日本人は故郷を大切にする国民だと思う。
先祖から受け継いだものは、絶やすことなく次世代に受け継ごうとする心が定着している。
これは長い歴史のある日本という国にあっては、自然と身に付いた風習だろう。
以前、あるイギリス人投資家の友人がとても面白い話をしてくれた。
彼は、現在東京で働く独身のヤングビジネスマンだ。そんな彼が、大変お気に入りの神戸の住宅地を見に行ったと言って、自慢げに写真を見せてくれたのである。
東京に住むイギリス人が神戸の家を見に行ったのである。
その場所は、瀬戸内海に面した小高い住宅地で、大変見晴らしがよくきれいに整備されたなかなかの高級住宅地のようだった。彼は本気で神戸に住まいを持ちたい様子だった。
私は彼に、「イギリスには帰らないでいいのか?」と聞いたら、彼は「イギリス人は、故郷に住まなければならないという感情がない」と言う。
何とも英国紳士は薄情な奴だなと冷やかすと、彼はこう続けた。
イギリス人は、人生のステージが変わることで住む場所も変わるのが当然と考えている。子供の頃は親元で。社会人になって働き盛りはビジネスに都合の良い場所。その間バカンスをエンジョイするためにいくつかの別荘を持ち、リタイアした時は、暖かくのんびりできるところに住むと言うのだ。
はあ、何とも優雅だなあと感じたので、私も一応日本代表として「親は誰が面倒見るんだ?」などという質問をしてみた。すると彼は、
「親は、子供に面倒を見てもらおうなんて思っていないよ。自分の老後は自分で準備しているのが当たり前だよ。」と、予想どおりバッサリやられてしまった。
最近、お客様のコンサルティングをする際、「○○に土地があるんですがねえ・・・」とぼやく方が非常に多いことに気付く。つまり、現在は使う者もなく、売ってもさほど資産価値がない不動産をお持ちで、どうしてよいか分からないという方が非常に多いのである。
そんな方に私がするアドバイスはいつも決まっているのだが、そのアドバイスと全く同じお話を、不動産と相続の専門家が映像でお話しているのでご紹介したい。
この方は、「いい相続.com」という不動産や相続の専門サイトを運営する、不動産鑑定士の和田清人氏で、私も大阪ではよくお世話になっている。
彼は、全国の家主さんや各業界の方に不動産と相続の講演をするイケメンFPでもある。
もし、「あの不動産どうしよう・・・」という心当たりのある方は、是非この映像をご覧になって参考にして欲しい。
そして、あなたのために眠った資産を働かせるよう、このブログからご相談いただき、自分の老後は自分で準備できる自立した年寄りになろうではありませんか。
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