ラウドパーク2015 観戦レポ 4

前回、記事に書いた頓服を飲んだ事によって
バックヤードベイビーズのステージはポケポケ状態になっておりました。
ボーカルのヨッケがアコースティスクな鳴りをするギターを弾きながら歌ったり
ドルゲンのセミアコハードロッカーのギターがちこっと後に残る位の
残念な観戦になってしまいました・・・。

そして！！参戦を決めたキッカケのテスタメントの登場。
テスタメントを観るのはもう３回目位でしょうか？
メタルアリージェンスからそのままチャックビリーとアレックススコルニックが当然出てます。
あれ？ベースは解雇された筈のグレッグチェイソン？に見えた新ベーシストでしょうか？
いや？エクソダスのギブソン？？？
ドラムはえらくスリムになった？？名手ジーンホグレンは不参加。
そして鉄壁のツインギター、エリックピーターソンとアレックススコルニック。
とにかくスラッシュメタルはリズムギターの名手が多い。
ギターソロの技術や組み立て勿論の事、リズムギターのエクササイズは
他のハードロック＆メタルよりハードになると思います。
エリックピーターソンはリードギターも弾きますがリズムギターの達人という認識です。
エリックはＤＥＡＮのシグネーチャーモデル、アレックスは地元で
ＪＡＺＺトリオ「アレックススコルニックトリオ」も平行してやっているので
メタルとＪＡＺＺ、両方に対応出来るか？と要求を出して作られた
ＥＳＰのシグネーチャーモデルを使っていました。
それまではギブソンやヘリテイジの重たいレスポールモデルを使っていたのですが
名手アレックスのシグネーチャーモデルとは珍しい。

が・・・しかし・・・
私のポケポケになってしまった頭は眠気を引き起こし
目を閉じて半分寝た状態での非常に残念な観戦になってしまいました（大泣）
「プリーチャー」「プラクティス～プリーチ」や初期のキラーチューンから一番新しい？アルバムの
「ライズアップ」等、ゴールデンベストでエリックがキレの良いリズムギターを響かせているのですが
大泣きモノの観戦状態・・・・。半分、意識が眠りに持って行かれてしまった
半寝の観戦となりました・・・。
考えてみれば、この数年、メタル＆ＪＡＺＺ等、値段的にも高いライブなのに
（招待も込み）殆どのライブでパニック発作を起こしてしまい、残念な事に・・・。
昨年のラウパもセミファイナルで出演した大本命のドイツのクリーターのライブ
ポケペケ状態でした。
ただ・・・名手、ジーンホグレンのドラムはヅコヅコと身体に響きます。
特に２バス。
ＰＡのバランスが原因でしょうか？ドラムとボーカルが物凄く前に出ていた感覚があります。
黄金期のオリジナルメンバー、ルイのドラムが弱かったけど
ポールボスタフ、ジーンホグレンと素晴らしいドラマーでベストメンバーに感じます。

眠気を覚ますため、アリーナで可愛いおねえちゃん達が沢山売り子している
売店に行くも、カフェインの入っているコーラが売り切れ！
泣く泣くジンジャーエールに。
しかし、頭はシャンとしてきました。
ホント、ビックリする位、お客さんで若い女の子が多いです。
意外です。キョロキョロする位可愛い子たちも。
おじさん、目が覚めてきました（笑）
そして、また大本命のバンド、アンスラックスの出番。

しかし・・・テスタメント辺りからでしょうか？
もう人という人！３６５００人収容するというさいたまスーパーアリーナですが
もう記録超えたのではないか！？と思うもの凄い人混みです！
１０周年、クリエイティブマンは気合を入れたのか？物凄い客入り。
０９年に観た時もメタリカ、アンスラックス、メガデス、スレーヤーという
スラッシュメタル「ＢＩＧ・４」と言われるバンドが３バンド、出演します。
（ただ、ＢＩＧ・４というのは、あくまでもセールス的にと思っております）
確か０６年位のラウパにもこの３バンドが出たと思いますが、
私が観た０９年はボーカルが突然呼び戻されたジョンブッシュでしたしね。
今回はスラッシュメタル界では圧倒的歌唱力を持つジョーイベラドナがボーカル。
リズム隊はミュージシャンの間で非常に評価が高い３人。
チャーリーベナンテ、フランクベロ、そしてリーダーでリズムギターの達人スコットイアン。
リードギターは初めて観る男でしたが、そこにジョーイのボーカルが乗っかる。
これがまた素晴らしい演奏でした。
ジョーイが加入した2nd「狂気のスラッシュ感染」のオープニング「ＡＩＲ」からスタート。
客はしょっぱなからハイボルテージ。そこに同作から「マッドハウス」が
叩き込むように繋がります。とにかくリズム隊が屈強なバンドの演奏は凄いし
魅せ方も上手い！黄金期の２ｎｄ、３ｒｄを中心にセットリストを組み込み
客のテンションは全く落ちない。
鉄板の「アンチソシアル」「インディンズ」とゴールデンヒッツなセットリストで
圧倒的迫力と魅せ方。ジョーイはカメラマンを上手く誘導し観客席に
カメラを当てさせます。
思えばブルガリア・ソフィアでの「ＢＩＧ・４」のライブＤＶＤ。
メタリカの圧倒的、破格の予算のステージセット、そして大舞台で
演奏しまくっていたメタリカの圧倒的パフォーマンスの前に
その他ＢＩＧ・３の存在が薄くなってしまう位に感じました。
（まず、メタリカにかけるステージセット、演出、音響への予算がケタ違いでしょうし）
しかし、オープニングに出たアンスラックスの今回のパフォーマンスは
凄かった！正直言って「格が違う」と思ってしまう程素晴らしいステージ。
個人的には、アンスラックスが意外にも今回の「ベストアクト！」になりました。

続く・・・。