SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

嫉妬

2004-12-29 03:46:59 | 
才能に対する純粋な嫉妬というのは、ある種、美しいと思う。

でも、私は、嫉妬を覚えるほどの、才覚が無い。

ひたすら、偉大な才能を前にして、ひれ伏してしまう。

僕だって、なんて思ったりするけれども、とんでもない、と思う。

ある才能に、嫉妬ができるほど、私も高みに登りたいものだ。

今は、あまりに卑小過ぎる・・・。


ある告白

2004-12-29 03:11:58 | 太宰
私は、いやになった。それならば、現実というものは、いやだ!

愛し、切れないものがある。

・・・・

この世にロマンチックは、無い。私ひとりが、変質者だ。そうして、私

もいまは堂々と、小市民生活を修養し、けちな世渡りをはじめている。

いやだ。私ひとりでもよい。もういちど、あの野望と献身の、ロマンス

地獄に飛びこんで、くたばりたい!できないことか。いけないことか。


「春の盗賊」  太宰治