カバと思ってたらサイ

両親を見送って1年。終活って残された人のためにちゃんとせにゃ。と実感つつ、両親を送るまでの日々を時系列に綴っていきます。

さすらいの施設探し

2023-11-12 20:29:17 | 日記
八朔です。

こたつを出そうか迷いつつ、こたつ布団を干したら雨にやられました。
寒いですー。


さて。

人工透析になってしまった父の施設を探した話です。
今までの老健では受け入れ不可でしたし、万一OKでも老健は長くて半年というのがあるので、安心して長くいられるところを探すことに。

母と同じところも新規が空いてないとのことでNG。父がわからんちんすぎるので、穏やかに過ごしている母を勝手に起きあがらせたりと迷惑かけそうな予感もあるし。事故防止の観点からも心配だったので
「今空いてなくてすみません」
という言葉にホッとしたのは事実。

病院のソーシャルワーカーは新卒すぎて何を聞いても
「よく知らないんですが」
「どういうところかわからないんですが」
と、頭につけての説明ばかり。
ネットの方がよほど役にたつ。腹が立つ。

「療養型の病院」なら、透析施設との連携があるのでいいかも。と妹と見学に行った都内の病院。名前を聞いたことがある美容外科のクリニックがやってるというからキレイかなと思っていきましたが、狭くて汚かった。
ライザップがやってる場末のチョコザップ。といえばいいのでしょうか。
みんなベッドで寝ててあまり動かないし話し声もしない。
係の人も「お父様はまだここまでの状態ではないかと」
静の空間すぎて、GPSのお守り持たされるじいさんの面倒なんか見きれないと思われるし。
ここで一気に朽ちていく父も見たくない。

私の家の近くに新しくできたという施設があったので、こちらも行ってみた。そこは老人ホームだが、割と安い。
行くとコンシェルジュというタキシードみたいな格好の貴族が説明してくれた。
グランドビアノがあって、週末はピアニストがくるとか。
コーヒーも「豆を選んでください」とか言われるし。なんだか気取ってる。
部屋もキレイで広い。
「まだ2年ほどなのでほぼ新品です。」
「部屋は空いているんですか。」
「大丈夫です」
「部屋によって値段が違いますよね」
「どこでも大体空いてます
って。どういう空き方?
聞いたらまだ申し込みは3組で入居してるのは1人だとか。
2年もその状態って。つぶれる匂いしかしないんですけどっ。
地主のボンボンが騙されて作っちゃったのでしょうか。あかん。。

結局、母の施設と1駅ちがいくらいの老健に落ち着きました。
ここは人工透析室が1階にある老健で、ほぼ透析の人というのもあって個室に入れば、老健の半年退去ルールから外れるという。
個室はちょっと高いけど、スタッフが透析患者になれているのもあるし安心かなと思って。
母のところに連れて行ってもあげやすいし。

やれやれ。
結局、父は最後までここで暮らすことになりました。




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