ギターの下地、フィニッシュの塗料として多く使われるのが
ラッカー塗装、ポリエステル塗装、ポリウレタン塗装。オイルフィニッシュ。
ここで色々好みが出てくる方も多いと思います。
下地、トップ共にラッカーが好きな方って、やはり多いと思います。
私も基本的に古典的な所が有るので薄く吹いてくれたラッカー塗装が
味的にも好きなんですが
こうラッカー塗装至上主義という概念と流れはずれて
多くのハイエンドギターでポリウレタンが使われているギター&ベースは
相当増えたと思います。薄く吹けばラッカーでもポリウレタンでも
鳴る!という事ですし。
このラッカーvsポリ系塗装の話は下の仲前さんの動画で興味深く聞かせて貰いました。
ラッカー塗装至上主義をぶった切る!ラッカーは良いギターでポリ塗装は安物ギター?
が、ポリエステルとポリウレタンはどうか?なんですよね。
私、樹脂を扱うお客様とそれに合うモノという営業マンをやっていました。
が、基本この樹脂専門要員では無く、別の分野が多かったです。
当時、ポリウレタンを扱う事案がそんなに多くなく
下世話な話に聞こえるかもしれませんが、各社、極薄コンドームを
こぞって開発発売し始めた頃、私もほんの一部その仕事に関わっておりました。
私のイメージでは柔らかさを持ちながら性行為に耐えれる強度を持つ
そういう認識でした。が、先立って出したメーカーの商品に
さっさと穴が空いてしまったというトラブルが相次ぎ、
製品回収となりました。ココは正直ライバル他社の不良品で
一先ず競合で負けず済んで安心感が担当者の間でもありました。
その後、私は持病発病でその業界から離れる事になったので、
後々の競合経緯や素材等はチェックしておりません。
ポリエステルは市場に出ている多くの商品に利用されていますよね。
私はポリエステルに合う素材を色々売り込む事が多かったのです。
と、経緯が長くなりましたが、ポリウレタンより
ポリエステルの方が硬いかもと解釈しておりました。
樹脂の専門家では無かったので今では不明なんですが
ギターにおいては、フェンダーは70年代のストラトを始め
ポリエステルでカチコチに固められたギターが主流となりました。
トップ画のフェルナンデスや、ミュージックマン、ジョンペトルーシモデルBFRは
ポリエステル塗装です。ジャパンビンテージと呼ばれるギター達にも
ポリエステルは採用されていますよね。
フェンダーではモデルにもよりますが、10年以上前のカタログでは
USAモノはラッカーが多く、アーティストモデルでポリウレタン等が使用され
当時比較的安価だったメキシコ製のレギュラーモデルはポリエステルが多かった
そう記述がありました。ロードウォーンなんかはラッカーですよね。
ES335モデルでもポリエステル主流時代のモノは弾いてみて
ツルツル感がある音という個人的感覚です。
ウチに有るギターではPRS、sugi等はポリウレタン、特にsugiはかなり薄く吹いているそう。
で、ミュージックマン、ジョンペトルーシモデルはプラシーボ無しでポリエステルに感じました。
木が柔らかくとも最終的にしっかりポリエステルで固められ
特にハイゲインなアンプやエフェクターで鳴らす場合、
アンサンブルで音抜けが良い、そう思ってくるのです。
ジョンペトルーシなんかはかなり素材にこだわっている気がしますが
個人的にこう音が抜け易い感じがしております。
勿論、塗装剤だけの要因では無いのですが、
もしかしたらヘビーミュージックにポリエステルの方が向いているのかな?
そう思った事が有りました(あくまでも個人的感覚)
安ギターに厚めに吹いたポリエステルは多く使われているイメージ有りますが
コレはコレで個性的なモノも有ります。
塗装職人さんの芸で薄い、厚いモノが出てきます。
勿論、商品コンセプトで厚く吹くモノも有りますし。
と、ウンチク的に長い文章になってしまいましたが
其々の良さは有りつつ好みも分かれるかと。
因みに私、以前はフィニッシュ剤、その塗装の仕方迄
細かく店員さんに聞いていたのに、今はあまり拘り無く‥所か
塗装剤の事をすっかり忘れているのでした。
先程ミュージシャン且つ樹脂のエンジニアしているメンバーに聞いたら
楽器によって一概には言えないとして
硬い音→柔らかめの音の順番は厚めのポリエステル→厚めのポリウレタン→
薄めのポリエステル→薄めのポリウレタン→ラッカーという見解でした。
良くマホガニー材にポリエステルを使えば音抜けが良いという事で
私のペトルーシモデルはセンターブロックとネックがマホガニー、
アンプのゲインを10にしてもメタラーには評判良かったという訳だ‥と。
因みにポリウレタンの他方業種で需要が伸びてコストが下がったのと
ラッカーも内部迄乾き切る迄、約20年かかるという意見でした。
(私のレスポールも16年使い以前よりネックのベトベト感が減りました)
以前使っていた73年製プレジョンベースはポリエステルでしょう、
弦張力強めに張り続けたブツなのか?
