みゆき「想い出がいっぱい」 H2O

この頃の曲ってロックや専門的なジャンルでは無い曲ポピュラー音楽をを
「歌謡曲」「ニューミュージック」と分けてましたよね。
レコード屋さんの陳列も。
元々フォークデュオだったそうですね、H2O。
どうにも開く事の出来ないカセットテープラックに
この曲のテープがあるんです。
取り出すにはベッドとマーシャルキャビネットやギターハードケースを
全部動かさなくてはなのでYouTubeで聴こうとしたら
オリジナルバージョンが上がっていなかった。
このデュオの1人の方のセルフカバーが有りました。

想い出がいっぱい　（なかざわけんじ）


写真は漫画「みゆき」です。
当時、大人気漫画家の階段を上がっていたあだち充の人気漫画。
気づけば文庫本含めて、全巻持っておりました。
「タッチ」も気づけば全巻持っているのですが
「ナイン」や「陽当たり良好」は売ってしまいました。
まさかあだち充氏が大先生になるとは思わず。
少年サンデーではタッチ、ビッグコミックで「みゆき」が同時進行で連載されていましたな。
同級生の美人彼女の「みゆき」と、6年ぶりの再会で
凄まじく可愛い女の子に成長していた血の繋がらない妹「みゆき」の
三角関係、昭和ラブコメ。
最近、私は現在のラブコメが頭の中でフィーバーしてしまいまして。
コロナ禍がキッカケです。一種の現実逃避ですな。親の介護も有るしで。

朝起きたら何故か、この「想い出がいっぱい」が頭に流れていて
やはり名曲で聴きたくなったのですな。
アニメ「みゆき」のエンディングテーマ。
私個人はアニメのオープニングテーマの曲のイメージが強かったのです。
声優は妹のみゆき役に荻野目洋子が起用されていました。
つたない下手な演技が逆に可愛かったり。

しかし、まさかエンディングテーマの「想い出がいっぱい」の方が
エスカレーターの様にヒットチャートを急上昇し
TOP2辺りで競っていたのは、当時の私には驚きで。
漫画「みゆき」の連載が最後になると
何とも切ない、泣けるまさかの展開で、学校で話題となっておりました。
私は、まさか学校(特に部活)で「みゆき」がこんなに読まれているとは
驚きでした。どちらかと云えば、私のお兄さん、お姉さん世代に
絶賛人気漫画でしたし。
その最後の方の回のどんでん返し、そしてその当事者達が
「大人の階段を登る」最終回で、
その漫画のコマの中で青春期の登場人物達が
それぞれの傷付き成長していくハイライトの様なシーンで
「想い出がいっぱい」の歌詞が書かれているのが
何とも感動的で、今読んでも感動します。
この曲の作詞はヒットメーカー、阿木陽子だったのですね。綺麗な方ですよね。

あだち充漫画の中で珍しく野球が一切テーマにならない
ラブコメディ。ハラハラしながらもお気楽的でドキドキする。
そして感動と切なさのさわやかな最終回。
そのシーンに、この「想い出がいっぱい」は最高の曲です。

漫画「みゆき」を読まれていない方々の心にも残る
名曲だと思います。


と、次回デスラッシュメタルの記事だったとしたら
エラいジャンルの振り幅です^^;