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金融庁の登録業者が安心だとは限らない

2011年11月12日 | 海外積立ファンド

積立ファンドのお問い合わせが頻繁に来るようになり、予想以上に日本人が関心を寄せていることに驚いている。まあ先行き明るい兆しのない日本では、海外に活路を見出さないと生き残れないと考えるのも自然だと思う。

ところで、この積立ファンドを契約または検討中の方々の問い合わせの中で、頻繁に名前が上がってくる会社があるのだ。社名は伏せておくが何やら外国の銀行と勘違いするような名前の会社だ。

どんなことを不安に思っているのかと言うと概ね次のような内容だ。

積立ファンドは10万円以上で取組めると勧められた…
積立ファンド会社と直契約だから手数料は無いと言っているが…
入会金や年会費がすごく高い気がする…
積立ファンド契約でも、運用資産総額の約1%の手数料を毎年取られる…

聞いてみると、勧められているのは私もやっている積立ファンドと同じもの。
だとすると、積立の最低額や手数料がおかしなことになっているなあと思い調べてみた。

 


海外投資の相談をしたい会社第1位?

立派なホームページには、富裕層や金融庁の言葉が並び、海外投資をしたい会社として第1位に選ばれたとかなり自信満々。

金融庁の登録業者(投資助言業)で、我々は金融商品を売るのではなく、投資のアドバイスをするのだと言い、投資金1億円を超える富裕層を多く抱えて信頼と実績を築いていると懸命にアピールしている。


・・・ここで投資をされる方に少し申し上げておきたい。

 

肩書きに弱い日本人は、金融庁に登録している金融商品取引(金商)業者と聞けば「信用できる」と思い込むようだが、そうでもないのだ。

そもそも金商業者がどのようなビジネス形態になっているかご存知だろうか。
海外投資をする方は常識だろうと思っていたが、猫も杓子もとなった最近は知らない人も大勢いるようだ。

積立ファンドなど投資商材の金融商品は、ここの会社も言うとおり銀行、証券、保険会社の金融機関以外は販売行為をしてはいけないことになっている。

しかし、投資家にとって旨みのある海外の金融商品は、日本では金融機関ですら販売が認められておらず、金融機関も無認可商品を扱うことはない。
そこで金融ビジネスしたい者が仲介料が大きい海外の金融物をどうにかして金持ち日本人に売り込みたくなる。

国内で合法的に海外の金融物を扱うため、比較的取りやすい「投資助言業」という金融庁の登録業者になり、会員や顧問契約をした人だけに海外の金融情報を提案しますと言って顧客を募る。(不特定多数には助言してはいけないことになっているため)

しかし金商業者の本来の報酬である会費や顧問料だけでは商売にならないので、旨みのある海外商品の報酬をもらうため、海外契約への手続から段取りすべてをフォローする。

    要するに投資アドバイスとは何かと言えば、
  はっきり言って金融商品を勧誘し販売しているのだ。


だから、いくら法律をかいくぐる為に金融庁登録をしても、このような実態が続けば違反として即登録抹消されるおそれがある。現に投資助言業者の抹消は日常茶飯事行なわれており金融庁のサイトでも公開されている。

確かに投資助言業になるのも金融庁の厄介な注文を乗り越えていかなければならないので大変なのは確かだが、簡単に取得する方法もある。

よくあるのは、ねずみ講ビジネスを得意とする会社が、元々登録業者であるところと合併して登録業者に成りすまし金融ビジネスを始めるところも多い。

どんなにキレイなサイトを持っても、立派なビルで営業しても、すばらしい肩書き、経歴を並べても、投資助言業者のビジネスはどこも同じだということを知っていて欲しい。


 


手数料がおかしくないか?

そこで、積立ファンドをしたいという方がこのような業者を介して契約すると、例外なく入会金や年会費、顧問料などを取られることとなる。

まあ、これは上記のとおり不特定多数への助言に規制があるから仕方ないので、嫌ならそんなものを取らないところで直接契約するしかない。
この会社もしつこく言うように、無登録業者の勧誘は気をつけろとよく言われているが、私が紹介している積立ファンドはあなたの会社が勧誘しているものと同じですよ、ということだ。