ボディーが曲がり!ラッカーでは見られない独特のクラックが
良い感じに入っておりました。
ラッカー塗装、ポリエステル塗装、ポリウレタン塗装。オイルフィニッシュ。
ここで色々好みが出てくる方も多いと思います。
下地、トップ共にラッカーが好きな方って、やはり多いと思います。
私も基本的に古典的な所が有るので薄く吹いてくれたラッカー塗装が
味的にも好きなんですが
こうラッカー塗装至上主義という概念と流れはずれて
多くのハイエンドギターでポリウレタンが使われているギター&ベースは
相当増えたと思います。薄く吹けばラッカーでもポリウレタンでも
鳴る!という事ですし。
このラッカーvsポリ系塗装の話は下の仲前さんの動画で興味深く聞かせて貰いました。
ラッカー塗装至上主義をぶった切る!ラッカーは良いギターでポリ塗装は安物ギター?
が、ポリエステルとポリウレタンはどうか?なんですよね。
私、樹脂を扱うお客様とそれに合うモノという営業マンをやっていました。
が、基本この樹脂専門要員では無く、別の分野が多かったです。
当時、ポリウレタンを扱う事案がそんなに多くなく
下世話な話に聞こえるかもしれませんが、各社、極薄コンドームを
こぞって開発発売し始めた頃、私もほんの一部その仕事に関わっておりました。
私のイメージでは柔らかさを持ちながら性行為に耐えれる強度を持つ
そういう認識でした。が、先立って出したメーカーの商品に
さっさと穴が空いてしまったというトラブルが相次ぎ、
製品回収となりました。ココは正直ライバル他社の不良品で
一先ず競合で負けず済んで安心感が担当者の間でもありました。
その後、私は持病発病でその業界から離れる事になったので、
後々の競合経緯や素材等はチェックしておりません。
ポリエステルは市場に出ている多くの商品に利用されていますよね。
私はポリエステルに合う素材を色々売り込む事が多かったのです。
と、経緯が長くなりましたが、ポリウレタンより
ポリエステルの方が硬いかもと解釈しておりました。
樹脂の専門家では無かったので今では不明なんですが
ギターにおいては、フェンダーは70年代のストラトを始め
ポリエステルでカチコチに固められたギターが主流となりました。
トップ画のフェルナンデスや、ミュージックマン、ジョンペトルーシモデルBFRは
ポリエステル塗装です。ジャパンビンテージと呼ばれるギター達にも
ポリエステルは採用されていますよね。
フェンダーではモデルにもよりますが、10年以上前のカタログでは
USAモノはラッカーが多く、アーティストモデルでポリウレタン等が使用され
当時比較的安価だったメキシコ製のレギュラーモデルはポリエステルが多かった
そう記述がありました。ロードウォーンなんかはラッカーですよね。
ES335モデルでもポリエステル主流時代のモノは弾いてみて
ツルツル感がある音という個人的感覚です。
ウチに有るギターではPRS、sugi等はポリウレタン、特にsugiはかなり薄く吹いているそう。
で、ミュージックマン、ジョンペトルーシモデルはプラシーボ無しでポリエステルに感じました。
木が柔らかくとも最終的にしっかりポリエステルで固められ
特にハイゲインなアンプやエフェクターで鳴らす場合、
アンサンブルで音抜けが良い、そう思ってくるのです。
ジョンペトルーシなんかはかなり素材にこだわっている気がしますが
個人的にこう音が抜け易い感じがしております。
勿論、塗装剤だけの要因では無いのですが、
もしかしたらヘビーミュージックにポリエステルの方が向いているのかな?
そう思った事が有りました(あくまでも個人的感覚)
安ギターに厚めに吹いたポリエステルは多く使われているイメージ有りますが
コレはコレで個性的なモノも有ります。
塗装職人さんの芸で薄い、厚いモノが出てきます。
勿論、商品コンセプトで厚く吹くモノも有りますし。
と、ウンチク的に長い文章になってしまいましたが
其々の良さは有りつつ好みも分かれるかと。
因みに私、以前はフィニッシュ剤、その塗装の仕方迄
細かく店員さんに聞いていたのに、今はあまり拘り無く‥所か
塗装剤の事をすっかり忘れているのでした。
先程ミュージシャン且つ樹脂のエンジニアしているメンバーに聞いたら
楽器によって一概には言えないとして
硬い音→柔らかめの音の順番は厚めのポリエステル→厚めのポリウレタン→
薄めのポリエステル→薄めのポリウレタン→ラッカーという見解でした。
良くマホガニー材にポリエステルを使えば音抜けが良いという事で
私のペトルーシモデルはセンターブロックとネックがマホガニー、
アンプのゲインを10にしてもメタラーには評判良かったという訳だ‥と。
因みにポリウレタンの他方業種で需要が伸びてコストが下がったのと
ラッカーも内部迄乾き切る迄、約20年かかるという意見でした。
(私のレスポールも16年使い以前よりネックのベトベト感が減りました)
以前使っていた73年製プレジョンベースはポリエステルでしょう、
弦張力強めに張り続けたブツなのか?
