ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

デビットカバーデイルの喉の衰え

2015年10月27日 | テクニック
好評で盛り上がっているホワイトスネイクの日本ツアー。
ディープパープル時代のカバーCDがどうにも
手に入れれる環境でなく、興味津々で数ヵ月。

日本ツアーは大変盛り上がっているようで
興奮している中高年層の方が多いです。
私は大出世アルバム「サーペンスアルバス」の頃より
ブルースロックの頃が好きです。

で、あんな素晴らしい声の持ち主デビットカバーデイルだって
60歳をゆうに越えれば高域が出なくなって当然です。
ずっと何十年も歌い続けたんですから、当然衰えます。
でも幾らキーを下げてもあの声は素晴らしいモノです。
ラウパの頃は声が細くなった気もしますが
お客さん、大満足のステージでしたし。

プリーストの超絶ボーカルロブハルホードにしても
高域はフェイクが増えました。
そりゃ40年以上歌い続けたから当然衰えます。
それを、某大手メタル雑誌は批判するような
リスペクトしてないライブレポートしてました。
それでも声は深みを増し、時折あの超絶ハイトーンシャウトを
織り込みます。
ステージはKKが辞めても素晴らしいショーを魅せてくれます。

JAZZ,SOUL系シンガー、マリーナショウを
見に行った時もそうです。70歳を越えて、
やはりハイノートは出なくなりますが、声の深みが
素晴らしかったです。

歌い手である私は歌い手のハードなキャリアの中
肉体的にも削りに削って歌い続けたベテランシンガーへの
功績からの今がある事、良く知って欲しいです。
高齢となった彼らの深みを馬鹿にするような発言は
正直気分悪いし、怒りすら感じます。
そしてどこかを強調するスタイルに拘れば
只でさえ高域を使うハードロックやメタルの歌、
失う声のリスクも抱えて居ます。
それだけ良いパフォーマンスを魅せるプロ中のプロ。
ドラムとボーカルは他の楽器と違い、
喉や筋肉は交換出来ません。

先日のライブで全く声が出なかった
ハイトーンが売りのガンマレイのカイハンセン。
正直ショックではありましたが、それを補う
楽しいステージを魅せてくれました。

デビットカバーデイルは超トップシンガー。
只でさえ誰でも加齢でキーは下がる中
声を酷使し世界中のステージで歌い続けた結果
現在の老いたと言われる声を出している事
感じて欲しいです。
ディープパープル加入時の若い声が嘘のように
年輪重ね色んな意味で深みを重ねた素晴らしい声です。


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2 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2015-10-28 07:52:12
その雑誌もライヴ自体も目にしていないので良く解らないのですが、確かにそんな記事を見たら良い気分にはなれないだろうとは思います。

私はDC好きです。むしろシャウトよりも中低域が魅力です。そして、私もサーペンスのような音ではない作品の方が断然好きです (^-^)。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2015-10-28 19:09:14
プリーストの時にロブハルホードに対して辛辣な
記事を書いている感をもろに受けました。
ライターとプレーヤーで、こういう事情を
配慮出来ない人間の仕事に思えました。

デビッドカバーデイルの件に関しては
ネット内でのライブに行った人の発信ですね。
私も若い歌い手の時に散々味わいましたが
日本人離れな事要求されたり、体力楽器の個人差は多々で。
ホワイトスネイクは今回の海外でのライブ見ると
出ない、しんどいキーはコーラス隊や客に歌わせていました。
でも素晴らしく渋い歌声でした。
メタルに近づいた白蛇よりブルージーな白蛇、良いですよねぇ~。
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