【どんな言い訳も通用する国と怒らない国民/鴻上尚史】
「東京オリンピックの予算が、当初の7000億円から3兆円超になる見込みだそうです。
日本の国家予算が101兆円ですから、なんと、3%をオリンピックに使うわけです。
正気の沙汰とは思えませんね。
で、「誰が7000億円でできると計算したんだ?」とか「そもそも、温暖な気候って言った奴は誰だ?」「真夏の東京でやろうと旗振った責任者は誰だ?」と突っ込みたくなるのですが、すぐに、「そういう詳しいことを書いた書類はシュレッダーにかけました」と言われそうです。
はい、「桜を見る会」で政府は子供の言い訳レベルでねじ伏せられると味をしめましたからね。
ハードディスクにも残ってないし、残っていても公文書じゃないし、シュレッダーは障害者雇用の人がやったから遅かったし、反社会的勢力という定義はないし、適正に処理したなんて言うし、もう、どんな言い訳も通用する国になってしまいました。
仮にオリンピックで3兆円使っても、なにがしかがちゃんと残るのなら、まだ、費用対効果としてぎりぎり成立すると思うのです。
昔の東京オリンピックみたいに、高速道路が作られたとか、ですね。
でも、何十億は、日傘だの冷水だの製氷機だの、暑さ対策に使われるわけで、何も残りゃせんわけです。
・・・「「桜を見る会」の一番の問題点は、自民党の内部から、まったく批判が起こってないことです。
かつての自民党なら、子供の言い訳みたいな答弁に対して、長老や若手や対抗派閥が敏感に反応したと思います。
それが、まったく聞こえてこない。
この自浄作用のなさが、本当に怖いと思います。
●バカなテレビ番組、嘘の報道に慣らされたアホの国民の末路が此れです!・・行動に移さなくても良いが、せめて文章で反撃しなくてはねっ!・・考える頭を無くした日本人!
・・正にアホの国!
・・世界の笑われ者ですよね、日本人は!
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