ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

黒のカリスマ (マスター)蝶野

2007年08月19日 | プロレス
この人の入場曲はネオクラシカルバンド、ロイヤルハントが
担当しています。

新日本プロレスの一時、現場の現場責任者として長州力が新日本を
去った後、1年位現場監督をしてましたが、元々はサッカーをやってて
東京三鷹のそこそこの家庭に育った暴走族上がりなんですが
時に体がボロボロなのか?何か不甲斐ない試合も多く見せてたのですが

やはり、この人はとても頭が良く、ヒールとして一時、辻アナウンサーを
本気で苛めてましたが、あれは、アングルではなくて蝶野が直接仕掛けた
所謂「シュ-ト」で完全に蝶野の考えた新日本活性化の元で
当時アメリカで大人気だったWCWの「nwo」のテレビ中継でこの蝶野の
ある意味演出がアメリカの巨大団体に影響を与えたのです。

悪役でもとても頭がスマートで人間的に闘魂三銃士の中では
一番常識人だった気がします(もう橋本がこの世に居ないんでね)

03年だったかな?
東京ドームでNOAHの小橋健太を迎え、シングルマッチで闘った事があります。
正直、その当時の小橋、そして佐々木健介はパワーファイターで
ある程度の実力(プロレスの上手い人)では本人達の持ち味を
100%発揮できるのですが、これが格下の若手となると、
格下の選手とのシングルマッチではあまり生かせてない様に思いました。
健介の場合は叩き潰すか、小橋の場合はまだ、デビューして数年の
力皇とのタイトルマッチで力皇をリード出来ず、何だかしょぼい試合に
思えました。
それが蝶野VS小橋の試合の時、相当な熱い試合をしてドームを盛り上げて
メインエベントの永田VS高山を完全に喰ってしまった様に思えました。
その小橋の力を最大限に引き出し、熱闘を繰り広げたあの試合。
私はそれは蝶野の力だと思ってます。やはり、特にビックマッチでは
蝶野も本気になり(三沢やホーガンの試合はつまらなかったな)
小橋をリードし、最後、セールに回り、ラリアットで撃沈しました。
やはり武藤は華がありハデですが蝶野はヨーロッパで得たスタイルを
今でも生かしてる(今は営業マン??取締役??)と思います。

同じく本当に強いレスラー、(シュート系がね)パワーファイターの
ジャブ(負け役)となっている中西学もバスルッテン、ボブサップ、
ブロックレズナーのポリスマン(見極め役)を引き受け、
特にパワーファイター相手では度迫力の試合をして盛り上げてます。
中西は不器用な為、よく失敗はみせますが、こういう存在は無くてはならないと
思います。

同じ中西でも女子プロの中西百恵、結婚引退してしまったけど、
あの少ないキャリアで技を自由自在に操り、そして相手が先輩なのに
負け役であっても試合をリードしてた、天才肌の超一流選手でした。
プロレスの本質を扱うアメリカの雑誌では神様的存在だったようです。

こういう、負け役承知して試合を引っ張る存在、それが近代では
蝶野や武藤だと思いますね。
(NOAH系ではたまに秋山かな?)

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2 コメント

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奥さん (GRECOおやじ)
2007-08-19 14:00:06
全くどうでも良いことですが、この人の奥さんはドイツ人でしたね。
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GRECOおやじさん (太郎)
2007-08-19 14:45:54
はい、マルティナ夫人です。
今もやっているかは判りませんが、
「アリストトリスト」という蝶野のファッションショップの
アクセサリーや服のデザインやってます。
蝶野は元々、お洒落さんなんで。
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