それより注意しなければならないのは、この会社は手数料はないと言いながら、積立ファンドの運用資産総額に料率をかけて助言料として取っていることである。

これはどう考えてもおかしなことだ。これに気付かず契約する人ははっきり言ってどうかしている。如何に手数料を軽視しているかが分かる。


本来このスタイルは金融機関がやる方法で、証券会社などがファンド運用をする際に、投資家からの預かり総資産額の何%をファンド管理料などとしている。
これは、金融機関なら投資家の金を直接預かるわけだから、管理料を取るのは当然だろう。

しかし投資助言業者はアドバイスのみ、お金を預かったり商品の販売をしてはいけないのである。この会社も一応指摘されないように、預かり資産とはせず投資残高の何%と書いているが、やっていることはあなたの投資した資産総額から手数料をもらうよと言っているわけである。

よく理解して欲しいのは、元々積立ファンドは、海外の金融機関が投資家から直接資金を受け、ファンド投資して配当するもので、このような国内の金商業者が何も管理するものはない。

契約も投資家と積立会社との直接契約だし、毎月投資する金も直接海外の積立会社に行っているのである。契約のサポートを永年にわたりやっていると言うなら年会費でまかなわれるはずだが、これをあたかもキャンペーンで永久免除にしているのだ。

これで投資残高の約1%を取るとは、ひどい話である。

当然この他にも、本来のファンド管理料や毎月の口座管理料などが引かれているのであるから、この会社で積立投資をした人は、大損することになる。
積立ファンドの手数料は恐ろしい


特に悪質だと思うのは、積立会社と直接取引しているからファンド管理料などはないと言って、自社が同じシステムで手数料を別途取っていることである。

この会社が勧めているマン島に拠点を置く積立ファンド会社は、日本人は香港のIFA経由でないと契約できないようになっている。

いくら日本で大看板を上げていても、海外には商権が決まっているので直接本社と取引できないはずである。


投資助言業者が投資家から取る手数料に規定はないから、どんな法外な金額でも投資家が納得すればよいのだが…。

たった1%の手数料でも、長期投資の積立ファンドは恐ろしく大きな損失を被ることとなる。
積立ファンドの手数料は恐ろしい


積立は250ドルからできる

私と同じ積立なら10万円(約1200ドル)からの積立というのはあり得ない。最低積立額は通常250ドルからできるはずである。

これは積立額が大きく積立期間が永ければ仲介料が大きくなるため、このような制限をしているとしか思えない。

普通の主婦が子供や将来のためにと家計を切り詰めて積立を行なうのに、いきなり10万円からできますはないだろう。
それともこの会社は、毎月10万円積み立てられない人はお客じゃないという事なのか?

それならどうぞこちらから積立のご相談を送っていただきたい。
入会金や年会費、ファンド管理料まで一切取らない積立ファンドの契約をサポートしますので。
無駄な手数料を払いたくない方  お問い合わせはメッセージから



本当の富裕層に流す投資情報は宣伝しない

これが日本で一番投資を相談したい会社がやっていることであり、積立ファンドの契約実績もトップクラスらしい。

相変わらず、お金持ちで無知な日本人は可愛そうだ…。

この会社は1億円以上投資する富裕層へ特別コースを作って情報を提供していると言う。
手数料も年間数十万円!さらに投資金の約1%が別途助言料というから、毎年車が買える経費になる。

それでも大きなリターンを狙えるから安心でしょうとうたっている(笑…)。

何度も言うが、この会社は金融機関ではない。この会社が金を管理したり運用したりは法律的にできない。だから、富裕層向けといっても結局どこかの金融商品を代理販売するだけである。
契約した商品の元会社から取次手数料が入り、めでたい投資家から莫大な助言料が毎年入る往復ビンタのぼろい商売。

本当の富裕層への投資は、やたらと大きなレタリングを使い、有名人やユーザーの声を大きく載せてテレビショッピングみたいなサイト勧誘は絶対にしない。

フィリピンで本当の富裕層がどんな錬金術をしているか、そこから全世界の富裕層がどんな手を使っているか良く見えるが、こんな会社の勧誘サイトはお笑いでしかない。

どれだけ大金を持っていっても、一般投資家ができる商品の再販ビジネスでの情報提供しかないのだから。


 


日本人は、アジアの中でも本当に欲深い割にはあまり勉強しない性質がある。人がいいというか素直というかあまり危機感を持ってお金を動かさない。

積立ファンドは長期投資だから、きちんと出ていくものをチェックしないと大損してしまう。
目先の看板に惑わされないよう注意しましょう。


       

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