2013.6.15(土) 数日前から天気予報に一喜一憂。局によっても予報が違うしね。
で、起きてみると、強めの雨音…。
なんで今日降ってるかな~っ
早速PCを立ち上げ東北電力のHPをチェック。どうやら、あと少しで抜けそうだな。次の降水域が来るのは数時間後かな。
天気を心配した相棒からメール。相棒の判断に任せる。ん、まず行くかあ。
現地近くで合流し、目的地へGO。予定した場所より近くへ付けられたのはラッキーでした。
今日の相棒は、そう君。年齢は今年丁度ダブルスコアじゃね、もしかして??
身支度しようとウェダーを取り出すと、
そう君 : ウェダーじゃ厳しいと思います!!
kazu : …マジで?
そう君 : らしいです!
こういう事態を想定していた訳じゃないけれど、ズボン、Tシャツ、長袖シャツはサンデーで買った速乾タイプの物を着用してるんだけどね。
しかも、歩きやすいようにと、ストッキングタイプのウェダーを用意していたので、ウェーディングシューズにウェーダーゲーターも有るし、ネオプレンの足首サポーター履けば、このまんまでもイケるよな。
って事で、普通のズボン+長袖シャツ+ウェーダーゲーター+ウェーディングシューズで勝負に臨みます。
出来るなら…泳ぐような事態は避けたいけどね~
食糧、飲料、釣り道具、その他を詰め込んだDバックを背負って、藪に分け入り山を登り、木を伝い急斜面を降り、沢を上り滝に阻まれ、滝を巻き、稜線を辿り、そしてかろうじて根を張る灌木、草木につかまり、ロープまで使って本流へやっと降り立った時には、一時間程の時間が経過していたのでした。
こんなに苦労して入渓するんだからパラダイスだべな~って思っていると、な、なんと、川底の砂地に古いけれど足跡が! うっそ! 俺たち以外にも来てる人居るのかあ~。どっから入ったんだっ
なにせ両岸断崖絶壁で、滝は有るわ、深い淵は有るわで、下から川沿いのアプローチは困難を極め、いままで自分はこの領域に立ち入った事が無かったのですから。
なにはともあれ、まずは2人で小休止しながら、釣りの支度を始める。足跡の主が何日前に入ったのか? ここまで入ってくる釣り人(多分フェルトソールだ)が、キャッチ&リリースの可能性は6分4分の4って感じかな。抜かれていなきゃいいけど。 ← 個人的心配事。
写真提供:そう君
フライフィッシャーのそう君より早く用意の終わったルアーマンのオイラが斥候でキキャスト開始。
…むむ。チェイスが無いぞ。数十メートル先行したもののチェイスさえ無い。心配が現実となるのか?
しばし釣り上がった所で待望のチェイス。が、ショートバイトで乗らずにバレ。今朝の雨のせいで濁りが入り、もしかすると水温も下がったのかもしれないなあ。実際、どうしても入らなきゃなくって立ち込んだ際、腿まで入るとかなり冷たいし、股まで入った日にゃ、〇ン〇マ、コツカケ状態よ、ホンマ
ただでさえも数週間前まで雪代ガンガン出ていた川なので、ドライフライのそう君にはツライ条件かも。
ミノーにチェイス、タッチはするが、なかなか乗ってくれないよ。今日はシングルフックじゃ危うそうなので、トリプルフックのミノーに交換してみたり。
ここで、そう君に(いや、自分を含めても)念願の初ヒット。小型イワナですが、本当にうれしいヒットでした
今日は出来るだけ川を詰めてみたいので、どんどん進みます。
両岸が切り立っている箇所は岸辺を濡れながら漕いだり、数メートルの高さのちょっとした出っ張りを手掛かり、足掛かりにしてヘズッテ越える。
一度、後ろから来ていたそう君が(自称)2メートルを滑落。急流に落ち、流されそうになるハプニングが有ったり。ありゃ、焦ったよ
苦労の割には、小型イワナは数匹ヒットさせたものの期待には及ばず。もっとサイズも数も出ていいはず…。
全体的に水量は少な目なので、ポイントも小さ目。そんな中でも深さの有る落ち込みからの壺状のポイントが目の前に。
キャストを繰り返すもののミノーは水面近くに吹き上げられ、うまくリトリーブ出来ない。落ち込みからの流れの向こう端へミノーをキャスト。下へ沈み込む水流に同期させカウントダウン4でトィッチ開始。白泡の下からミノーが浮き上がって淵尻の水面でピックアップしようとした瞬間、下からグワッとイワナがバイトしようとしたものの、とらえきれずに反転・潜航。
やっと、いいサイズいたぁ~
もう一度、同じコースになる様に祈りつつミノーを沈め、トィッチ。ダメか…。いや、追ってきた!コレはスイッチ入ってる。と決めつけイワナパターンのアクション。バイト!そのままスイープフッキングで抜きあげ、キャッチ成功
尺には1寸足りないけれど、沢のイワナでは納得のサイズでしょう、うん
濡れるとズボンの上からモモ毛が透けて見えるゾウwwww
フライ向きのポイントは、そう君。その他は自分。みたいなポイント配分で遡行してゆくと、どうしても自分の方が叩けるポイントが多くなってしまい、なんか申し訳ないっすね~。
こんな場所は、フライじゃ厳しいみたい。ルアーも、まあ難しくはありますが。
