神田伯山の“真”日本プロレス(新日本プロレス)

新日本で実況アナウンサーをしているラジオ「真夜中のハーリーレイス」DJ清野と
日本一チケットが取れないと言われる講談師・神田伯山が好き勝手に繰り広げる
新日本プロレスの歴史や時代の波、特別ゲスト、
そして何よりも神田伯山と新日本プロレス信者の清野アナウンサーのトークと突っ込み
着眼点がかなり凄いCSテレ朝で放送されいる番組「神田伯山の真日本プロレス」
放送されたDVDを頂けまして、コレが凄い番組でした。
古舘一郎に絶大な影響を受け「ワールドプロレスリング」そのものが好きという
清野氏。日本プロレス歴史上開催された各団体の大会の年と日付け、会場を言え
古舘一郎語録を正確に再現出来る記憶力に抜群のツッコミを入れ
上手く会話と番組を纏める神田伯山の最強？ミラクルコンビ。

この動画で内容が想像出来、今後またイレギュラーな展開が有るかもしれません。

【神田伯山の“真”日本プロレス】第1回放送の見どころ【新日本プロレス】


私個人的に日本プロレス残党となった大木金太郎と新日本と
五分の条件で合流しようと説得し決裂した坂口征二の
私怨の戦いが観れた嬉しさ。
若手時代、韓国から密航した大木とブラジル移民の子と
周りに差別をい受けた猪木、共に力道山の厳しい虐待に耐え
兄弟のような仲だった2人が
「日本プロレス乗っ取り事件」で起きた遺恨と
日プロでは禁断だった日本人トップレスラーとの対決を実現した猪木。
特に私怨と相当複雑な人間関係を持ち闘った2人が
試合後、感極まり抱き合うシーン。
そして力道山vs木村に次ぐ第ニの昭和巌流島決戦
新間寿を含む多くの人が新日本史上ベストバウトに選ぶ
国際プロレスのエースだったストロング小林と新日本の総帥アントニオ猪木の
歴史的一戦。コレまた名勝負と言われる猪木vsビルロビンソン、
勿論フル映像ではないですが2人の解説付きで流れる試合。
そしてルスカ、アリからウイリーウイリアムスとプロレスvs極真空手。
こういう試合に至るまでの解説等含め
昭和プロレス好きな人には堪らない番組です。
そして新日本プロレスの歴史をグラフで表した清野氏の見方。
19世紀、日本人初のチャンピオンと言われたマツダソラキチから振り返り
決してエースにはなれない今の新日本プロレスの選手にスポットライトを当てるコーナー。
そしてゲストの漫画「プロレススーパースター列伝」作画者、原田久仁信氏が
今だから語れる裏話。
40代と30代の2人が、もっと上の世代の人にも
興味をそそり、そして懐かしさも込み上げる、昔からのプロレスファンには
裏ビデオ的な、いや、本を読むような番組。私は4回迄観れましたが、今月で終わる
全7回。毎月第3土曜日に放送される、コレはプロレスヲタ必見の番組です。

「真夜中のハーリ&レイス」でこの番組が始まると知り、観たいけど
観れないと思っていたCSの番組(というかCSの見方を知らない)が観れた事、
これまで頂いた音楽CDやチケット、ギターの機材等含めて
当ブログを読んで下さる方々からの
拘り深い２つのジャンルの有難い頂き物。

今現在、プロレスの見方はもう多種多様ですね。
私も暴露本を読んだ後のコレまでの20年の喪失感、
プロレスをどう観れば良いか？悩んだ3年。
盛り上がる総合格闘技とＫー１。
ワリを喰ったプロレス。
色々感慨深い気持ちになりました。
それを、喋りのプロ2人の見方で造られた番組。

凄い番組ですっかり興奮してしまいました。
多種多様なプロレスの見方に一本の矢を撃ち込んだ番組。
解釈は人それぞれあるとは思いますが、
とても興味深い番組でした。
改めてDVDを見返したいと思います。