危うい高座 2004-12-28 01:03:01 | 偏愛 日本酒にチョコレートも悪くない、と思いつつ、談志師匠の噺を堪能。 「ずっこけ」 「居残り佐平次」 「粗忽長屋」 「紙入れ」 の4本。 「困ったことに、談志(わたし)という評論家が、家元(わたし)の 落語よりもっと上のところにいまして・・・芸人として幸せなのか も知れませんが・・・」 と自身が語っているように、師匠は高座の途中でも平気で悩む。 考え考え、噺を構築して行く。その態度に賛否はあるだろうが、 私は、至極正直で、勇気のいることだと思う。 「木賊刈り」の出囃子の鳴る前の家元の心持は、いかばかりであろう。