良いギター・・・

例えば、リッチーブラックモアが、ギタークラッシュ用にギターを
持ち替えた時、音の違いが、ハッキリ判るのですが・・・
クラッシュ専門のギターだし。
（ピートタウンゼントは、高いギターでもクラッシュしていますが）

私はミドルクラス専門のギター弾きでプレイも音も大した事有りませんが、
「前居たバンド」のツインギターの元相方と久々に話したんです。
そうすると、彼は現在のツインギターの相方への愚痴が止まらなくって。

その現相方はお金持ちで、「３０万円以下」のギターは使わないそうです。
ジャクソンやＢＣリッチのハイエンドクラス。後、ギブソンＣ／Ｓとか。
エフェクト等も機材も良いのばかり持っていて、つくづく、毎回、お金持ちだなぁ・・と
思います。完全なギター好きだそうで。正直高いギターのコレクタークラス。
元相方が良い音と言っていたのはキーリーモディファイのメタルゾーン。

ただ、肝心の現相方は・・・・沢山良い機材使っていても
良い音、良いプレイを聞いた事が無いんですね。
（リハでは毎回座って弾いているから全体の音が解っていないという元相方の意見）
そして、フロイドローズシステムに対する＆高いギターに対する完全な信頼で
チューニングの狂いを直さない・・と嘆いているのですね。

元相方も手癖で音がふらっと気味になる事があるんですが
やっていた曲は完全、メロデックパワーメタルなんで、ツインギターの
ハーモニーが多いんですね。
私がライブで一緒にやっていた時、直前で何度も弦が切れ、時間が無くて正直狂った
チューニングでライブを進めたのですが、ハモリ等、違和感は無かったそうです。
（そのバンドのメンバーの話）
ただ、今の相方だと、ハモリの際に必ず、何故か「不協和音」が響くそうな・・。
メンバー全員が一致している意見で、元相方が現相方に、チューニングしてくれと
アドバイスするそうですが、ギターと機材に絶対の自信が有るらしく

「私はそんな、安っぽい、変なギターは使っていません！」とキレて返ってくるそう。
ロックしたら、チューニングしないそうなんです。
まず、家でチューニングしておしまいなそうな・・・。
ダダリオの「ＸＬ」と書いている、高めの弦も使っているから余計、自信マンマンとの事。

私、フロイドローズタイプを完全に信用している訳はないので
ロックした後、チューニングし直します。
まあ、それでも、狂った音で沢山、音源や映像を残しているんで
恥ずかしいんですがね。（チューナー、忘れた時とか・・・）
ナットでロックしても、「チューニングは狂う」と私はロック式ギターについて
常々思っていますが。
真夏の野外ステージで暑さでネックが反ってしまったとか。

「お金持ちならギブソンのロボットギター・・・買わせたら？」と
言っておきましたが、チューニングで悩む私は、チューニングし直しばかり。
元相方も、使えるギターはシャーベルの１本だけですが何度もブリッジを
交換して、ネックも調節しているそうな。

ＰＲＳやsugi等、殆どネックは反らないというふれこみですが、
現に、楽器屋で反って、sugiにリペア出したという位だし。
（ネックにタイムレスティンバー材使っていても）

第三者的には、そのバンドのようにツインリードのバンドでは、彼の持っている
高いギターや機材が勿体無いなぁ・・とは思うんですがね。
まあ、あくまでも、自己満足の世界だから、本人が楽しんで、
お金取るライブなら、エンターテイメントは忘れないように・・程度なんですが。
やってるバンドメンバーは、「確固たる持論」を曲げない現相方に苦労だそうで・・・。

私は一番高いギター、ＥＳ－３３５には散々、チューニングで泣かされています。
（弦の太さ、ナット、その他問題がアリアリですがね）