ハンダ付け ギターシールドケーブル

10年以上前に記事にしましたが
ジャンクギター修理や安ギター改造で昭和20年代の
半田ゴテを使い改造しまくり、集中力、神経疲れ果てて以後
自分で電装部を弄るの止めました。

で、安ケーブルを抜け、良いギターシールド、
エフェクターパッチケーブルを使え！との指示で
再び秋葉原巡りが始まるのですが
最初はベルデンの9395シールドケーブル、パッチケーブル、G&Hのジャックを使い
ギター相方君の計13本作って貰ったのですが、どうにも中低域がもっこりしてしまい、

今度は予算抑えて(でもオヤイデは高かった)カナレGP-6とスイッチクラフトジャックで
音響、ギター、エフェクターシールドをケーブル製作も生業にしている
元バンドメイトにお金払い作って送って貰ったら
ギターシールドの方がゲインがゴッソリ削られ、その直後バンドメイトが脱退してしまったので
やり直し依頼が出来ないまま(向こうの都合も配慮して)
今度はライブで出会ったH氏に再半田付けをお願いし、
ギターシールドケーブルの方が半田付けに失敗していた事を教えて貰い、
ガッツリ、ローの強いデスメタル仕様に出来上がり
ついでにベルデン9395の方も一本やり直して貰いました。

で、今度はオールジャンルで使えるシールドケーブルが必要で
今度は安いトモカ電気で同じカナレとトモカオリジナルジャックを買ってきて
最初ベルデンの9395を作って貰った彼に半田付け依頼しました。

で、先日仕上がり受け取ったのですが
５Ｍ２本のウチの一本が
その前のカナレの時の様にモコモコで。一本素直な音で元気良いのですが。

生業にもしてるバンドメイトの作ったシールドの悪夢が蘇り、「泥沼」気分に。

生業バンドメイトの造ったシールドは、
スイッチクラフトのジャックが全てロックタイトで固定されていたので
全てゴミ箱行きになったのですが……
今回は安いジャックなので、普通にチェックしてみて
絶縁帯等に触れているのかな？と、ジャックをグリグリ弄ったら
ちゃんとした音が出て来ました。
が、翌日音が出なくなり、ぼーぜんとしていたら
どうも１ヶ所半田が取れてしまってました。
弄って音が出るようになった時、２本、ビミョーに音が違いました。

過去14本作って貰ったので再依頼や(無償ですし)
お願いしたり聞いたりするの悪くて、ネットでシールドの作り方を調べ
12年ぶりに昭和20年代半田ゴテを握りました。
コテ先が太いのです。
10Cm残っていた「ケスター44番」を使い更に上から半田載せました。

で、アンプに繋ぐと、音が出ました！
もう一本と比べると音がマイルド。
半田付けした所は若干ベタ付きました。
怖いので半田吸い取りリボンを使用しませんでした。

コレ、ホント半田付けする人によってサウンドが全く変わりますね。
マイルドになったりローが出たり繊細になったりと。

以前フェルナンデスのジャンクギターを修理した後、数年後
他のパーツが壊れたので何時ものリペアショップでやり直して貰ったのですが
リペアマンのIさんに「コレ、どなたが半田付けされたのですか？」と苦笑いされました。
そんな半田コレでベタベタに半田付けしてしまったので。
綺麗に半田付けして貰いましてEMG付きのそのギターはスッキリ、シャープな音になりました。
その分、ベタベタに付けていたマイルドさは無くなり気持ち的にパワーが減った感覚になりましたね。

私はしろーと且つ、そんな半田ゴテなんで綺麗な付け方が出来ません。
今回出来上がったカナレのGP-6の２本は違う音色になりました。
素直なカナレの音、そして私がやり直したチトマイルドな音。
ホント、パッチケーブル一本で音が変わるので
ギターシールドでも同じ製品でも違う音。
そこが半田付けに大きく関わる事を痛感するのでした。
パッチケーブルでは無く普通に３メートル単位で使うなら
SHでストレートジャックのモノを購入した方が予算&手間がかからない気がしてきまして。

さて、私の部屋に今、何本シールドケーブルが有るのだろ？

しかし、良い方の「シールド沼」にもハマりそうですね。