トライアスリート古山大

プロトライアスリート古山大のブログです。
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趣味:読書=疲れない暇潰し

2020-03-23 19:11:03 | 日記
皆さんこんばんは!
大相撲の春場所が昨日終わりました。史上初の無観客取組で行われた今回の場所でしたが、見事横綱白鵬関が優勝されましたね。
番付とかはよくわかってない「にわか」の私ですが、この状況に翻弄されず優勝を勝ちとっている白鵬関の姿をみて、「本当の強さ」とはこういうことを言うのではないかと思ったりしました。上手く言葉にはできませんが…。
毎日のように自身を取り巻く状況が変わっていくこのご時世なだけに「本当の強さとは?」と言う事を考えずにはいられません。
そんな折、趣味(?)である読書で読んだ小説も同じような主題で書かれていたのでちょっとここでご紹介します。

高千穂遙先生著の『グランプリ』と言う小説です。


https://www.amazon.co.jp/dp/4150313040/ref=cm_sw_r_apa_i_stfEEb1HBD5E3

競輪のとある大きなレースに向けて、登場人物である出場者がそれぞれどのような心持ちでどのように準備をして、何を背負い、何を思い、スタートラインに立つのかをそれぞれの選手の視点から書く形式をとったお話でした。
フィクションではあるのですが、実際の競輪のルールやレーススケジュールに則ってお話は進んでおり、競輪というものがどういう風にして行われているのかを知るのにも良い本でした。

ここでも選手達は、日常の問題、体の不調、落車、等にぶち当たりながらも強かにグランプリ優勝を目指し続けるという、読んでてとても活力の湧いてくるお話でした。
ラストのレースシーンは、それぞれの選手のそれぞれの思惑をそこまで読んできて理解しているだけに、かなりハラハラさせられました…。

読書も、大学進学以降はオフの日の暇潰しとして、「疲れないで済むから」という理由でゲームを楽しむのと並行して続けていたのですが、スポーツ物などは往々にして作者の方が入念に取材された上で執筆されているので、心理描写などから得られる事が沢山あります。
私は割とフィクションメインで、ノンフィクション物などはあまり読まないのですが、フィクションだからこそ得られる学びといいますか、考え方というのはかなりあると思っています。

スポーツ小説でいうと、ロードレースのエースとアシストの関係を題材にした近藤史恵先生の『サクリファイスシリーズ』や堂場瞬一先生の競泳の高速水着を題材にした『水を打つ』、箱根駅伝へ挑む弱小駅伝部を題材にした三浦しをん先生の『風が強く吹いている』なんかがオススメ、というかお気に入りです。

特に近藤史恵先生の『サクリファイスシリーズ』の第2作目である『エデン』は、その題名の意味を知った時、妙に納得したと言いますか、選手として「確かにそうだ!!」とひとり興奮したのを覚えています。
『サクリファイスシリーズ』は、それぞれ『サクリファイス』『エデン』『スティグマータ』『サヴァイヴ』とそれぞれ読み進めると「は!(゚д゚)」となる事があるので個人的にかなり好きです。

今、読んでみたいのは熊谷達也先生のロードレースを題材にした『エスケープトレイン』なのですが、まだハードカバー版しか無いみたいです。
携帯できる文庫版じゃないとなかなか手に取れないですし読めないのですが、ハードカバー版が売れないと文庫化されないみたいなんですよね…。
上橋菜穂子先生の『鹿の王』なんかも結局一年くらい待った気がします…。

なんか、本の話になっちゃいましたね。
こういう創作物の登場人物達からも元気や学びを得て、強さというものを追求していきたいと思います。
なんかオススメの本あったら教えてください。

それでは!


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