多摩爺の「時のつれづれ(弥生の29)」
ちゃぶ台返しは勘弁してくれ!(徴用工問題について)
今週の月曜日、日韓両国で長い間、縺れに縺れた徴用工問題について、
半島の政府は・・・ 政府の傘下に支援する財団を設けて、財源を確保し、
この国の企業に求めていた賠償金を取り下げるとともに、
財団が代わって賠償金を支払い・・・ 積年の課題を解決すると発表した。
この発表を受けて、この国の政府は、
「同案件は、同国の国内問題であって、他国にあっては関係のないことだ。」と、
にべもないコメントを発表している。
そりゃ、そうだろう。
そもそも両国の間には・・・ 1965年に締結された「日韓請求権協定」により、
5億ドルの経済支援を行うことで、先の大戦から20年を経て、国交の正常化が図られた経緯があり、
その協定には・・・ 両国並びに、両国民の間で生じる請求権は、
完全且つ、最終的に解決した(なくなった)との文言が記されている。
ところが、全て解決済みであったにも拘わらず、韓国内での精算がなかったことから、
その後は、誰もが知る展開で進み、慰安婦や徴用工の方々が名乗り出て、賠償金を求めると、
「謝罪が先だ。」と知恵を付ける者が現われ、国内問題を国家間の問題にすり替えるとともに、
それをビジネスにしてしまうんだから・・・ もう、わけが分らない。
結局、そのまま・・・ いまに至ってしまったが、
こういった悪循環を断ち切るとしたら・・・ それは、今回の解決策のように、
同国(韓国)の国内の問題として、自ら身を切る決断をするしかなかったのではなかろうか?
それでも、野党や一部の当事者は「尊厳と名誉の回復のために、心からの謝罪がまず先だ。」と、
鼻息が荒く、益々戦う気満々だが・・・ あえて申し上げるとするなら、
求めたい謝罪は、この国(日本)ではなく、
あなた方の国(韓国)であることを、しっかり学んでいただきたい。
歴史に学べが口癖で、そもそも論が好きな国民性であるにも拘わらず、
両国の政府間で解決済みだったはずの問題を、勝手に解釈し直したうえに逆恨みをして、
トンチンカンな裁判を起こすと、司法は政治と世論の動向を窺い、同調してしまうんだから、
表現がキツくて申し訳ないと思うが、信用し難い国になってしまった。
この問題でストレスを溜めた、この国の国民の1人としては、
細かいことを言えば切りがないし、いつまでも、引きずっていくわけには行かないので、
今回下した韓国政府の判断を、受け入れるしかないと思っている。
アメリカ大統領だって、この解決案を歓迎しているんだから、
同盟国であるこの国が、信用できないとするのは・・・ さすがに大人気ないだろう。
唯一の不安は、これから先に、ちゃぶ台返しは起こらないのか・・・ と、いうことだが、
同国の大統領は1期5年しか務めることができないことから、
昨年就任した大統領は、4年後には必ず入れ替わるため、
ちゃぶ台返しが起こらないという保障はないが・・・ その時は、その時である。
「物乞いするような金は受け取らない。」という、威勢が良い徴用工もいるようだが、
この先、いくら意地を張っても・・・ 現職大統領の任期はあと4年あり、
賠償金を貰った徴用工を横目でみながら、自らの思いを遂げようとするのなら、
最低でもあと4年は耐えるしかなく、それを理解しているのなら、それはそれで致し方ない。
意地を張って、頑張り続けることまで・・・ 否定するものではないが、
そもそも論で、その矛先をこの国に向けることが、大きな大きな間違いであって、
そのことに一日も早く気づいて欲しいと、願ってやまない。
そのうえで、いったん決着した問題で・・・ 再度、訴訟が起こせるものなのか?
