播磨癒しのまち歩き

自然観察しながら散歩(兵庫県・北播磨)
イベント鑑賞や野球観戦も好きでしたがこのご時世全く行けていません。

善導大師自画像の謎

2013-08-27 10:35:15 | うんちく・小ネタ

こちらが元祖?

この大師像が浄土宗のお寺と間違えて伝えられたのではないかと

いう説にも疑問がある。

この大師像は、慈覚大師(円仁)により唐から伝えられたものとされており、

事実だとすると西暦847年に日本に渡ってきたことになる。

その後慈覚大師の弟子であった円心を通じて今の地にたどりついたとされる。

善導大師が一般大衆に脚光を浴びるのは、法然上人による二祖対面のエピソードからであろう。

法然が善導の『観無量寿経疏』(『観経疏』)によって回心を体験したのが
西暦1175年とされているから、少なくとも200年の開きがあるわけで、
宗派うんぬん言う前に大師像は光明寺にもたらされたことになる。
ただ、その時点で大師像の価値に気付いていた者がどれだけいたかは疑問だ。

のちに、善導大師詣でが盛んに行われるようになるのだが、
それもずいぶん後になってからであろうと思われる。

慈覚大師(円仁)は入唐の記録を詳細に残しているし、
招来目録も残されているから、その中にこの大師像が記録されているか、
調べれば分かると思うのだが、あんまり調べないほうがよいのかな。

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