年寄りの独り言 日記並みに

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激動の昭和 

2020-03-09 12:55:53 | 日記

 

 

 

終活の片づけ中に写真の「激動の昭和」毎日新聞発行の物が出てきた。

今日はこの本の一部を借用したい。

新任地を目指して意気揚々と高田を出発したのには間違えはないと思うが、長い行程、心配なのは乗り物に弱い私である。

田舎の百姓に 、乗り物酔えの薬などについての知識が有ろうはずもなく成り行きに任せる以外無しであった。

帯広行の人数なども記憶に無し。指揮官の掌握外に外れない事だけで有る。

青森から青函連絡船に乗ったが、船名など不明、大きな船に乗り船底の仕切りの中で雑魚寝したようである。ここまでに何回かの弁当が支給されたと思うがどう処理したのが覚えていない、気分が悪い時に食事などとれなかったように思う。

北海道帯広に着いた、出迎いのトラックに載せられ駐屯地に着いた。ただただ死なずに着けたと云うぐらいの感覚だったらしい。

色々あって中隊隊舎の3段ベット2段目が割り当てられた。中隊長の歓迎の挨拶やいろいろと注意等あったと思うが今さら分からなくてもいい。

20数時間かけて着いついた帯広、ここまでの間、車窓を流れる景色とか思い出など一切ない。

この年の翌年、9月26日台風15号により、乗ったかもしれない洞爺丸他貨物船、十勝丸日高丸も沈没した。