ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

Coroner(コロナー)

2020年05月19日 | 音楽
東京都では感染が減ったり増えたり、
多くの方も思われていると思いますが二次三次感染が怖いですね。
友人の勤務する病院では医師、看護士の中でクラスター起きたり
その場で働いている方、物流関係、飲食関係
擦り切れる気持ちで働かれていると思います。

音楽界では、、、
廃業のライブハウス、スタジオがどんどん出て来ましたね。
私自身は持病で免疫力がカスな位で
医師と家族以外とはもうずっと接しておらずの生活です。

と、現在の国難、世界難のど真ん中、ドンピシャなバンド名、
コレまた意外なバンドのCDを頂きました(有難う御座いました)
スイスのスラッシュメタルバンド、コロナーです。
2ndアルバムと3rdのカップリングアルバムです。

ハロウィンを脱退したカイハンセンがガンマレイを始めた時
今度UPする記事のバンドのボーカリスト、
ドイツのロブハルフォードとも言われる(ドイツのジューダスプリーストとも)
ラルフシーパーズが大きな注目を集めた事から
そのバンドが居たノイズレーベルの作品が、ドカドカっ!と発売されました。
そのカタログの中に居たバンドの1つがコロナーです。

この頃ロック界、いや、音楽界は大きな変革期に来ていて
スラッシュメタルと無縁に思える人間がコロナー好きという奴が周りいたりでした。
特に、テクノ、ハウスミュージック好きな人達にでした。
ノイズレーベル作品大リリースの後、現にとてつもない
ニューテクノ?ハウスブームがやってきましたし。
それをスラッシュメタルに取り入れたのは今回頂いたアルバムの後に
発表された作品達ですが、
今回頂いたアルバムは提供して下さったぶりぶりざえもんさんが言われてた様に
イングウェイマルムスティーンがスラッシュメタルやっている、という言葉が
納得出来る内容でした。特に2ndアルバムが。そしてテクニカルです。
コレまた頂いた「ユーロスラッシュメタルの源流」では本人達は
限界ギリギリの事を求められ製作した大変なアルバムだったとの事。
変拍子を沢山組込みながら、ハーモニックマイナースケールやディミニッシュスケールの
曲やギターが展開されて行く印象でした。
因みにバイオリンを習っていた事から譜面が書け、音楽理論、コードの分析等も
沢山していったそうで。あまりメタルのシーンが多くないスイスで
自分の腕を上げる為レベル達成したら、更に上の技量のバンドにスキルアップしていったという
ギタリストのトムバロン。
後にアランホルズワースを聞いてどうしたら彼の様なプレイが出来る様になるんだ?
そう苦心したそうですが、後々それがコロナー解散後、ピーターガブリエルやTHE WHO、
ジェフベックやポリスのメンバー達と活動し、別のフィールドでプレイし
大金を稼ぎ、後々演奏の幅を広げるのに成功した様ですね。

このコロナーでは2ndアルバムではジミ・ヘンドリックスの「パープルヘイズ」が
コロナー流にアレンジされカバーされております。
本家に馴染み深い?私はぶっ飛んでる!というアレンジでした笑

私個人の印象では初期

Coroner - Tunnel Of Pain


と、ここでこれまで書いていた記事が吹っ飛びました(泣)完成していたのに。
要約して書きます。

スイスでの先輩、先陣組のセロティックフロストの後を追う形で
というか参考にして戦略を練り活動していったコロナー、
私個人の印象はジューダスプリーストの「シナー」や
当時かなり異色で難しい事をしていたアイアンメイデンの「ファントムオブオペラ」を
参考にスラッシュメタルを構築して行った様に感じました。
どこからどこまでヴァースで、何処がテーマ(メロディ)なのか転調しまくり
ブリッジにかなりテクニックで複雑なリックが散りばめられているので
全てを解読するのに集中力を使うかもしれません。
ですが、私はこういう路線は好きなので、面白いかもです。
トムバロンはコロナー解散後、別のシーンで
プライベートジェットで移動し大金を稼ぎ毎晩10人の女の子から
夜の相手を選べるという、ウハウハなキャリアを積んで行ったようですね。
スラッシュメタル勢ではあまりなさそうなキャリアかも?
テクニックという面ではメンバー3人共、シーンで名を挙げたバンドの中では
最上級の1つかも知れません。テクニカルバンドですね。
やっている事は良い意味で変態です。

父の病気の本を沢山読まなくてはならなかったので
折角頂いたのに読むのが遅れていた「ユーロスラッシュメタルの源流」では
一時期ヨーロッパのメタルレーベルで力を持っていたノイズレーベルが
インディーならではの財政状況は想像出来るとは云え
契約したバンド達に中々エグい事をやってきた事を知ります。
先述のラルフシーパーズがノイズレーベル時代のバンドの借金を返す為
西ドイツ国内あちこちで歌い稼ぎに出て返済していたという謎も解ってくる気もしました。
そんなラルフにガンマレイからの声かけは渡りに舟だったでしょね。
そういえばガンマレイも3rdでは曲が脱線するか、いやギリギリ元に戻りながら
テーマに向かうという危うく複雑な事をやっていた時期がありましたね。

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4 コメント

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今、聴いても面白い!! (ぶりぶりざえもん)
2020-05-19 03:18:10
よく、テクニカルになったCelticFrostと
表現されるバンドで、太郎さんに押しつけた(?)とき
イングヴェイがスラッシュ演ったら?(絶対あり得ん!!)
こんな感じになるのかなと思いました。

てっきり、太郎さんはこのバンド、チェックしてると
思っていましたが「聴いたことない」と
コメントしていたので意外でした。
現在、再結成し4~5年ぐらい前から
ライヴ活動はしてるのですが、一向に
新作アルバムは出る気配がないです(涙)
(個人的に好きなToxikもそんな感じですが…)

MegadethやMekongDeltaが好きな方は
聴く価値アリだと思います!!
1st~3rdをお薦めします!!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-05-19 23:53:09
曲の展開や一部ブリッジ等にネオクラシカルな旋律が出て来ますよね。
イングウェイ的アプローチとは違いますが今は亡き?ヴェクターも
クラッシックの要素を入れていたりですね。
お祭りどんちゃん騒ぎスラッシュメタルとは違い
VOIVODとかのインテリな
スラッシュメタル的でも有りますね。

私、BIG4以外は持っているスラッシュメタルマテリアルは決して多くなかったです。
エクソダス、テスタメント、デスエンジェル、オーバーキル、ディストラクション
スーサイダルテンデンシーズ、エージェントスティール等が一、二枚づつ位で
ぶりぶりざえもんさんに頂いたCDである意味スラッシュメタルに開眼したかも。
toxicは技巧派ボーカルが入るスペースが有る曲作りにも感じますが
同じくインテリ系ですね。
ストレートなスピードメタルが好きな方には???な感じかもですが
初期メガデスの様にひねくれたサウンドが好きだとハマりますね。
(私は初期メガデスが好き)今回頂いたコロナーは三作目の方が好みです。
返信する
お忙しいところスイマセン(汗) (ぶりぶりざえもん)
2020-05-21 02:37:35
1st、送っといたよ(笑)
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-05-21 23:23:47
それはそれは!
ありがとうございますm(_ _)m
返信する

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