今晩は、 *(笑顔)*
連休は日曜日に釣りの約束の電話を貰いました
先週の釣りが雨と波が高いから中止になってますから今回は友も意気込んでるみたいです *(シャイ)*
今日の小話は
*(レター)*ネコ女房*(レター)*
沖縄県の民話
むかしむかし、沖縄には、八キロメートル以上も松並木(まつなみき)の続く海辺があり、その海辺のほら穴に化けネコが住みついていました。
ある時、化けネコが美しい女に化けていたら、一人の男がネコとは思わずに、
「わしの女房になってくれ」
と、言ったのです。
男はなかなかに立派で顔立ちもよく、ネコもこの男が気に入って、さっそく一緒にくらすことになりました。
男はとてもやさしく、ネコも負けじと男につくします。
やがて子どもが生まれて、何年かたつうちに、二人は三人の子持ちになりました。
ネコ女房は正体がばれないように気をつけていましたが、それでもネズミを見かけると、思わずとびつきたくなります。
それでネコ女房は、男や子どもたちがいない時に天井裏にのぼって、ネズミをとらえて食べていました。
ある日、ネコ女房が天井裏にのぼっていたら、ふいに子どもたちがかえってきました。
ネコ女房はあわてて下へおりましたが、口にはまだ、ネズミをくわえたままです。
「かあちゃん、どうしたの!」
子どもたちはビックリして、顔を見あわせます。
ネコ女房はハッとして、ネズミをはなしました。
「ネズミなんかくわえて、ネコみたい」
子どもたちがそう言うので、ネコ女房は、
「ネズミがあんまりうるさいので天井裏へ行ったら、いきなりかあちゃんの口にとびついてきたのよ。いい子だから今日のこと、とうちゃんに言うんじゃないよ」
ネコ女房は何とか言いくるめましたが、子どもたちは、まだ信じられないという顔をしていました。
夕方になり、男が仕事からもどってくると、子どもたちは母親にかくれて今日の出来事を話しました。
それを聞いて、男はビックリ。
だからといって、いきなり女房を問いつめるわけにもいかず、しばらくようすを見ることにしました。
ようすを見ていると、女房にはおかしなことがあります。
だれもいないことがわかると、ゴロゴロとのどを鳴らしたり、時にはネコのように、かまどの上にのぼったりするのです。
(もしかして、ネコにとりつかれたのかもしれないぞ)
男は心配になって、
「かあちゃんは病気かもしれないから、気をつけてやるように」
と、子どもたちに言い聞かせた。
ところが子どもたちは、それ以来、母親をおびえるようになりました。
男は思いきって、女房に別れ話を持ち出すと、
「子どもにきらわれてはしかたがないので、別れることにします」
女房はそう言って、家を出ていきました。
(いったい、どこへ行くのだろう?)
男はこっそりと、女房の後をつけました。
女房は後ろもふり向かずに、どんどん歩いていって、ほら穴の中に消えました。
男がほら穴のようすをさぐっていたら、奥の方から女房の声が聞こえてきて、
「どうやら、正体を見破られてしまったらしい。せっかくうまくやっていたのに。いつかこのうらみは、はらしてやる」
と、言ったのです。
そして、姿の見えない誰かが言いました。
「そうは言っても、お前がネコだということが、わかったわけではないだろう」
「いや、ネズミをくわえているところを、子どもたちに見られてしまった」
「そうか、それなら仕方ない」
その話を聞いていた男はビックリ。
まさか自分の女房が、ネコだなんて。
ほら穴のネコの話しは、まだ続きます。
「しかしな、男の命をとるといっても、相手に呪文をとなえられたらどうする?
