プロレス恒例の「レコードデビュー」ですねぇ。
この、炎のバイブル・・・・・
今聴くと・・・ズッコケますな・・・（汗）

クラッシュ・ギャルズ - 炎の聖書


一度流行ると何でもコンビにしてしまうのが全女の悪いクセ。
山崎と立野を組ませてＪＢエンジェルズにしたり（アメリカではウケたそうな）
堀田と後に魁皇関と結婚する西脇のファイヤージェツ（コレが泣けるコスプレ・・）
「鬼嫁」北斗晶とみなみ鈴香のマリンウルフ（合ってるかしら？）とか・・

いずれにしても、クラッシュギャルズにはコンビ人気で勝てなかったですね。
ライオネス飛鳥という、後、再起した後、東京スポーツでＭＶＰを取ったり
「Ｍｒ女子プロレス」神取忍が是非闘いたい！と自身の団体の試合を
ボイコットしてまで対戦表明を受けた長与千草という
華と才能豊かな選手に、ライバルでダンプ松本率いる
「極悪同盟」が居た事も凄く大きいですね。（＋阿部史郎）
阿部史郎は悪役レフリーですが、凄く選手に信頼されてた人で
おまけにノーギャラだったそうな。私が地元の体育館に観に行った時は
ゲストの「とんねるず」にドロップキック喰らっていました（汗）

このライバル抗争というのは、
飽きない程度なら本当に盛り上がります。
おまけにダンプｖｓ長与の敗者髪切マッチ（丸坊主）が行われ
最初に長与が坊主になり、再戦でダンプが坊主となる・・・。
長与が血だるまで負けて髪を切られる時の
女子ファンの悲鳴は凄かったですね。
もう、宝塚も真っ青でしょう・・。

飛鳥と長与はお互い引退した後、
長与は映画やドラマに出てたり
（ＴＯＫＩＯが出てた同性愛ドラマの「同窓会」は強烈だった・・）
（注・・・あくまでもゲイの方を差別している訳ではありません）
紆余曲折しながら、二人共プロレス界に復帰し

最初はライバル対決と敵対していましたが
その後、リバイバルで「クラッシュ２０００」と
クラッシュギャルズ再結成しました。

まだ長与千草が可愛く、桂三枝の日曜日、夜のトーク番組で
ゲームに負けて三枝にキスをすると・・・
長与は顔真っ赤にして恥ずかしがったり
お小遣いをはたいて折角２回買った全日本女子プロレスのパンフレットを
クラスの変態男に2冊共取られたり・・・（泣）
クラッシュギャルズの１回だけＤＪを務めたニッポン放送のラジオに
ダンプとブル中野がイタ電してきたり
（実は仲良いんじゃん！）
会場で出待ちをして、二人共、触ったりと（小学生の話ですよ！）
故ジャンボ鶴田に長与がヘッドロックをかけられ「こうなると絶対外れません」と言われ
激怒し、張り手を食らわせ、ロープに振って廻し蹴りを喰らわせ
ジャンボ鶴田と長与が怒りでヒートアップした事件とか。

私の女子プロレス観戦史の中でも
大きな割合を占めていました。

レコードが一番売れたのはビューティーペアの勝利ですな。
でも、この「炎のバイブル」は忘れられない・・・・。