tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギ コーティング弦】D’Addario「XT」シリーズを買ってみた!

2020-02-23 12:05:00 | アコギの話題いろいろ

ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


さて、今回、最近新しく発売された、ダダリオのアコースティック弦、D’Addario「XT」を買って、張ってみました!














僕は、→エリクサーのコーティング弦←を常用しているのですが、ダダリオからコーティング弦が発売されたという事で、試さずにはいられませんでした!




さて、ダダリオのアコースティック用コーティング弦は全部で12種類!

細い方から、
EXTRA LIGHT
CUSTOM LIGHT
LIGHT
LIGHT TOP/MEDIUM BOTTOM
MEDIUM
加えて12弦ギター用の弦、
12-STRING LIGHT

そして、それぞれの弦に金属配合別でそれぞれPHOSPHOR BRONZEと80/20 BRONZEの2種類があるので、
6×2で、全12種類となります。

さて、今回は、僕が普段使ってるエリクサーと同じPHOSPHOR BRONZEのLIGHTゲージを購入し、エリクサーと比べてみました!







さて、いろいろとダダリオとエリクサー弦を比較してみました。



価格
さて、1セットの価格で言いますと、エリクサーはだいたい2000円ぐらいダダリオ「XT」はだいたい1600円ぐらいです。
価格だけで言えば、ダダリオ「XT」の方がお求めやすいですね。


これは正直好みなんですが、エリクサーでは、張り替えたての時のパリッとした音ってあんまりないんですよね。なんか、張ってしばらくした後の音のような金属感のあまり無い音ですよね。takoはその方が好きなんですが笑
その点、ダダリオ「XT」は張り替えてすぐは、いわゆる張り替えたてのパリッとしたギラギラ音になります。
エリクサーの音が嫌い、という人であればダダリオ「XT」ならば同じコーティング弦でも気に入るかもしれませんね。


質感
エリクサー弦はコーティング弦特有のツルツルした手触りです。滑りが良くて、慣れるとエリクサー弦以外弾けなくなっちゃうぐらい滑らかな質感なんですが、これが嫌いな人もいますよね笑
その点、ダダリオ「XT」はコーティング弦とは思えないザラザラした手触りで、普通の弦と変わらない演奏感が味わえます。




寿命
今日現在、張ってから10日ほど経ちましたが、音質はほとんど変わっていないように思います。
ダダリオの普通の弦だと、10日も経てば現在が汚れてきたり、音も変わってきたりするのですが、「XT」は10日ほど経っても、張った当初の状態を保っていると思います!
僕は普段エリクサーは1〜2ヶ月ぐらいは張りっぱなしにしているので、まずは1ヶ月ぐらいはこのままで試してみようと思います。
もし、仮に1ヶ月はもつのであれば、エリクサーの音や手触りが嫌いだという方でも、このダダリオ弦、パリッとした音を長期間保つ事が出来るので、かなりオススメ出来ることになります!
ちょっと様子見ですね!



はい、というわけで今回はダダリオのコーティング弦「XT」の簡単なレビューをしてみました!

現時点では、このダダリオのコーティング弦、結構オススメです!!


ではでは!









【ルーパー、オーバードライブ】続々々々・アコギ、エレアコでエフェクターを使うことについて語る

2020-02-05 11:34:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


さて、→前回記事←の続きで、今回もエレアコで用いるエフェクターについてお話します!


今回はエレアコユーザーの中でもおそらくマイナーであるルーパー、オーバードライブに関するお話です!


〜ルーパー〜
ルーパーとは、一言で言うとその場で録音した音をループさせるエフェクターです。
エレアコではボディヒット音をループさせることも出来るので、ループ音を重ねて1人でバンドサウンドを作る事も出来ます。

ソロギタリストだけでなく弾き語りの方でも使っており、アコギタリストの中では数年前から密かなルーパーブームになっています。


使用例は↓こんな感じです。




2つ目の動画では、マイクの音もループさせてバンドサウンドを作り出しています。


とまぁ、かなり可能性の広いエフェクターであることはおわかりいただけたでしょうか。


ルーパーをエレアコで使う時の注意点としては、音を重ねれば重ねるほど、加工した音をループさせるほど音声トラブルが発生しやすい、と言う点です。
やっぱり、やり過ぎはハウリングの元です。
音数が多くなればなるほど、ライブでのモニターをヘッドホンやイヤホンにするなど、工夫が必要になると思います。


