SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

キャッチボール

2004-12-18 08:12:57 | 
キャッチボールがしたい。

したいといったら、したい。

これでも元高校球児。

手持ち無沙汰になると、投げる真似や素振りの真似。

すっかり癖になっている・・・。

このあいだ、久し振りに神宮のバッティングドームに行って、

打ったり投げたりした。


投げる、というのは難しい。

ボールが指を離れる瞬間の感触。

これはかなり繊細さを要求される。




・・・・思い出した。

あれは高校2年の冬から、3年になった春にかけてのこと。

それまで自分の中で完璧に近かったフォームが崩れてしまったんだ。

冬の寒い時期は、投球練習は控え目になり、

ランニングや筋トレ中心のメニューへ移行する。

もう一回り身体を大きくするために。

それが、結果、仇になった。

感覚を、忘れてしまった。

失われてしまった。

何度も繰り返す、シャドウピッチング。

苛立ち、焦り・・・。

結局、そのフォームは取り戻せないまま、春になり、夏が終わった。

どこへ行ってしまったんだろう。

どこへ行ってしまったんだろう。

未だに身体はそれを探して、私に投げる真似をさせるのかもしれない。

子供のように・・・

2004-12-18 07:47:58 | 
子供とよく目が合う。

子供は、目が合ってもそらさない。

じっと、見つめる。

私だって見つめる。

子供の表情がほどける。

そんなことだけで、うれしくなってしまうのだ。




子供のように

笑いたい。

これは、できる。

子供のように

泣いてしまいたい

怒りをぶちまけたい

これが、できない。

できない。

私がそれをすると、醜いだけだからなぁ。

春にして君を想う

2004-12-18 07:36:54 | 小沢・小山田
小沢最後の8cmシングル。

もうシングル盤って作ってないんですよね。

昔はこんなのがあったんだよ、ってな話になるのかなぁ。

この曲も、もう5年前のことになるのだ。



   薄紅色に晴れた町色

   涙がこぼれるのは何故と

   子供のように甘えたいのだ

   静かなタンゴのように



この曲を最後に小沢は沈黙に入る。

小沢はどこにいるのか?

小沢はどこへ行くのか?

みんな小沢を待っている。

彼もそれを知っている。

僕らはただ、小沢の生んだ言葉と音をゆっくり撫でる。



   そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く

   美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間

   せつなくてせつなくて胸が痛むほど



じっと待ってる。

静かに待ってる。

きっとまた逢えると信じて。