前回は生涯の収入と支出を計算してみました。
総収入の平均は約1億8千万円。総支出の平均は1億7716万円!(;O;)でしたね。
預貯金や病気、冠婚葬祭費、もっとかかるのが車購入代金などは入れていないのですよ。
携帯電話だって月に2、3万円払っている人もいるでしょう。
こんなものを入れていくと、軽く2億円を超えていくというのが分かりますよね。
要するに現在の日本での生活は自転車操業状態、つまり預貯金なんて無理というのがほとんどになります。
それでは老後の暮らしでどのくらい生活費が必要でしょうか。
生命保険文化センターの「老後の最低日常生活費」の調査によると、全体の平均は約24万円
「ゆとりある老後生活費」については、全体の平均は約38万円と答えています。
この調査で面白いのは、金融資産別に集計しても割合がほとんど変わらないこと。
つまり、お金持ちもそうでない方も、みな最低生活費とゆとり生活費は同じ考えだということです。
これはとても日本人らしい調査結果だと思います。
http://www.fp-rich.com/fp/lifeplan/rougo002.htm
この結果から85歳まで生きたとして、60歳からの25年間では
7200万円~1億1400万円必要
ということになります。
それでは年金はどれくらいもらえるのでしょうか。
●厚生労働省発表によると、会社員世帯のモデル年金は月額約23万円
※厚生年金に40年加入している会社員の夫と専業主婦の妻の夫婦の年金の合計
●自営業夫婦であれば、国民年金に40年加入していたとしても、夫婦合わせて約13万円です。
この数字どう思いますか。我々の老後に本当にこれだけの年金が確保されるでしょうか・・・?
・・・まあ、のんきに確保されると考えましょう。(私は絶対ないと思ってますが)
確保されたとして65歳~85歳までの総支給額は、20年間で3120万円~5520万円
やっぱりどうしても、4千万~6千万円は足らないのが分かると思います。
さあ、そこで先日の質問です。
①退職金があるのか?
②年金は確保されるのか?
③健康で長生きするか?
現在退職金がある方は恵まれています。その受取予想額を不足金に当てて下さい。
年金が上記の予定額を下回ったり、支出が増えるともっと苦しい財政状況になります。
そして何よりも心配なのが健康面です。
今回は健康で長生きし、年金も確保されたと仮定した試算です。やっぱりこのままでは、
「先々生きるだけの老後でさえ守れるか心配だ」というのが日本の状況ではないでしょうか。
この大方の試算は、私が公務員を辞めようと決意した際にはじいた数字と似たようなものでした。
公務員は例えネットワークでも副業が許されません。
私は60歳を過ぎても働き続けることはしたくないと思っていたのです。
さあ、これからの不況国日本を行き抜くためにはどんな考え方が必要なのでしょうか。
続きはまた後日に・・・
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