さて、後はルーパーの定番製品です。


BOSS ルーパーシリーズ





やはり、ルーパーといえばこのBOSSのルーパーを思い浮かべる方がほとんどでしょう。
音ヤセも少なく、プロアコギタリストでも使っている人が多い安心定番のシリーズです。
RC-300はこのエフェクター専門のコンテストが行われるほどです。
ルーパーに迷えば、BOSSを選べば間違いないでしょう。



tc electronic 
Ditto Looperシリーズ







僕が個人的にオススメなのはこのDITTOシリーズです。ループ音の音質がかなり良いので、エレアコで作るループ音も自然な音になります。
ルーパーはペダルを踏むテンポが命なので、BOSSのようなペダルタイプではなく、スイッチャータイプの方がリズムを取りやすい、という方もいると思います。

これはBOSSにも言えることなんですが、個人的にはX2以降のスイッチが2つ以上あるタイプがオススメです。
というのも、スイッチが一つだけだと、ストップと重ね撮りのスイッチが1つなので、ループを止める時の操作がスイッチ2度押しなど、少しクセが出てきます。ストップが独立しているルーパーの方が圧倒的に使いやすいです。





〜オーバードライブ〜
いわゆる、歪み系エフェクターなのですが、エレアコで使っている人はそんなに多くないと思います。
というのが、歪みエフェクターはエレアコとは相性が悪過ぎるのです。
エレキと同じように使えばほぼ100%ハウリングを起こします。
また、アコギを用いる曲においては、特にソロギターでは、歪みエフェクターは聴かせたい音を埋もれさせてしまいます。

そんな中でも、アコギの音を歪ませたい変わり者ギタリストはいるわけですね。
もし、エレアコの音を歪ませたい人は、うっすらとかけることとストロークパートではあまり使わないことが定石になると思います。

とはいえ、まだまだエレアコでは未開拓のエフェクターではあるので、さまざまな挑戦が出来るエフェクターであるとも言えます。


ちなみに、歪みエフェクターは種類があり、歪みの強さの順番で
オーバードライブ<ディストーション<ファズ
となるのですが、エレアコで使うのであればオーバードライブを使うのが良いでしょう。
ディストーション、ファズはエレアコで使うと、音にすらならなそうで使うのも怖いです笑



では、エレアコで使う歪み系エフェクターのオススメを最後にご紹介。
オススメ、と言っても実際にプロアコギタリストが使っているのを確認できたものを紹介しています笑

BOSS OD-3


BOSS定番のオーバードライブです。
takoも使っていますが、うっすらかけることで適度な歪みを出す事が出来ます。



BOSS BD-2


先に紹介したOD-3よりも、少し低音が太く聞こえます。
こちらはジョンゴムというプロギタリストが使用していました。




はい、というわけで今回はルーパーとオーバードライブについての紹介でした。

エフェクターに関するお話は今回で終わりです!

全部読んでいただいた方ありがとうございました!


ではでは!




【コーラス、エンハンサー】続々々・アコギ、エレアコでエフェクターを使うことについて語る

2020-02-04 12:03:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


前回記事からの続きです!
今回はコーラス、エンハンサーのお話!



〜コーラス〜
モジュレーション系、揺らぎ系と言われるエフェクターです。
ディレイがやまびこ音のように音を遅れさせるものだとしたら、コーラスは同じ音を同時に出す、と言ったところでしょうか。
同じ音を二重に出しているような効果があります。まるで12弦ギターを弾いたような音になる、と表現されることもあります。

コーラスもエレアコでは定番のエフェクターです。コーラスをかけることで音に厚みが出ますし、より煌びやかな音を作る事が出来ます。

また、コーラスをかけることによるハウリングの影響がほとんどない、というのも特徴です。
リバーブやディレイのように、かけ過ぎることで直接ハウリングの原因になる事が少ないので、エレアコに使うエフェクターとしては非常に使いやすいでしょう。


ちなみに、コーラスと同じ仕組みでフランジャー、トレモロといったエフェクターもあります。どちらも、コーラスと大まかな仕組みは同じなのですが、コーラスは同じ音を同時に出すのに対し、フランジャー、トレモロは超短時間の中で音の位相をずらしたり、原音に連続的に変化する遅延音をまぜたりして、音に揺らぎを与える効果があります。
「ウワァン、ウワァン」とか「デュイーーーン」みたいな音になります(相変わらず文字だとわかりづらい笑)
このような、音に揺らぎがあると、やっぱりエレアコではハウリング等のトラブルが起こりがちです。
「コーラスをかけることによるハウリングは起こりにくい」と先に書いたものの、コーラスエフェクターの中には、設定次第で、ややフランジャーっぽくなったり、ややトレモロっぽくなったりするものもあるので注意が必要です。



