フェンダージャパン JGN-95SFZ

フェンダージャガーの事を書こうと思っていたのですが
直近ではどうも3年前に書いておりまして
出会えなかったけど興味が有ったギターが。

フェンダージャパンのジャガーシェイプだけど
ジャガーでは無いギター。
ギターとベースの中間というか。
簡単に言えば「バリトンギター」ですね。
私、ESPブランドのLTDだったかな？
一度試奏した記憶が有るのですが、ネックが長く
どこを弾いているのか？わからなくなり直ぐ店員さんにお返ししたかも。

写真のギターは
通常の1オクターブ下チューニングで
張るギター弦は全て巻弦という‥。
ジャガーのアームブリッジでは無くチューンOマティックブリッジ。
ネックスケールは28 2/3インチ。
おまけにファズ搭載！という、何だか強烈なシロモノ。
通常のエレキギターとは別物ですね。

04年のヤングギターに載っていたモノなのですが
当時のヤングギターは企画モノが有りまして。
秋の文化祭で人生初ライブをする為、人里離れた山奥のペンションで
夏休みのほぼ全てを使いバイトした安川君が
貰える給料は10万円という残念な金額。
かつてアンダーグラウンドで知る人ぞ知る伝説のギタリストだったペンションもオーナーが
少ないバイト代への申し訳なさから安川君を麓の楽器屋に連れて行き
10万円で買えるギターで‥という縛りで人生2本目を物色しに行く、
という物語の中で紹介された一本。

私は当時ギター熱が再来して来たいた頃で少しだけお小遣いに
余裕が出来、
毎月ヤングギターかギターマガジンを購入しておりました。

10万円で買えるギターとして12本登場した中の一本。
私はコレ、面白そう！と興味持ちまして。
当時、私はフェンダージャガーすら存じていなかったのです。
物語のペンションオーナーは
「チューニングも通常より1オクターブ低くなる訳だから当然使い道は限られるだろうけど
オリジナリティを追求するならこのギターを選択するのもアリだよね。
やっぱりミュージシャン/アーティストにとって、個性を確立する事は大事な事だから。
それに、この音圧と迫力は別格だよ。ガレージロック系をやるなら
1度は試してみて欲しいね。」と。

04年頃、ガレージロックはまだまだメインストリームなジャンルでしたね。
メタルバンドがファズを使いガリガリのガレージ系に変わっていた！
なんて事も有りましたし。

結局、このギターと出会う事は有りませんでした。
というか、売れたのかな？かなり個性的なギターに思えますが。
トコトン低音に拘るギタリストに合うのでしょう。
当時人気が有った「SUN」とか？

しかし、04年‥もう今から18年前！！！
時が経つのは恐ろしい‥出来れば戻りたい‥。
10万円前後で結構面白いギターが買えたのですね。
雑誌載っている価格は定価ですし。
このフェンダージャパン、バリトンギターは
定価、99750円です。