ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

天龍vs大仁田、WARvsFMWとして初対決

2015年12月13日 | プロレス
表紙の借り物写真は別の時代ですが(私もこの号持っております)
当時、王道プロレスの天龍率いるWARとデスマッチ路線の大仁田率いる
FMWが
ある意味ミスマッチ的な感じで両国国技館で大激闘し
話題をかっさらった頃ですね。
両団体、何でも取り入れて行くようなスタイルでしたし
両国で激突した天龍・原vs大仁田。後藤
全員、全日本出のレスラー。(原だけは国際出身ですが)

試合模様を全部見たのは初めてなんですが、
試合前インタビューが大仁田の事を「チビッコギャングに負ける訳ないしね」と
笑って答えてた事を大仁田にインタビューアーが伝えたら
激怒し大暴れした舞台裏事情も。

体の小さい大仁田が天龍にぶつかっても迫力が無いような
ダイジェストでしたが最後は大仁田が天龍をパワーボムでフォールするという
大事件的な試合でした。
あの天龍が大仁田にフォールされて、5/5川崎球場の
有刺鉄線電流爆破金網デスマッチに天龍を上げてしまう伏線でしたが
この両国大会は大盛り上がりですね。
元々ジュニアヘビー体形の大仁田がスーパーヘビーの天龍に攻撃しかけても
ビクともしない印象でしたが、策士の大仁田はすっかり天龍を
自分のペースにハメてしまいました。
そこにはこの試合のMVPとも言われたT後藤の存在があるのですが。

というか、何よりも驚いたのが大仁田が純プロレスを
堂々とやっている!の衝撃が一番大きかったです。
プロレスラーとしてのキャリアは天龍より長い大仁田、
チャボゲレロからNWAインターナショナルジュニアヘビー級世界チャンピオンベルトを
かっさらい、全日本のリングでは大仁田がジュニアのエース状態になり
(というか、チャボが素晴らしかったかも。名レスラーですな)
初代タイガーマスクに挑戦表明をしていたのは大きな話題でした。
(当時の全日本と新日本の極悪な関係からしたら到底無理な事でしたが)
堂々と純プロレス、しかも早いスピード展開で繰り広げている事に
ビックリしました。
vsグラジエーター等、隠れた名勝負等ありますが
後藤にしてもFMWで純プロレスを激しくやろうとしても
相手に不足があったのかもしれません。
初期の栗栖と戦っていた頃は物凄い見ごたえでしたけどね
今回の相手は超一流レスラー天龍、そして天龍の相棒の
故・阿修羅原。(名付け親の野阪昭如さん亡くなってしまいましたね)
「打てば響く!」相手だった事は間違いありません。

大仁田厚&ターザン後藤 VS 天龍源一郎&阿修羅原 1994


すばやく天龍の足を取ったり、ミサイルキックしたり
まあ、その後TVで観た大仁田とは全く違う
第二の全盛期時代。プロレスブームになっていた当時の
ある意味象徴的な組み合わせだったかもです。
(新日本vsUWFインターの流れからでしょうか?)
とにかく刺激のある頃でしたね。

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2 コメント

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おもしろい! (ミルクマン)
2015-12-14 21:34:18
自分が村から離れてた時代の試合ですが、
噛み合ってますね。基本のプロレスがしっかりしてこそ「なんでもあり」の説得力が増すので、お見事でした(天龍さんがこっち世界に降りてきてるのを逃さない大仁田の商魂も素晴らしい)。
ごちそうさまでした。
あっ、おかわりも大歓迎です(^_^;)
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ミルクマンさん (太郎)
2015-12-15 14:35:58
この時代はプロレス畑から離れていましたか。
やはりFMWで純プロレスしようにも
基本的に善玉vs悪玉という抗争がお決まりでしたしね。
ただ大仁田はボクシング元世界ヘビー級チャンピオン
レオンスピンクスのパンチをボコボコに受けても立ち上がってた男ですからね
体は小さくても根性とバイタリティーが半端じゃありませんね。
やはりハンセンも大評価した原、超一流レスラーの天龍、
FMW組も基本はしっかりしているし、ホント見応えのある
タッグマッチでした。
徹底した分断作戦に引きずり込む・・・
今のプロレスでは見られないですもんね。
かなりの迫力ですな。
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