では、エレアコに使われるコーラスのご紹介。

MOOER ( ムーアー )
Baby Water



これは前回記事で紹介してるので割愛します。



L.R.Baggs 
Align Series Chorus


エレアコユーザーお馴染み、L.R.Baggsのコーラスです。
エレアコサウンドを損なわないさりげない豊かさを出す事ができるコーラスです。
飛び道具的に使うのには向いていませんが、エレアコ用に設計されているので、ハウリング等のトラブルは少ないようです。


MAXON 
ASC10 Ambient Stereo Chorus





エレアコ用コーラスとしてかなり評価の高いアナログコーラスエフェクターです。
設定出来る幅も広く、サウンドメイキングが出来て、設定次第で音にうねりを与える事も出来る優れものです。





〜エンハンサー〜
あまり聴き馴染みのないエフェクターかもしれません。
エンハンサーとは、上下の倍音を作り出して、実音にミックスするエフェクターです。
要は、音に厚みを出すためのエフェクター、ということになります。
聴いてすぐにわかる効果は生み出すわけではなく、音を調整するためのエフェクター、という位置づけが正しいでしょう。

エレアコの音はいわるゆピエゾっぽい音と言われ、平たい薄い音になりがちです。エンハンサーは音に厚みを出してより豊かな響きを与える役割を果たします。


具体的な製品を紹介すると、個人的にはエレアコのエンハンサーと言えば、この一択です。



基本的にはかけっぱなしで使います。ツマミは1つ。エンハンサーの効き具合を調整するものです。
僕の中では12時から少し左に回したあたりがちょうどいいです。
エレアコユーザーは一度騙されたと思って取り入れてみてください。



はい、というわけで、今回はコーラスとエンハンサーのお話でした!

ではでは!次回に続きます!



【リバーブ、ディレイ】続々・アコギ、エレアコでエフェクターを使うことについて語る

2020-02-03 11:24:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


前回記事からの続きです。今回はリバーブ、ディレイのお話。


〜リバーブ〜
エレアコをそのままアンプやPAに繋ぐと、響きのない平べったい音がします。
そもそもアコースティックギターは、そのボディで弦の音を反響させて豊かな深みのある音を出す楽器なので、エレアコなどの弦の音だけをラインで出力すると、ボディの鳴りを拾うピックアップやマイクを使わない限り、響きのない平坦な音になります。
リバーブは音に残響音を与えて、平坦な音に深みを与えるエフェクターです。
リアルなアコースティックギターの音を作るためには、ある意味これも必須のエフェクターです。

こちらのエフェクターもエレアコ用マルチエフェクターにはだいたい付いてるエフェクターなのですが、マルチに付いているリバーブと単体のリバーブでは、いわるゆリバーブの"効き"が全然違います。
単体エフェクターでのリバーブは、マルチのおまけ的に付いているリバーブとは違い、リバーブの中でも様々なモードが選べるものだったり、深ーくかけてお風呂場みたいなウァンウァンさせるような音を作ったり出来ます。
リバーブ一つとっても奥深いので、ハマればハマるほどキリがないエフェクターですね。

ただし、リバーブはかけ過ぎには注意です。極端な設定にすれば、独創的な音を作り出すことも出来ますが、かければかけるほどハウリングに悩まされることになります。また、かけ過ぎれば音がモコモコモワモワしてしまい、何を弾いているのかさえわからなくなることもあります。エレアコでリバーブを使うときはエレキギターよりも繊細な調整が必要です。
通常使いであれば、うっすらかけるのが定石ですね。



エレアコ用のリバーブの定番は以下の通りです。

Mooer WoodVerb


アコースティックギター専用に設計されたリバーブです。
ナチュラルなプレートリバーブ“Reverb”、モジュレーションエフェクトが加わったサイケデリックな“Mod”、そしてリバーブにフィルターを組み合わせ、風が渦を巻くような効果を作る“Filter”の3モードがあります。
リバーブで設定出来る範囲もそれなりに広く、サイズも小さいのでエフェクターケースのスペースをとりません。お値段もお手頃なので、リバーブにこだわる第一歩としてはかなりいいかもしれません。


