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映画と渓流釣り

2020キネマ旬報ベストテン


先日、キネマ旬報の2020年ベストテンが発表されましたので、いつもの様に自分の審美眼と照らし合わせてみました。

キネ旬の事だから、てっきり一等賞は大林監督の遺作「海辺の映画館」だと思っていたけど、意表をついて黒沢監督作品「スパイの妻」だった。
此のところ、公開するタイミングが必ずしも映画館第一とは限らず、Netflix筆頭に配信サービス会社制作のものは言うに及ばず、BSなどで先にお披露目されてから劇場版となる作品に優良なものがあるようだ。今回のベストテンも「スパイの妻」「アンダードッグ」「本気のしるし」と三本もランクインしている。何となくTVの総集編ぽくて敬遠していたが、今後は考えを改める必要がありそうだ。

結局選者選出の10作品の内、観たのは「朝が来る」「罪の声」「アルプススタンドのはしの方」の三作。「空に住む」の選出は読めなかったけど、それ以外は色々なところで名前が出ていたから、多少順番に納得のいかないところがあるにせよ順当な結果だと思う。外国映画は「パラサイト」「1917」「TENET]を観ているが、そもそもそんなに観ていないからまっとうなコメントも出来ない。
読者選出に関しては、このところ組織票が流れ込むようになってしまい信頼度が低くなった。今回の選出も「天外者」は低評価であったのに、三浦春馬ファンの票がかなり集まったのだろう。「コンフィデンスマンJPプリンス編」も同じく。「ミッドナイトスワン」の評判はそこそこ良かったけど、ジャニーズ票が動いたのは明らかだ。10位の「糸」もキネ旬読者らしからぬ選出だけど、菜奈ちゃんが良かったからまあいいか。4位〜9位は順当だと思った。

家の奥様のベストテンと被っていたのは「TNET」「燃ゆる女の肖像」「はちどり」「異端の鳥」「ストーリー・オブ・マイライフ」の5作品。流石です。

個人賞
水川あさみは嬉しい受賞。「喜劇 愛妻物語」は観てみたいと思った。蒔田彩珠の衝撃と宇野祥平の安定感に納得の受賞。森山未來も役者としてまた一段登った感がある。


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