1965年に締結された「日韓請求権協定」に続き、
今回(2023年)同国政府が決定した、代理支払い案まで覆すことができるのかと思うが、
それで国際社会に通用すると思うなら、どうぞお好きにしてくださいだろう。
そしてもう一つ、保守系の方々が気にしていることに、
この案で決着すると、徴用工ではなく募集工だったという論理が、崩れてしまうことだろう。
そもそも自発的な応募ではなく、強制的な徴用だったという、言葉の行き違いがが引き金を引き、
謝罪を求める要因になっているともいわれているが・・・ これを払拭するのは難しい。
思い込んでる人々に、いくら説明しても聞かないわけだから、水掛け論の応酬は致し方ないが、
韓国内でお金が精算されて、時の経過するとともに、
そういった声が小さくなっていくことに、期待するしかないのかもしれない。
残念だが、こればっかりは如何ともし難く、
どこまで行っても、すれ違いを解消することはできないのかもしれない。
いずれにしても、この国からすると、いい迷惑だったわけであり、
他国が決めた、他国の国内のことだから、それをどうのこうのという権限もない。
よって、この国の今後に支障ががなければ、それなりにお付き合いをすれば良いだけである。
結局は、韓国が自ら求めて、戦後最大にまで悪化させた両国の関係について、
それじゃ拙いと気づいて、自ら改善しただけのことであって、
独り相撲じゃ国益にならないことに・・・ ようやく気がついたんだと思う。
正常な隣国関係に戻ることは、けっして悪いことではないが、
それでも、どうしても・・・ ちゃぶ台返しをしたいのであれば、
この国が相手にすることはないので、独り相撲を取っていただくしかないが、
その覚悟だけは、持っていただければありがたい。
長い時間を要したが、ようやく落としどころに落ち着いた。
ただそれだけであり、それ以上でも、それ以下でもないのではなかろうか?
本音を言えば、信用できない国なのに、信用するしか解がないというのが現実であり、
無責任なオチで恐縮だが・・・ 成り行きに任せるしかないのかもしれない。
韓国には、飢えてる民よりもミサイルを重視する、親北朝鮮の勢力が半数近くいるし、
街中の其処彼処に北のスパイが、普通に身を潜めて居る国でもある。
そう捉えるなら、ある日突然、事態が一変することをも十分にあり得るので、
過度の期待は、持たないに越したことはないだろう。
穿った視点になるかもしれないが、そういった視点で捉えれば、
両国関係が改善されたことは、大変に喜ばしいことではあるものの、
それも、次の大統領選挙までであり、厄介な隣国であることに変わりはなさそうである。
長々と講釈を垂れてしまったが、記した内容はあくまでも個人的な思いであって、
本件に対してコメントを頂戴しても、議論するつもりはないので、
申し訳ないが、了解願えればありがたい。
追伸
全くの余談だが、19日から総理がインドを訪問することで調整してるとの報道があった。
表向きは、5月に広島で開催されるG7に向けての地ならしと、
つい先日、インドで開催されたG20に、外務大臣が出席せずメンツをつぶしてしまったことへの、
フォローアップを兼ねているとの報道だが・・・ 果たして、それだけだろうか?
ひょっとしたら・・・ 国会の質疑がない21日(祝日)の前後に、
アメリカ軍もしくは、NATO軍の協力を得て、
ウクライナを訪問できる目途が立ったのではなかろうか?
あくまでも推測の域を出ないが・・・ この報道を目にした瞬間、
「それ、あるな。」という囁きが、どこかから聞こえてきた。
さて、どうなることやら・・・ ウクライナに行くなら、これがラストチャンスではなかろうか。
仰るとおり、私もそう思ってますが、
慰安婦のときには、両国の協議で歩み寄りしましたが、
今回は相手からの提案ですから、ちょっと事情が違うと思っています。
ちゃぶ台返しがあっても、こちらは何も提案してないし、協議すらしてないわけですから、
そのときは、とっても恥ずかしい独り相撲を取っていただければ良いだけだと思っています。
とにかく信じられないお国です。