Strymon blueSky


プロでも愛用者が多いというハイクオリティなリバーブです。
やや高価ですが、デジタル感のないクリアなリバーブ感が評判です。
リバーブモデルはplate、room、spring さらにモジュレーション系でnormal、mod、shimmerのモード切り替えが可能。
これはぜひ試してみたいリバーブです。




L.R.Baggs 
Align Series Reverb


エレアコユーザーならお馴染みのメーカーL.R.Baggsのリバーブです。
先の2つのリバーブのように極端にモード切り替え機能などはありませんが、4つのつまみで自分好みのリバーブが作れます。
生音にこだわる人はぜひ。


〜ディレイ〜
ディレイもアコースティックギターでは割と使われるエフェクターです。リバーブに比べると音がかなり変化するので、リアルなアコースティック音を作る際には必要のないエフェクターですが、エレアコとの相性はかなり良いです。

ディレイはいわゆる"やまびこ音"を作り出すエフェクターです。
ポーン、ポーン、ポーン、ポーン、ポーン………
みたいなイメージですね(文字で表すとわかりにくいです笑)

ディレイは、やまびこの音の音量や、音の間隔、音の持続時間などが設定できます。あんまり極端にディレイの音を大きくしたり、ディレイの継続時間を長くすると、音がごちゃごちゃしてとても聴いていられない音になってしまうので、味付け程度に使うのであれば、うっすらリバーブと組み合わせてうっすらかけると、洞窟の中にいるような幻想的な音を作り出す事が出来ます。

多機能なディレイをつかえば、ディレイ音の間隔と自分の演奏のテンポを合わせて、1人で複数のフレーズを弾いてるかのように聞かせることも出来たり、あえてリバーブをかけずに平たい音にディレイをかけて機械的な音を作ってみたり、様々なアイデアが生まれるでしょう。

個人的にはアイデア次第で様々な効果を作り出すことが出来る万能エフェクターだと思っています。

なお、ディレイもリバーブと同じくかけ過ぎには注意です。これも当然ハウリングなどのトラブルを起こす大きな原因になります。
しかし、リバーブとは違い、ディレイにおいては極端な設定が思わぬ効果を生み出す事が多いです。設定を極端にして効果的なディレイを生み出すのを狙うのであれば、ハウリングなどのトラブルを避けるためにスタジオなどで綿密に音作りをする必要があります。



エレアコで使われてる定番ディレイは以下のような感じです。


Mooer Baby Water


こちらも先に紹介したMooer WoodVerbと同じくアコースティックギター専用に設計されたエフェクターです。後日紹介するコーラスと一体となったエフェクターです。
デジタル感の少ない自然なコーラスとディレイの音がします。

モードは5つ搭載されています。
・Chorus:シンプルなコーラスエフェクト
・TRI-CHI:3ヴォイスでより深いコーラスエフェクト
・ECHO:シンプルなディレイエフェクト
・CH-DL:コーラスとディレイを組み合わせたエフェクト
・DL-CH:ディレイエフェクトの後にコーラスをかけたエフェクト

この小さなエフェクターでモードも選べて、ディレイタイムもフィードバックの音量もディレイの間隔も幅広く設定出来るので、ディレイはこの一台で充分と思えるほどです。
直感で使いやすく初心者にもおすすめのディレイです。




TC ELECTRONIC 
Flashback 2 Delay 

 
ディレイエフェクターの中でも人気の高いのがこちら。
TC ELECTRONICのエフェクターはエレキ用のディレイエフェクターでありながら、エレアコとも非常に相性が良いです!
2290/ANA(アナログ)/Tape(テープ)/DYN(ダイナミック)/MOD(モジュレーション)/CRYS(クリスタル)/RVS(リバース)の6つのディレイ機能に加え、ルーパー機能も付いており、さらにはPCから取り込んだ設定を読み込むことができるTonePrintスロットが3つ付いています。
さらにさらに、MASH機能というスイッチを踏み込むことで、設定パラメータを変化させて派手な音を作り出す機能も搭載されており、これ一台でかなり色々と遊べます笑
初心者にとっては少し難しいかもしれませんが、音で遊ぶ楽しさを開花させてくれそうな一台です!




なお、同シリーズでシンプルなディレイもあります↓


はたまた、ディレイモードや機能がかなり増えたモデルも↓
こうなればもう使いこなすのに時間がかかりそうです笑





はい、というわけで今回はエレアコと相性の良いリバーブとディレイのお話でした。

ではでは!


