ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ブギウギ 笠置シヅ子、趣里、中納良恵

2023年11月11日 | 音楽
すっかり地上波と私の精神的な距離が出来てしまいましたが
2013年の「あまちゃん」から結局10年間、毎日観ています。
因みに一番好きな朝ドラはコシノ姉妹の母親の物語「カーネーション」です。

近年朝ドラにストレスを感じるドラマも何個か有りましたが
今年のシーズンは当たりに思います。
秋からのNHK大阪製作「東京ブギウギ」で一世風靡した
笠木シズコをモデルにした「ブギウギ」は今の所凄く面白い。
そして主役の趣里が表現力が凄い女優さん、彼女の一挙手一投足から目が離せない。
水谷豊と元キャンディーズ伊藤蘭の娘さんとは存じませんでした。
他の映画とかでも素晴らしいですね。演技、ボケ、ダンス、歌の熱量
魅了されました。


東京の人なのにネイティブに近い関西弁
演技だけでは無く、踊り、そして歌とステージエンターテイメントとして
私の中で普通の朝ドラとは異なって来ました。
情と涙、義理人情、そしてコメディチックなコテコテ大阪内容ですが
最初、エロ目線で見るかな?と思っていたラインダンスは
感動して涙出そうになりました。イギリスでのバレエの下地が有っても
OSK日本歌劇団のメンバーも居ながら、メンバー達が数年かかって作ったラインダンスを
女優さん達は数ヶ月で仕上げてしまう。
苦手意識が有ったという趣里の歌とステージパフォーマンスも熱く
スイングして最高、アプリで1日に何回も観てしまう位、今回はハマってます。
一昨年放送の「カムカムエブリバディ」の様に最後迄ドキドキワクワクさせて欲しいと願います。
ドラマでのボケを含めた関西舞台の演技に踊り、歌と
ステージエンターテイナーの端くれとしては見どころ満載、
このエネルギーに圧されます。

と、大阪での「ラインダンス」も東京移籍初舞台の「ラッパと娘」の
動画はYouTubeで上がっているのですが、悔しい事に
ブログに貼り付けらず‥もし興味を持たれたらYouTubeでご覧になって下さい。
個人的には圧巻です。ドラマでの前後関係含めたダンスや歌のリンクが貼れないのが悔しい。

一発録りで収録したラインダンス
https://youtu.be/PlAopAZOKik?si=2c3Hm8eIIC9Wi2a_

ドラマがライブと化した熱量のライブパフォーマンス。
https://youtu.be/ivu_gUZrNjY?si=8gJmCq4PSjvJ1NeE


特に東京出てきてからの戦前JAZZ歌謡を作って来た服部良一の曲達が
今の役者の歌で活き活き蘇る。
戦前の昭和歌謡を聴いて、「JAZZ?」「Blues?」と
私の洋楽脳には違和感を感じるモノが昔から有ったものの
服部良一が作曲した淡谷紀子の「別れのブルース」はアメリカのブルースでは無く
「Blue」な曲が当時の歌謡曲ブルーズとなっているんだな、と。
子供の頃のブルーズイメージとなると、こういう楽曲のイメージでしたので。

で「ラッパと娘」はリズムや半音階のコードとか
「ロカビリー」のスイングしたリズムだなぁ、とか
ドラマ以外でも見所満載で。
ちくしょう‥公式動画の歌と圧巻のパフォーマンスが貼れないのが悔しいのですが
本家笠木シズ子の原曲を。




そして、このドラマの主題歌を歌っているのが趣里含め3人なのですが
エゴラッピンのボーカル、中納良恵がメインのボーカルなんですよね。
最近、持病の発作がぶり返し、中々音楽を聴くのが怖かったのですし
この曲も例外では無いのですが、最近また少し聴ける様になり。
戦前、戦後の日本のJAZZやBLUESをルーツにしている
エゴラッピンの中納さんなので3コードブギもマッチしていて。
元々、日本人離れしそうな歌唱の素晴らしいシンガーですが、
久々に聞いた名前。
エゴラッピンのCDやMDを取り出し聴き直しております。



このドラマを見ているとイチ底辺ミュージシャンとして
忘れていた事、研究させられる事が結構多いです。
勿論、ドラマも今の所凄く面白い。
最後迄、このママ行って欲しいです。

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