ボディーが曲がり!ラッカーでは見られない独特のクラックが
良い感じに入っておりました。
こんにちは、335です。これはある意味、永遠に議論の続くテーマかもしれませんね。人によって感じ方もそれぞれでしょうし。
以前に書いたかもしれませんが、私はラッカーとポリ、どちらも良い所があると思っています。ラッカーの方がややアコースティック・ギターに通ずる鳴りに感じますし、ポリは少し張りがある現代的な音と言うか。ただ、塗料の違いというよりも、やはり重要なのは塗膜の厚さだと思います。薄い方が鳴りは良いですよね。今、一番薄く出来るのはウレタンの方だと聞いた事もあります。
だからと言って、厚い塗装を全否定するつもりもありません。塗装が厚くなって生鳴りが変わるなら、それを踏まえてボディ/ネック材を変えたりPU 等の電気系統で補正したり、逆に厚い塗装でないと出来ない音を敢えて狙ったりと、トータルで欲しい音が出るように工夫しているのであれば、何でもアリだと思っています。
個人的にネックはラッカーの方が好きかな…。汗をかいても滑り辛くて弾きやすいです♪
ネックは最近手汗かく様になったのでラッカーかウレタンか?サテンフィニッシュに惹かれます。
現場の実用性問題では薄いポリウレタンでフェンダーのジェフベックモデルとか
ポリウレタンでしたね。実用性、安心性は多くのプロがポリウレタンと。
私、まず店員さんにフィニッシュを聞いていたのは、ラッカーやオイルフィニッシュだとフィンガーイーズやポリッシュが
安心して使えないので確認しておりました。ここも肝心な所で。
今回、もっと突っ込んでポリエステルとポリウレタンの違いに食い込んでみました。
自分が仕事で取り扱った事ある素材なので一括りにポリ系と括れないのでは?
そう長年思っておりまして。店員さんに聞いてもポリ系としか答えられない人も。
そこまでは意識していない人も多かったんでしょうね。
エステルとウレタンではハイエンドモノでも素材と仕上げ方絶対音の違うだろう、と。
以前ミュージシャンマンペトルーシモデルの音は好みでは無くと漏らしたのですが
実用性としてポリエステルの硬めなサウンドはキマっていたり。
昨夜、知人から解答を貰いスッキリしました。
塗装の薄い、厚いは大きく音に違いは生みますね。
田舎にスクワイア51というバスウッド、ハードルストラトシェイプのギターを置いてありますが
コレは熱帯のインドネシア製、厚めのポリエステル塗装だとおもますが
バスウッドの柔らかい木に硬いポリエステルコーティングが
逆にツボな音を生み出す副産物が有り、速攻で売り切れ何年も再発されなかったり。
あくまでもサウンドの面に於いては全てひっくるめ実際に弾いてみて好み!のモノが一番ですね。
ストラトも50年代、60年代、そしてポリエステル期の70年代と皆さん好みが分かれますよね。
私個人的には60年代前半の音が好きですが堂本剛君の様に
ファンカデリック/パーラメントの様な70年代ストラトのカチカチな音が好きという方
後、ハードロックが人気な時代でもありポリエステルでコーティングし
パンチの有るUPがハードロックにマッチしたという見解をギタマガで出されてた方もいたり。
私自身が見極める事は難しいですが、私が持っている青いレスポールモデルブランドのギターは
ラッカーでもポリウレタンでも塗装が厚いので中には全部塗装を剥がした人も何人かおりました。
後、ラッカーは最低、月に一回、ケース開いて空気吸わせるのが良いと言われますね。
後、基本的ですがどのギターも弾いてやって木を鳴らしてやる事が大事ですね。
ご紹介の仲前さんのyoutube、興味深く拝見いたしました。改めて勇気あんなぁ、この人。独歩のyoutuberって、大したもんですねホント。
〇〇塗装が良い、といった議論久し振りに思い出しました。もちろん私は聴き分けたり弾いてわかったりといった芸当はできませんが、少しは気になってた時期もあったもので。
335様も太郎さんもご指摘されてるように、一要因ですから、それですべて決まるってものでもないのでしょうね。一種のスペック、特にラッカーだと付加価値上がるし。
そういえば、私の持ってるUSAテレは52年型のタイムマシーンシリーズだったのでラッカーらしいのですが、なんかベタつき感あります(*´ω`*)。SG1000はどうなんだろ?
懐古主義な人達に総攻撃を受ける事も有る訳ですしね。
ただフェンダーもカスタムショップモノ、例えばジェフベックモデルマスタービルダーモノとか
ポリウレタンでしたねぇ。
90年代から流行したPRSなんかポリウレタンでしたね。
オールドもラッカー乾ききる迄に約20年かかっていたとは・・・。
ただ、日本においては四季がかなり影響しますよね。
タイムマシーンシリーズは私Charモデルを一度弾いた事ありました。
Charモデルも本人が滅茶苦茶鳴らしていますしね。
動画内でも語られている様な感じで時間や弾き込みが必要でした。
SG1000はどうだったでしょ???日本でも昔から普通にラッカー使っていましたもんね。