【イコライザー、コンプレッサー】続・エレアコでエフェクターを使うことについて語る

2020-02-02 12:42:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


前回の記事では、エフェクターそのものの話にすら入れなかったので、今回はエフェクター一つ一つについて語っていきたいと思います。

前回、最後にエフェクターの種類を以下のように分類しました。

あった方がいいもの
イコライザー
コンプレッサー

あると便利なもの
リバーブ
ディレイ
コーラス
エンハンサー
ルーパー

あまり一般的ではないもの
オーバードライブ


では、順番にお話ししていきましょう。


イコライザー〜
イコライザーがエフェクターに分類されるのかどうかは正直自信ないのですが…笑

イコライザーはあなたが発する音の全てを左右する重要なものです。

アンプやPAに繋ぐ際には必ずあった方が良いです。

しかし、「あった方が良い」と言いながらも、実は一般的に売られてるエレアコには、簡単なイコライジング機能は内蔵されてたりします。

アコギ本体の側面につまみがついてたりしますよね。
だいたい3つぐらいのつまみになってて「ボリューム」「HI」「LOW」となってるか、「HI」「MID」「LOW」となってるのがほとんどです。
んで、一般的にはこのイコライザーを使ってエレアコのラインの音を生音に近づけようとするわけですが、まぁ、こだわりがなければMIDを少し下げれば生音に近づく!というのが定説なので、大体はこれで済ましてる人も多いかと思います。

しかし!

このイコライザー、奥が深い。

本気で音作りを目指す人にとっては、つまみが3つだけ(以下、3バンド)では思ったような音作りが出来ないのですよ!


もっとそれぞれの音域を細かく設定したい!
という方には、イコライザーを別で購入すると良いでしょう。

例えば、エレアコの定番のイコライザーはこちら↓


ま、これプリアンプに分類されちゃうんですけど笑

でも、これはイコライジングを5バンドで設定出来るのです。
3バンドに比べてさらに細かく設定が出来るのがお分かりかと思います。


さらに細かく設定するには、こちらのBOSSのイコライザーのみの機能をもつエフェクターも定番です。



さらにさらに!

僕が1番イコライザーの中でびっくりしたのはこちら↓


なんと10バンド!
気になる音をピンポイントで調整したいという方は、これ一台で済むでしょう。



ただし、注意が必要なのが、バンド数が増えれば増えるほどイコライザーの操作は難しくなります。
めちゃめちゃ良いイコライザーを買ったからと言って、単純に繋いだだけで良い音になるわけではありません。むしろ、訳もわからず極端な設定にすると、音の質がまるっきり変わって、無茶苦茶な音になることもあります。

1番基本的な機材でありながら、1番練習や試行錯誤が必要になる機材となります。
まずは、アコギ本体やマルチエフェクターに付いているような簡単なイコライザーで色々と試してみて、そこからこだわりが出てきたら専門のイコライザーを取り入れるのがいいでしょう。




〜コンプレッサー〜

コンプレッサーって意識しないとすごく地味なエフェクターなんですが、これも非常に重要なエフェクターです。
何をするエフェクターなのかと言いますと、一言で言うと「音のムラを無くす」効果があります。
具体的には、大きすぎる音を抑えて、小さすぎる音を大きくして、全体の音を均一化するエフェクター なのです。

そんな音量調整も弾き手がコントロールすれば良いと思われがちなのですが、アコギの性能によって出やすい音、出にくい音がありますので、均一化した方がより生の音に近づけられます。

ボディヒット音やタッピング音などはどうしてもエレアコの性能に左右されるので、スラム奏法などの特殊奏法をやる人にとっては必須ですよ。


ちなみに、昨今発売されているエレアコ用のマルチエフェクターにはコンプレッサーが付いているものが結構あります。
↓これ、僕が使ってるマルチエフェクターですが、簡易なコンプレッサーが付いています。



コンプレッサーもイコライザーと同じように極端な設定にすると逆に不自然な音になるので、欲しいマルチエフェクターを買ってそれにコンプレッサーがついてるのであれば、それで済ませるというのもアリです。
ただ、やっぱりこだわりがあるなら単体のコンプレッサーを買った方が良いですね。



さて、コンプレッサーの定番はこんな感じになりますね。

↓ダイナコンプっぽい音がする、と言われる個性的なコンプレッサーです。




↓エレキだけでなくエレアコで使用してる人からも割と評判のいいコンプレッサーです。他のコンプレッサーに比べるとやや高価です。




はい、というわけで、今日はイコライザーとコンプレッサーのお話でした。


次回はリバーブからお話します。



ではでは!