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相場下落の原因、サブプライムだけなのか?

2007-12-23 18:48:26 | 証券税制
 前週末、いくらか戻したものの、この下落の原因はサブプライムによるものだけとは思えない。

 というのも証券税制で、とても個人投資家優遇とは思えない、バカげた結論が出ようとしているからだ。
 
 譲渡益への課税が10%から20%に倍増というのは、長期的に株を持って大きな利幅取りを目指す個人投資家にとって最悪の事態である。

 思えば2003年にスタートした今の証券税制は、個人投資家軽視、極まりないものだっただけに、これが決まった02年から03年にかけて日本の株価は大暴落した。

 なんで、こうした歴史を日本の政治家は勉強していないのだろうか?

 まあ、この時の歴史から学ぶのなら、下げるだけ下げて底を打つ(02~03年の場合は、03年の春だったが)を待つしかないのだろう。

 しかしながら世の中、うまくできているもので、仮に日経平均が今年、一挙に2万円以上を取りにいったとしたら、これから株を買い貯めていく若い年代の投資家にとっては最悪の事態になったのである。

 いうまでもなく、高値を買うと目先的に儲かっても、トータルでは絶対に儲からないからだ。

 よって、この軟調な相場は「チャンス!」であることに間違いはない。

 ただし、50歳を超えている私は、持ち株に利食いできるものも、まだ少なくないし、吹いたら、それを売って、別の安いものを買うだけだ。

 積極的に仕込む必要はない。いやらしい言い方だが、高みの見物を決め込む。

 もちろん勧めはしないが、根性のある若い投資家にとって、今後の軟調相場は大きな買いのチャンスとなるはずである。

 買う気がしない、というのは私も何度も経験していることなのだが、結局は“根性のあるヘソ曲がり”だけが勝ち残るのだ。

 

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