この日、ドライフライへの反応は悪し。自分もテンカラを用意していたんだけど、結局一回も出さず。ミノーには反応有り。バラシも多く悔やまれますが、ネイティブのイワナに癒されます。
写真提供:そう君
このポイントから、また良型。
写真提供:そう君
遡行してゆくと河原の砂地にまたまた足跡。しかもフェルトソールではない22~23センチの、これは長クツか? こんな場所にどこから入って来ているんだろう。チョ~不思議なんですけどぉ~。←ギャル調
沢のイワナって感じのオレンジベリー。レッドベリーのミノーにヒットっす。
そう君のターンの合間に、ふと上を見上げると、美味しそうなウルイが沢山。帰り道に取って帰りたいな~、なんて話していましたが。
まずはミノーで探りを入れるものの反応が見られず、これは底まで沈めないとダメだと判断、スプーンにチェンジ。
底まで沈め、アクションを加えながらリトリーブする事数キャスト。やっと小型イワナがチェイス! こういう時って急にポイントの魚達全体にスイッチが入ったように反応が好転する場合がありんす。
やっぱり予想通りで、粘りのキャストが実り、やっとの事で20cm中盤台のイワナをチャーム。
ありがと~
んで、この滝。左右の岩が切り立っていてオーバーハング気味。滝の落ち口の脇は通れそうもない。
そう君は「無理っすよね~(汗)」と(笑)
自分も疲れが相当溜まっていたので、う~ん、ちょっと厳しいね。と答えたんだけど、ここで言っちゃう。
巻けたよ(ゝω・) テヘペロ
スマソ。ここから上は、また次回ね。もしかしたら、この上にこそ、パラダイスが有るかも知れない。
ここから川を戻ります。膝をヤらないように慎重に。
もっとも悩んでいた難所が、実は下りは簡単にクリア出来るとわかって安堵。
次回は上りもここから入れそうだ。2人なら。ね、相棒
車まで戻って来た時は、本気でホッとしました。
ケガも無く帰って来れて、一安心。
帰路、ちょっと遠回りでドライブ。
すると、道路沿いの下にチョットした流れが見える。
kazu : どうする?
そう君 : やりますか!(笑)
ホンットにバカだよな、オレ達(爆)
笑い過ぎて筋肉崩壊中の大胸筋が痛いっす。
チャラチャラな流れで魚が居るかどうかも分からない川でロッドを振る。
自分のミノーにチェイス。魚居るよ~
ここではフライの方が好調。
ルアーでは引く距離が短すぎてヒットまで持って行けない。チビイワナばかりってのも有りますけれどねえ~。
生き物見っけ!
河畔で見つけた泡の塊。 これはカエルの卵のう(って言うのか?)。
モリアオガエルか?シュレーゲルアオガエルか?
モリアオは普通樹上に産卵するよね? シュレーゲルは土に半分埋める様に産卵するんじゃなかったかな? どっちだろう。
こんな狭い中でもフライをキャストしてしまう、そう君。
君はやっぱりただモノじゃないね(笑)
今日は結局15:00頃まで釣りしちゃった。
もう全身アチコチがたがたっすよ。
でも、あんな場所へ一緒に行けるのは、身の回りを見渡しても、君しか居ないんすよ。一緒に行ってくれて感謝感謝。
次回は、濡れても寒くない時期にチャレンジしたい。
今度は、あの滝の上も見てみたいっすね。
お疲れ様でした。ありがとう
いやね、正直なとこ俺も100%行けないとは、思ってなかったんですがあの濡れた斜面を見るとちょっとゾッとしてしまいまして。
あとは、行ったはいいけど、厳しいあの濡れた斜面を戻らなければいけない…と考えてしまいました。笑
あっつくなれば帰りも滝にドボンできますから楽しみは、とっておいていただけますでしょうかm(__)m
すみません言い訳です。
それに、私もあんなとこ行こうと思って付き合ってくれる仲間は、kazu師しかおりませんから。感謝、感謝です。
また、いつでも、どこでも、どんなとこでもお供いたします。
フライとルアーなら交互に釣りできますし、テンポよく釣りできますから!
岩手は、広い!まだまだ凄いとこ滝の上以外にも沢山ありますからいろんなとこにも行きましょう!
ちなみに熊より斜面にびびったのは初めてでした。笑
昨日も階段がツラかった~。しかも初日から残業~[E:coldsweats01]
だよね~。自分が登れる所は、souさんも昇れるよね。
確かに帰り道の方が倍くらい疲れるし、降りる方が怖いし[E:coldsweats01]
さすがに、自分もあの斜面にはビビったよ[E:shock]
おはようございます。
いや~、この川はかなりの人が付いて来れないかもしれません[E:coldsweats01]
たまにはこういうのもやってみたいもんですね。(笑)
ノーウェーダーは、確かに凄い楽。
ただ、縮むくらいに冷たいこともあるよねー。(笑)
初めてのルートで参考文献は有ったものの、かなり悩みました[E:coldsweats01]
毎回は体がもちませんから、たま~に挑戦は楽しそうです。
初めてノーウェイダーでしたが、本当に楽ですね。暑い季節はノーウェイダーメインで行来たい所ですが、虫刺されと藪漕ぎ、水の汚れ度が気になる?(^^.