われらはあの呪文をとなえられると、手出しができなくなるぞ」
「大丈夫よ、今の若い人間が、呪文なんて知るわけがない」
「まあ、たしかに。知っているとすれば、村一番の年寄りのおばばぐらいだろう」
男はそれを聞くと、すぐにほら穴をはなれて、村一番の年寄りのおばばの家に行き、わけを話して、
「化けネコを追いはらう呪文を教えてくれ」
と、たのみました。
「さて、うまく思い出せるかどうか」
そう言いながらも、おばばは呪文を思い出してくれました。
♪ネコネコ鳴くな。
♪北風吹けば、南に飛ばされる。
♪南風吹けば、北に飛ばされる。
♪ネコネコ鳴くな。もう鳴くな。
男は呪文の言葉をしっかり覚えると、家にもどって行きました。
その晩、男が子どもたちを寝かせていたら、表から気味の悪いネコの鳴き声がひびいてきました。
「フギャー! フギャー!」
男は鳴き声の方に向かって、教えてもらった呪文をとなえました。
♪ネコネコ鳴くな。
♪北風吹けば、南へ飛ばされる。
♪南風吹けば、北に飛ばされる。
♪ネコネコ鳴くな。もう鳴くな。
すると、ネコの鳴き声がおさまり、
「くやしいー!」
と、言う言葉を残して、一匹のネコがたちさっていくのが見えたという事です。
*(びっくり2)*おしまい*(びっくり2)*
お付き合いに感謝致します。 *(チョキ)*
連休は日曜日に釣りの約束の電話を貰いました
先週の釣りが雨と波が高いから中止になってますから今回は友も意気込んでるみたいです *(シャイ)*
今日の小話は
*(レター)*ネコ女房*(レター)*
沖縄県の民話
むかしむかし、沖縄には、八キロメートル以上も松並木(まつなみき)の続く海辺があり、その海辺のほら穴に化けネコが住みついていました。
ある時、化けネコが美しい女に化けていたら、一人の男がネコとは思わずに、
「わしの女房になってくれ」
と、言ったのです。
男はなかなかに立派で顔立ちもよく、ネコもこの男が気に入って、さっそく一緒にくらすことになりました。
男はとてもやさしく、ネコも負けじと男につくします。
やがて子どもが生まれて、何年かたつうちに、二人は三人の子持ちになりました。
ネコ女房は正体がばれないように気をつけていましたが、それでもネズミを見かけると、思わずとびつきたくなります。
それでネコ女房は、男や子どもたちがいない時に天井裏にのぼって、ネズミをとらえて食べていました。
ある日、ネコ女房が天井裏にのぼっていたら、ふいに子どもたちがかえってきました。
ネコ女房はあわてて下へおりましたが、口にはまだ、ネズミをくわえたままです。
「かあちゃん、どうしたの!」
子どもたちはビックリして、顔を見あわせます。
ネコ女房はハッとして、ネズミをはなしました。
「ネズミなんかくわえて、ネコみたい」
子どもたちがそう言うので、ネコ女房は、
「ネズミがあんまりうるさいので天井裏へ行ったら、いきなりかあちゃんの口にとびついてきたのよ。いい子だから今日のこと、とうちゃんに言うんじゃないよ」
ネコ女房は何とか言いくるめましたが、子どもたちは、まだ信じられないという顔をしていました。
夕方になり、男が仕事からもどってくると、子どもたちは母親にかくれて今日の出来事を話しました。
それを聞いて、男はビックリ。
だからといって、いきなり女房を問いつめるわけにもいかず、しばらくようすを見ることにしました。
ようすを見ていると、女房にはおかしなことがあります。
だれもいないことがわかると、ゴロゴロとのどを鳴らしたり、時にはネコのように、かまどの上にのぼったりするのです。
(もしかして、ネコにとりつかれたのかもしれないぞ)
男は心配になって、
「かあちゃんは病気かもしれないから、気をつけてやるように」
と、子どもたちに言い聞かせた。
ところが子どもたちは、それ以来、母親をおびえるようになりました。
男は思いきって、女房に別れ話を持ち出すと、
「子どもにきらわれてはしかたがないので、別れることにします」
女房はそう言って、家を出ていきました。
(いったい、どこへ行くのだろう?)
男はこっそりと、女房の後をつけました。
女房は後ろもふり向かずに、どんどん歩いていって、ほら穴の中に消えました。
男がほら穴のようすをさぐっていたら、奥の方から女房の声が聞こえてきて、
「どうやら、正体を見破られてしまったらしい。せっかくうまくやっていたのに。いつかこのうらみは、はらしてやる」
と、言ったのです。
そして、姿の見えない誰かが言いました。
「そうは言っても、お前がネコだということが、わかったわけではないだろう」
「いや、ネズミをくわえているところを、子どもたちに見られてしまった」
「そうか、それなら仕方ない」
その話を聞いていた男はビックリ。
まさか自分の女房が、ネコだなんて。
ほら穴のネコの話しは、まだ続きます。
「しかしな、男の命をとるといっても、相手に呪文をとなえられたらどうする?
われらはあの呪文をとなえられると、手出しができなくなるぞ」
「大丈夫よ、今の若い人間が、呪文なんて知るわけがない」
「まあ、たしかに。知っているとすれば、村一番の年寄りのおばばぐらいだろう」
男はそれを聞くと、すぐにほら穴をはなれて、村一番の年寄りのおばばの家に行き、わけを話して、
「化けネコを追いはらう呪文を教えてくれ」
と、たのみました。
「さて、うまく思い出せるかどうか」
そう言いながらも、おばばは呪文を思い出してくれました。
♪ネコネコ鳴くな。
♪北風吹けば、南に飛ばされる。
♪南風吹けば、北に飛ばされる。
♪ネコネコ鳴くな。もう鳴くな。
男は呪文の言葉をしっかり覚えると、家にもどって行きました。
その晩、男が子どもたちを寝かせていたら、表から気味の悪いネコの鳴き声がひびいてきました。
「フギャー! フギャー!」
男は鳴き声の方に向かって、教えてもらった呪文をとなえました。
♪ネコネコ鳴くな。
♪北風吹けば、南へ飛ばされる。
♪南風吹けば、北に飛ばされる。
♪ネコネコ鳴くな。もう鳴くな。
すると、ネコの鳴き声がおさまり、
「くやしいー!」
と、言う言葉を残して、一匹のネコがたちさっていくのが見えたという事です。
*(びっくり2)*おしまい*(びっくり2)*
お付き合いに感謝致します。 *(チョキ)*