多摩爺の「時のつれづれ(睦月の31)」
オミクロン株なのに死者が増加
なんとなく想定どおりなんだが、年末年始の休暇が終わって、社会が動き始めると、
比較的落ち着いていた新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染者数が、
年末年始の休暇前の状況に戻り・・・ ここにきて20万人を超える規模で感染者が出ている。
オミクロン株が猛威を振るい始めたのは、
ちょうど昨年の今ごろの・・・ 第6波からだった。
その後・・・ 夏に第7波がやって来て、そしていまが第8波の真っ只中なんだが、
そのいずれもが、オミクロン株だから、随分長い付き合いになってしまった。
第6~7波と、第8波の対策で・・・ 大きく変わったのは、
本来なら、入院勧告(隔離)すべき、5類の指定感染症であるにも拘わらず、
症状が軽くて済むということから、
第7波の後半から、医療崩壊を避けるため、自宅療養が主流となっていることではなかろうか?
私を含めて・・・ きっと、多くの方々が、
軽症で済むというアナウンスに、高を括っていたと思うが、
ここにきて亡くなられる方が、日々過去最大を更新している現実を目の当たりにし、
なめてかかると、大変なことになりそうな気配を感じるようになってきている。
亡くなった方々の数を、いったいどのように捉えればいいのか、
いま・・・ それが、ちょっと悩ましい。
第5波で猛威を振るった、毒性の強いデルタ株と比較して、
第6~8波のオミクロン株は、毒性が弱いものの、
感染率がデルタ株の比ではないぐらい高いことは・・・ 皆が知っていたので、
感染者数の増加は、さほど気にならなかったが、
亡くなる方がここまで増えたのは・・・ 正直想定外といっていいだろう。
医療従事者じゃないので、詳しい理由は分らないが・・・ 一般的には、
感染者数が2倍を超えても、死亡率が半減以下になったら、死者数の増加はないが、
死亡率が半減してないから、感染者数の増加にともなって死者数が増えていると思われる。
これは、小学生でも分る・・・ 簡単な算数だが、
年代別の死亡率で、想定外を捉えるのか、
年代別の死者数(絶対数)で想定外を捉えるのかによって・・・ その脅威は違ってくるが、
感染者数が増えれば、亡くなる方が増えてくるということだけはハッキリと分った。
東京の感染者数は、年末年始休暇前の状況に戻ったものの、
爆発的な感染状況には至っていないが、地方は日々最大数を更新しているようだ。
学生を除き、帰省した方々の大半が、既に帰京していることから、
自宅待機が求められている期間が過ぎる、来週末から月末にかけて、
楽観過ぎるかもしれないが・・・ 感染者数はピークアウトに向かうだろう。
とはいえ、気になるのは・・・ いま現在、感染が大爆発している大陸からの訪日者である。
先週、総理は今日(8日)から、水際対策を強化するといってたが、
空港検疫の情報公開と、感染が判明した者への対応を、厳格に進めて欲しいと願ってやまない。
世の中は、抗原検査キットを購入し、自己管理せよとの方向に向かっているが、
一方でそれは、たいしたことがなかったら、
病院に行かず、自宅で待機せよと言ってることに等しい。
自宅待機している方々が増えるということは、
公表されてる感染者数から洩れてしまった、潜在的な感染者がたくさん居るということであり、
感染者にカウントされないまま、死亡者にだけはカウントされているのである。
改めて思うに・・・ 過度に恐れる必要はないものの、
正しく恐れることに、細心の注意を払うことを、少し疎かにしてなかっただろうか?
亡くなっているのは人であって、
数字ではないことを、もっと直視すべきだろう。
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