純粋の献身を、人の世の最も美しいものとしてあこがれ努力している事に於いては、兵士も、また詩人も、あるいは私のような巷の作家も、違ったところは無いのである。
そんな、夢。
帰り途、いつもの道。
向日葵の咲いている空き地を通る。
いつも眺める、行き帰り。
10本くらい、顔を上げて元気に立っている。
夏休みの子供みたいにね。
その日は、ひとりだけ、首を傾げている子がいた。
「どうしたの?」
「月を見ていたら、哀しくなったの。わたし、枯れちゃうんでしょう?」
「月だって、満ちたり欠けたりするでしょう。それと同じだよ。花は枯れても、
種になって、また来年咲く。」
「でも、今のわたしは、今だけよね。」
「そうだね。でもそう考えたら、精一杯この夏を生き切るしかないネ。」
すると、向日葵はうたい始めた。
やさしく、透き通った声。
昼間の朗らかな様子とはまるで違う。
月の光がそうさせるのかしら。
夏の天使。
そんなことを考えながら、
ぼくはゆっくり歩き出した。
帰り途、いつもの道。
向日葵の咲いている空き地を通る。
いつも眺める、行き帰り。
10本くらい、顔を上げて元気に立っている。
夏休みの子供みたいにね。
その日は、ひとりだけ、首を傾げている子がいた。
「どうしたの?」
「月を見ていたら、哀しくなったの。わたし、枯れちゃうんでしょう?」
「月だって、満ちたり欠けたりするでしょう。それと同じだよ。花は枯れても、
種になって、また来年咲く。」
「でも、今のわたしは、今だけよね。」
「そうだね。でもそう考えたら、精一杯この夏を生き切るしかないネ。」
すると、向日葵はうたい始めた。
やさしく、透き通った声。
昼間の朗らかな様子とはまるで違う。
月の光がそうさせるのかしら。
夏の天使。
そんなことを考えながら、
ぼくはゆっくり歩き出した。
お昼、一番暑いとき、銀座に着く。
すぐさまピエールマルコリーニへ!
グラスショコラじゃないよ、ソルべだよ。
パッションに、フランボワーズだ。
うん、そう、夏にはこの酸味がよく似合う。
あ、このすぐ近くに「ルパン」があるんだよ。
ちょっと行ってみよう♪
ね?
このドアを開けて、地下まで降りると、そこにはあの椅子があるんだよ。
まだやってないからねぇ。うん、今度ねー。
じゃ、デパ地下まわる?
三越、松屋、松坂屋、プランタン・・・。
どう?
イマイチ?
なんだかね、以前のようなドキドキが・・・、
ないよねー。(ちょっと大きな声で)
ふらふらして昼時を外したのは他でもない、そう、
蕎麦屋だ♪蕎麦屋へ憩う!
銀座の蕎麦屋かー、どこがいいかな・・・。
無難に田中屋だ。落ちつくねー。
焼き茄子?いいねぇ。
まずはビール?いっちゃいますか?
お酒も、飲んじゃいますか?
生まれてきてよかったねぇ・・・(しみじみ)
手繰っちゃいます?ズズっとね。
鴨せいろ!いつでもそう。季節感なんてもう、関係ないんだから!
蕎麦湯だ。来たね、蕎麦湯。
この為に生きてるの、ホント。
いい感じの濃さだね。
おとなのミルク♪
さてさて、ゆっくりしすぎたね、そりゃ陽も傾くね。
流れから和だね。
小豆?ゆでたてあずき?鹿乃子!
そうそう、外せないねー。あんみつも食っちゃう?
ん?葛きり?
うーん、鍵善?京都!・・・えっ、無理?(ホントは飛んで行きたい)
じゃ、虎屋だ、甘味のはしごだね。んー、和三盆が上品ダネ。
あー、すっかり日が暮れたよ。
自然に足が7丁目の方へ・・・。
ビイルだ。ライオンだ。ビアホール!!
いいねぇ。みんな楽しそうだねぇ。
老若男女、人種も関係なく、酔おうよ。
ビールにも酔うし、この場にも酔うんだよね。
んー、酔ったね、ふわふわしてるね。
ちょっと歩こうか。
木挽町。
竹葉亭♪
夏だから、鰻!
