「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

本日の奈良での「多喜二と志賀直哉」文学講演会報告(御影)

2010-10-30 21:22:20 | 各地多喜二祭情報
本日の奈良での文学講演会、台風の接近で心配されましたが、

   約120名(演者・演奏者7名を除く)が参加され、ほぼ満席で

   無事終了いたしました。カレイドセステットによる多喜二ゆかりの

   楽曲演奏は大変な迫力で講演会を盛り上げて頂きました。

    島村先生の御講演も大変興味深いもので、多くの参加者が

   熱心にメモを取っておられました。

    ブログでのこれまでの皆さまのPR感謝申し上げます。


                  御影暢雄

未来さんのブログにも報告があります。
       ▼

http://f-mirai.at.webry.info/201010/article_21.html

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3 コメント

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感想 続々 (御影暢雄)
2010-10-31 21:40:45
  昨日の文学講演会、実行委員も含めて酔いしびれたという感想がメールで続々と届いています。
 カレイドセステットの皆さんの演奏には、参加者の皆さんが身を乗り出して聴き入っていましたし、島村先生の御講演では「ホ―ッ」と感心される場面が何度かありました。
 特に、”志賀直哉「小僧の神様」には、志賀の天皇制に対する潜在意識が読み取れる。仙吉とか神田とか、言葉には社会性、歴史性が秘められている。”という、島村先生の解説は、私は講演のハイライトであったと振り返っています。
 言葉の持つ魂、その大切な意味を、私はあらためて勉強していきたいと思いました。
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講演「多喜二と志賀」 (Prof. Shima)
2010-10-31 22:32:01
御影さん、万事に亘るご準備、当日のお働き、的確なまとめなど、ありがとうございます。ぼくも講演のし甲斐があったというものです。志賀と多喜二の関係は、文学ということがらの本質に関わる深いもので、これからもさまざまな角度から解明されなければならないものだと思います。

先ほど学生たちと無事横浜に戻りましたが、奈良のみなさまたちにくれぐれもよろしくとのことでした。magatama安西さん、カレイドの6人のメンバーのみなさんにも、よろしくお伝えください。
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アンダンテ・カンタービレ (御影暢雄)
2010-11-01 20:13:13
 島村先生、有難うございます。
 30日の録画を編集中(長男が)ですが、カレイドセステット演奏「アンダンテカンタービレ」を再度聞いて、名曲なんだなと感心すると同時に、過酷な地下活動に従事していた多喜二&ふじ子を思い浮かべ、胸が熱くなりました。
 音楽に詳しい方も同日参加されていて、「ただ憧れを知るもののみが」はヴァイオリン演奏しか聞いたことが無く、木管楽器演奏に深い感銘を受けたという感想を頂いています。編曲は紹介にあったように、プロの方から今回の文学講演会のためにご協力を頂きました。
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