これまで長々とお金の不安話にお付き合いいただき感謝します。
私など、パソコンの画面ばかり見て仕事をしていますと、
急に遠方を見たとき目の焦点が合わないときがあるんです。
遠くを見たり近くを見たりして目の筋肉を刺激すると、遠近両方が良く見えるようになります。
皆さんは毎日必死で生活のため働かれていると思います。
目の前の生活に一生懸命で、
「先々のお金のことまで考える余裕なんて・・・」
というのが現状ですよね。
でも近くの生活と遠く(将来)の生活をバランスよく見始めると、
人生全体が良く見えてくるようです。
まあ、暇なときに「へ~~」っていう感じで読んで下さい。
私も暇なときに書いてますので・・・。
前回までは、老後(退職)までにはほとんどの方が生涯の収入は使われてしまうということ、
老後の生活費は年金を当てても、4千万~6千万円は不足するということが分かりました。
それではどうするのか・・・。
答えは、あなた自身に合ったものを考えて下さい。(!)(゜o゜)!
えええええっ?!
ここまで引っ張って自分で考えろとは馬鹿にしてるの!って怒られそうですね。(^_^;)
実は「こうすればいい」という決まった答えがないのです。
要するに自分が死ぬまで生活できる資金を用意できれば良いのですから、やり方はいくらでもあるのです。
それでは今日は、資産を増やすための基本的な考え方を教えましょう。
教えるといっても、極当たり前なことですので「な~んだ・・・」と思われるかも。
しかし、知っているのと実行しているのは大きな差です。実行している人は着実に増えていますよ。
まずは皆さん、風呂の栓が抜けた浴槽をイメージして下さい。
水道の蛇口は「収入」でお金が入ってきます。
風呂の栓は「支出」で、抜けているので上から入ってくるお金がどんどん出て行きます。
この状態でバスタブにたまったお金がその家庭の資産になると考えましょう。
あなたの家庭はどんな状態でしょうか。
問題は、このバスタブにたまるお金を如何に殖やすかですから、方法はいくつかあります。
①誰もが最初に気づく「収入」を殖やす
そうです。夫婦喧嘩の原因のほとんどがお金と言われますが、少ない収入を殖やせばお金もたまります。
・本業だけで無理ならアルバイトなどの副業でまかなう。(時間と体力がない、会社が許さない)
・いっその事転職して高収入を狙う。または嫁さんにも働いてもらう。(そんな勇気はない)
・本を書いたり、インターネットを使って副収入を狙う。(そんな技術はない)
・発明や特許で権利収入を取る。(そんな知恵はない)
・今流行のインターネットトレードで株や為替の取引をやってみる(そんな資金はない)・・・などなど
方法はたくさんありますが、それぞれ( )で書いたようなリスク(できない言い訳)もあります。
②「支出」を最小限にする
案外見直されていないのが出費の面です。
皆さんは欲しい物と必要な物とを区別していますか。
「安物買いの銭失い」と言われるように、安いからと言って必要以上に物を買ったり、衝動買いや
無駄に維持費がかかるものなどは買わないように「必要な物」を見極めましょう。
よくテレビなどで家計の見直しで言われるのが、保険料や光熱費、通信費などの毎月定期的に
口座引落しで支払っているものです。
この支出の見直しは大きなポイントです。毎日の生活で目に見えにくい口座振替の出費は、
よく見直せば、毎月数万円というお金が節約できる可能性があります。
ご主人の給料を一月1万円上げるのは難しくても、保険料や携帯電話代で浮かすのは割と簡単です。
このようにして「収入」と「支出」を見直して自転車操業を脱すれば(?)浴槽には少しずつ、
ある方は急速にお金がたまってくるでしょう。
さあ、ここで日本人が資産を形成できない大きな特徴があります。
我々日本人は、戦前戦後を通じて勤勉に働き、倹約を尽くして先進国トップクラスに登りました。
言い換えれば、収入を上げ支出を切り詰めることは非常に得意な国民なのです。
日本人が非常に苦手なのは、近隣アジアを含めた諸外国と比べて「お金を活用すること」です。
切り詰めて貯めたお金は、その生かし方が分からず「たんす預金」として眠っていると言われます。
皆さんは毎月の収支を見直し、浮かせたお金をどう活用しますか。
借金の返済?我慢していたブランド品を買う?車を買い換える?・・・それは本当に必要な出費ですか。
これからは「お金を活用する、お金を働かせる」術を取り入れたとき、人生に大きな変化が現れてきます。
平和な日本では、この辺りも「みんな知らないからいいや」になっているようです。
続きはまた後日に・・・
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