TAICHI‘S WORLD

自分を奮い立たせるためにトレーニング内容を公開し、普段から感じていることや趣味のゴルフについて綴っていきます

呼吸について

2024-01-10 16:35:00 | フィットネス
新しい年の始まりの月に何か新しいことを始めようかと思っている方も多いかと思いますが、
この部分を見直すことから始めたらいかがですか?

それが、「呼吸」です!

呼吸できない方はいないので、誰でもどこでもできることです。
しかし、呼吸がうまくできていない方は非常に多いです!
パーソナルセッション中にも感じることが多くありますし、誤解している方も見かけます。

難しく説明していくのは簡単ですが、訳がわからなくなってしまうので簡単にいきたいと思います(笑)


まずは、口呼吸ですか?鼻呼吸ですか?

コロナ禍の影響でマスク生活になり、口呼吸をされている方が非常に多くみえます。

具体的に鼻呼吸のメリットですが

・口呼吸に比べて50倍フィルターが掛かる!

・鼻から吸われた空気は温められてから肺に入る!

簡単い説明と補足をします。

【口呼吸に比べて、50倍のフィルター】
鼻には鼻毛などがあるため、細菌やウイルスなどが直接体内へ入り込みにくい仕様になっています。
口から呼吸してしまうと喉の粘膜などに直接届いてしまう可能性があります。
この差が、50倍ほどあるようです。

【鼻から吸われた空気は温められてから肺に入る】
鼻から吸われた空気は、鼻周辺の臓器や血管に入り血液の流れにより徐々に温められながら肺に入ります。
口から呼吸してしまうと、温められる前に肺に入ってしまいます。
そのため、冷たい空気により血液が冷やされて全身に運ばれるため末端の「冷え」などを感じやすくなってしまいます。


呼吸の方法によっても大きな違いが現れます。
まずは、大きく呼吸をしてみて下さい!

その際に、肩が大きく持ち上がるような呼吸をしていませんか?

このような呼吸では、肩凝りになりやすかったり疲れやすくなってしまったりしてしまいます。

肩が上がるのではなく、お腹が膨らむように呼吸ができていると以下のようなメリットが生まれやすいです。

・横隔膜の動きが正常化され、体幹部の安定性が確保されやすい!

また簡単に補足と説明をします。

【横隔膜の動きが正常化され体幹部が安定しやすい】
空気を吸って肺を膨らませると横隔膜が下に押され、横隔膜により腹腔が圧縮されるため腹圧が高まります。
この時、お腹は膨らんで腹囲が固くなります。
また体幹部は、ユニットになっています。
横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋のユニットです。
このうちの、どれか一つでも働きが悪くなればユニットとして機能しなくなるので体幹部がうまく機能しなくなります。


この他にも、自律神経が司っている交感神経と副交感神経の働きを調整する際にも役立ったりするのが「呼吸」です。

いつでも、どこでもできる呼吸ですが、変化するのも早く鼻呼吸から口呼吸に変わることも、口呼吸から鼻呼吸に変わることも容易です。
ちょっと気にするかどうかで、大きな違いが生まれる呼吸・・・。

年の初めでバタバタしたりするので、「呼吸」から意識して初めて見るのはいかがですか?

次の機会には、呼吸に関する簡単なチェック方法やエクササイズも紹介できればいいかと思っています。