白焼き?そう!鯛茶?うん!鴨焼き?当然!!(また鴨かよ)
静かだねー。大人になって、よかったねー。
あー、もうおなか一杯だねー。食べられないねー。
ん?デザート?
もちろん、行くでしょう!
ダロワイヨで、マカロングラッセ!
いっそのこともう一緒に溶けたいね・・・。
この勢いで、日比谷公園まで歩いちゃう?(で、やっぱり歩いちゃう)
うーん、なんかいい風♪
言うことないね。
もう帰りたくないね。
あ、あそこから月がのぼってきたよ。
あれは・・・・、帝国ホテルだねー。
住みたいね。
住んじゃいますか?
住めないね。それだけは無理だねー。
でも帝国ホテルに、「居残り」がいるって話だよ。
スゴイねー、なれるモンならなりたいネ。
ふぅ。
もう少しだけ、ぼんやりしますか・・・。
すぐさまピエールマルコリーニへ!
グラスショコラじゃないよ、ソルべだよ。
パッションに、フランボワーズだ。
うん、そう、夏にはこの酸味がよく似合う。
あ、このすぐ近くに「ルパン」があるんだよ。
ちょっと行ってみよう♪
ね?
このドアを開けて、地下まで降りると、そこにはあの椅子があるんだよ。
まだやってないからねぇ。うん、今度ねー。
じゃ、デパ地下まわる?
三越、松屋、松坂屋、プランタン・・・。
どう?
イマイチ?
なんだかね、以前のようなドキドキが・・・、
ないよねー。(ちょっと大きな声で)
ふらふらして昼時を外したのは他でもない、そう、
蕎麦屋だ♪蕎麦屋へ憩う!
銀座の蕎麦屋かー、どこがいいかな・・・。
無難に田中屋だ。落ちつくねー。
焼き茄子?いいねぇ。
まずはビール?いっちゃいますか?
お酒も、飲んじゃいますか?
生まれてきてよかったねぇ・・・(しみじみ)
手繰っちゃいます?ズズっとね。
鴨せいろ!いつでもそう。季節感なんてもう、関係ないんだから!
蕎麦湯だ。来たね、蕎麦湯。
この為に生きてるの、ホント。
いい感じの濃さだね。
おとなのミルク♪
さてさて、ゆっくりしすぎたね、そりゃ陽も傾くね。
流れから和だね。
小豆?ゆでたてあずき?鹿乃子!
そうそう、外せないねー。あんみつも食っちゃう?
ん?葛きり?
うーん、鍵善?京都!・・・えっ、無理?(ホントは飛んで行きたい)
じゃ、虎屋だ、甘味のはしごだね。んー、和三盆が上品ダネ。
あー、すっかり日が暮れたよ。
自然に足が7丁目の方へ・・・。
ビイルだ。ライオンだ。ビアホール!!
いいねぇ。みんな楽しそうだねぇ。
老若男女、人種も関係なく、酔おうよ。
ビールにも酔うし、この場にも酔うんだよね。
んー、酔ったね、ふわふわしてるね。
ちょっと歩こうか。
木挽町。
竹葉亭♪
夏だから、鰻!
白焼き?そう!鯛茶?うん!鴨焼き?当然!!(また鴨かよ)
静かだねー。大人になって、よかったねー。
あー、もうおなか一杯だねー。食べられないねー。
ん?デザート?
もちろん、行くでしょう!
ダロワイヨで、マカロングラッセ!
いっそのこともう一緒に溶けたいね・・・。
この勢いで、日比谷公園まで歩いちゃう?(で、やっぱり歩いちゃう)
うーん、なんかいい風♪
言うことないね。
もう帰りたくないね。
あ、あそこから月がのぼってきたよ。
あれは・・・・、帝国ホテルだねー。
住みたいね。
住んじゃいますか?
住めないね。それだけは無理だねー。
でも帝国ホテルに、「居残り」がいるって話だよ。
スゴイねー、なれるモンならなりたいネ。
ふぅ。
もう少しだけ、ぼんやりしますか・・・。